佐賀大学病院放射線科アンオフィシャルブログ 〜さがの読影室から〜

放射線科医の日常や、診療紹介、推薦図書などをご紹介します。問い合わせ先等、詳しくはカテゴリー「はじめに」をご覧下さい。

再構成画像について-5 Maximum intensity Projection(MIP)とは

2008年04月03日 22時03分32秒 | ホームページ 再構成画像について
 Maximum intensity Projection(MIP)

 CT値(または信号強度)の最大値を示すものを投影する表示法です。下の画像は脳血管のMRアンギオグラフィー(MRA)をMIP表示したものです。このように信号強度が高いものやCT値の高い部分のみが描出されるので、画像がシンプルで見やすいという利点があります。



 この他、脳動脈瘤やもやもや病の診断や経過観察の際には、観察の対象範囲のみを取り出したPartial MIPを作成する場合もあります。
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再構成画像について-4 Curved Multi Planer Reconstructionとは

2008年03月30日 08時04分00秒 | ホームページ 再構成画像について
Curved Multi Planer Reconstruction(CPR)


 MPRの一種で、蛇行した面や局面に沿って断面を再構成する方法のことです。
 ミミズのように3次元的に曲がりくねったものをプレスして平面状に投影したようなものです。

   

左の画像は単純なMPRで作成した冠状断像、右は左の頚動脈に沿ってCPRを作成したものですが、左の画像では左頚動脈が一部しか見えていないのに対し、右の画像では頚動脈全体が描出されています。
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再構成画像について-3 Multi Planer Reconstruction (MPR)とは

2008年03月29日 08時42分23秒 | ホームページ 再構成画像について
Multi Planer Reconstruction(MPR)

 直訳すると多断面再構成となります。多数のスライスから別の様々な断面を切り出す方法です。



上の画像が基本となる横断像(元画像)です。下の2枚が多数の横断像を元に、異なる断面を作成したものです。



 様々な断面から観察することにより病変の形態や位置の把握が用意になります。
特にボリュームレンダリングでの描出が困難な病変の観察によく使っています。
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再構成画像について-2 ボリュームレンダリングとは

2008年03月27日 06時59分51秒 | ホームページ 再構成画像について
 ボリュームレンダリング(VR)とはVolume法を用いて画像を三次元に構成する方法です。といっても分かりにくいと思いますので実際の画像(腹部のCTとそれを元にした腹部動脈のVR像)をお見せしながら説明したいと思います。



 通常のCT画像とは左の画像のように身体を横断面で切ったように撮影されています。この画像をみると分かるようにCT画像というのは白黒の濃淡で表示されています。この白黒の強さはCT値と言う客観的な数値で表せます。ボリュームレンダリングでは、各画像のCT値に応じて様々な色づけをし、連続した多数の画像を重ね合わせて表示しています。

 右の画像では、血管や骨、腎臓などが写っており、これらは左の画像では白い部分(CT値が高い部分)に相当し、逆に黒い部分は写らないように処理されています。反対に黒い部分のみに色づけをするといった処理も可能です。
 
 日常臨床でよく3D CTと言われているのがこの処理方法です。病変を立体的に表現できるので手術前のシミュレーションや患者さんへの説明などに有用と思われます。
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再構成画像について-1 再構成画像とは

2008年03月25日 07時32分00秒 | ホームページ 再構成画像について
 再構成画像とは

 CTやMRIの画像を加工して、病変を立体的に表示したり様々な角度から観察するようにしたものです。画像を加工するには専用のソフトやワークステーションが必要で、メーカーによって機能に違いはありますが、大きく分けて以下のような加工法があります。

・ボリュームレンダリング(VR)
・Multi Planer Reconstruction(MPR)
・Curved Multi Planer Reconstruction(CPR)
・Maximum intensity Projection(MIP)
・Virtual Endscopy(VE、仮想内視鏡)

 当科では依頼に応じてこれらの画像を作成しています。他科の先生でも読影室に来られてご自分で作成されている方もいらっしゃいます(実際に治療や検査手技をされる先生が作成されるほうが、有益な情報が得られやすいと思います。3DCTを依頼することは多いが、いままでワークステーションを見たことも触ったこともないという先生がおられましたら、一度読影室に足を運んで頂けたらと思います)。

 AZEにて画像加工中の光景 もやもや病Partial MIP作成中

 *以前ブログにアップしたVR画像のご紹介は以下をご覧ください
当科での画像処理について-3D作成編-
 
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