株のお話

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日本アルカテル・ルーセント、 周防ケーブルネットにG-PONソリューションを供給

2008-10-13 12:34:28 | Weblog










アルカテル・ルーセント、国内初の商用設置としてG-PONソリューションを供給
山口・周防ケーブルネット向け


(2008年7月22日、クアラルンプール FTTH Council APAC 同時発表)

 日本アルカテル・ルーセント株式会社(本社:東京都品川区、社長:マーティン・ジョーディ)は、山口県のCATV事業者、株式会社周防ケーブルネット(本社:山口県柳井市、代表取締役社長:山内 治)より、G-PON(Gigabit Passive Optical Network=ギガビット光アクセスネットワーク)ソリューションが選定され、設計・システム統合・設置を含む供給契約を受注したことを発表しました。この新しいネットワークシステムは、今月から開始する同社の高速インターネットサービスおよびデジタルTV放送サービスを担うもので、G-PONが実用稼働する国内初の商用設置導入例となります。

 現在、国内で広く一般に導入されているGE-PONによる下り帯域が1Gbpsなのに対し、2.5Gbpsと圧倒的な帯域を実現するG-PONの導入は、1,000万以上のFTTH加入者を有し、高速ブロードバンド接続の普及で世界の最先進国の一つである日本のエンドユーザーに対し、次世代の新たな体験をもたらすものです。

 周防ケーブルネットの代表取締役専務、金井哲明氏は次のように述べています:
 「業界をリードするアルカテル・ルーセントのG-PONソリューションを導入することにより、当社は、ハイビジョン映像や、高速インターネットサービスなど、ユーザーのニーズを満たす先進のサービスを提供することができます。」

 本契約に基づき、アルカテル・ルーセントは「7342 ISAM FTTU(インテリジェント・サービス・アクセス・マネージャー ファイバ・トゥ・ザ・ユーザー)」ソリューションを設置します。本7342 ISAM FTTUソリューションは、映像、データの混在するトラヒックを単一ファイバー上で円滑に伝送し、加入者宅内の終端装置にまで、現在、一般市場に広く提供されうる最大値2.5Gbpsの下り帯域幅を可能にし、G-PONテクノロジーを最大限に発揮する性能を持っていますおり、また、家屋内やビル内への引き込み、モバイル・バックホールにも対応する幅広い光終端装置(ONT’s)も用意されています。

 日本アルカテル・ルーセントの代表取締役社長、マーティン・ジョーディ(Martin Jordy)は次のように述べています。
 「日本でG-PONテクノロジーが実用稼働する初の導入例に当社が関与できることは大変意義深く、光栄に思います。GE-PONよりさらに大容量スループットへの高い許容性と、サービス品質(QoS)を兼ね備えたG-PONシステムにより、加入者は次世代のトリプルプレイ・サービスの楽しみを満喫することでしょう。」

 アルカテル・ルーセントは、世界各国で80件を上回るFTTxプロジェクトに携わっており、うち60件以上がG-PON案件となっています。米ベライゾン、仏フランス・テレコム、韓ハナロ・テレコムなど、世界のサービス・プロバイダ大手がアルカテル・ルーセントのG-PONソリューションを導入しています。また、海外の電力会社、地方自治体でも同G-PONソリューションが選定されています。


■G-PONについて
 G-PONとは、ITU-T G.984で標準化されているPON規格であり、下り帯域が最大2.5Gbps、上り帯域が最大1.2Gbpsの伝送速度を有します。下り帯域はGE-PONの2倍以上の速度であり、64分岐時で20kmの伝送距離を実現します。また、GE-PONでは標準化されていない、"1芯3波"伝送(上り/下りデータ信号用に2波、下り放送信号(RF信号重畳)用に1波を使用)も、G-PONでは標準化されていることから、データ信号伝送のみならず、放送信号伝送も含めて、高汎用性を提供するPON方式といえます。


<柳井地域の現状と事業の必要性>
 柳井市は高速交通体系からの乖離などの地理的条件や、少子高齢化などの要因として地域の活力は低迷している状況にあり、テレビの受信状況や高速ブロードバンドの整備も不十分であり、情報格差が生じている地域となっています。
 しかし、市民の情報社会への関心は高く、国の「e-japan戦略」に沿いインターネット環境が整備されテレビのデジタル化をひかえ受信希望の多様化に対応するため、市では地域情報化の推進を掲げ、ケーブルテレビの整備促進を図ることを重点施策とし(株)周防ケーブルネットがこれを担うこととなっています。


<アルカテル・ルーセントについて>
 フランス・パリに本社を置くアルカテル・ルーセント(Alcatel-Lucent)は、2006年12月に、仏アルカテルと米ルーセント・テクノロジーが合併し誕生したグローバルな通信ソリューションプロバイダーです。豊富なノウハウを持つグローバルサービス部門と、業界最大規模の研究開発、技術革新部門を有し、全世界の通信事業者、一般企業、政府機関などに対し、音声、ビデオ、データ通信サービスを実現するエンド・ツー・エンドの通信ソリューションを提供しています。また、固定/移動および統合ブロードバンドネットワークの構築をはじめ、IP技術、アプリケーション、サービスなどの各分野で世界をリードしており、家庭内、オフィス内、移動中を問わず高度な通信サービスを実現します。
 世界130ヶ国以上でビジネスを展開。2007年度の売上高は177億9000万ユーロ。
 URL:http://www.alcatel-lucent.com/(グローバルサイト)


<日本アルカテル・ルーセント株式会社について>
 日本アルカテル・ルーセント株式会社は、次世代のネットワーク・サービスに向けて、IP、ワイヤレス、マルチコア、アプリケーション、オプティカル、アクセス、エンタープライズ、サービスの分野で事業を展開しています。グローバルにおける豊富な経験のもと、各事業分野で信頼性の高いソリューションを提供し、通信事業者、一般企業、政府機関などお客様のネットワークを幅広くサポートします。
 所在地:〒141-6006 東京都品川区大崎2-1-1 ThinkPark Tower 6F/代表取締役社長:マーティン・ジョーディ(Martin Jordy)/資本金:4億円/従業員数:約300名/URL:http://www.alcatel-lucent.co.jp/(日本サイト)


◆本件に関する読者からのお問い合わせ先:
 日本アルカテル・ルーセント株式会社
 TEL:03-6431-7000 FAX:03-6431-7022
 E-mail:jpmarcom@alcatel-lucent.com


*参考画像あり。