つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

ギリシャ壺 マジョリカ壺

2017年04月18日 | ギリシャ壺 マジョリカ壺

 

 

 

雨の後は強風そしてまた雨、展覧会4日目にしてやっと穏やかなお天気になりました。

1月よりは3月、3月よりは今回と、少しづつ温かくなっているせいでしょうか、、

ご来店のお客様も多くなっています。

 

久しぶりにギリシャ壺をだしてきました。

香月泰男作品との相性も良いようです。

 

 

アプリア陶器

南イタリアのギリシャ人は植民地を建設して以来長い間本土ギリシャから陶器を輸入していました。

しかし紀元前5世紀半ばすぎ頃からギリシャの陶器(アッティカ陶器)に範をとった赤像式陶器が製造されはじめ

紀元前4世紀末まで続いたといわれています。

流派も5つに分かれ、そのなかで遺品数1万点を超すといわれるアプリア陶器が主流を占めていきました。

絵の部分を赤褐色の素地のままに残し、周囲を黒く塗りつぶして,絵の内部の線を細い筆で描いて抑揚をつけて仕上げるという新技法。

それまでの黒像式に比べて非常に自由で豊かな表現力を有する描法であったため,隆盛したといわれています。

 

当店のこの作品はカンタロスと言われる酒杯で、植物の蔓のような取手と比較的高い脚をもっているのが特徴です。

この頃の絵付けのテーマはギリシャ神話などから取られたものが多く、ここに描かれているのも供物を手にした有翼のニケ、イルカに乗ったアリオンのようです。線描がゆったりとしていて何とも優雅です。

 

イタリアの約2300年前の酒杯が今にある不思議。

ギリシャ壺、マジョリカ壺が当店にある不思議。

美しいもの、綺麗なものは何としても『今』『ここ』に生き残ってくれるものです。

なんだかとても感謝の気持ちでいっぱいになります。

 

 

どうぞいつでもご覧になりにいらしてください。

 

※ アプリア赤像式陶器 カンタロス 高さ30㎝ 

※ マジョリカ壺(イタリア18世紀 ベニスマジョリカ 人物文花瓶)  高さ 22.5㎝

 

 

 

 

 

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