
山高帽子を被ったホテルのコンシエルジェのお兄さんに、「新潟で一番いいキャバクラってどこですか?」と尋ねてみた。すると、このコンシエルジェは「少々お待ちください」と言いつつ、フロントの奥へと消えていった。10分ほど経過したところで、「お客様、一番いいと申しますのは、お値段が一番高いと言う意味でございましょうか?」と逆質問してきたので、「ええ、高けりゃいいんです」と即座に答えた。するとコンシエルジェは「古町の国際ビルかプラザ8−IIビルあたりに行きますと、その手のお店が多数あるのですが、どこが一番いいかという事になりますと、その情報を握っているスタッフがたまたま今日は非番でございまして」と言いながら、具体的な店名を挙げるのを何とか免れようと必死であった。タクシーに乗り込み、運転手さんに「新潟で一番いいキャバクラを教えて下さい」とお願いしたら、「いやあー、私はすっかりマイホームパパをしてましてね、それらの情報には疎いんですよ」と、この運転手さん、しきりに恐縮してみせた。新潟も景気が悪いらしく、週末の夜の9時過ぎにも関わらず、古町の繁華街にはほとんど人影がなく、客待ちのタクシーだけが行列を作っていた。タクシーの運転手さんは、問わず語りに「年末はこれでも今まで以上の売り上げがあったのですが、年が明けてからはさっぱりですよ。特に1月の松の内が明けてからの落ち込みが激しいですね。一番稼いでいる運転手仲間ですら、今年はぜんぜん駄目だと言ってるくらいですから」と言いながら深いため息をついた。
ホテルのコンシエルジェに教えられた地点でタクシーを降り、運転手さんが指示した小道を強烈な北風を受けながら歩いて行ったら、右手に「プラザ8−IIビル」と言う表示が見えた。このビルの1階に、無料の風俗案内所があった。案内所とは言ってもキャバクラやパブなどの紹介を専門に扱う比較的健全なる案内所である。内部にはキャバクラの案内パネルが所狭しとびっしりと張られていた。ここのスタッフに「古町で一番高いキャバクラを紹介して下さい」とお願いしたら、お兄さんは、高級キャバクラ「オルテイナ」のパネルを指差しながら「お客さん、古町ではこちらが一番高額なキャバクラになります。60分6,000円ですがよろしいですか?」と上目使いでこちらの懐具合を探ってきた。何だ安いじゃないか!「それでいいよ」と、即座に筆者が答えたら、「ではお一人様、これから入れるかどうか、今お電話で確認いたしますね」と言いつつ携帯電話をダイアルし始めた。ものの1分もたたないうちに、「お客様、今から入れるそうです」と、このお兄さん、はずんだ声を挙げた。何だか宿を予約せずにきた観光客が、佐渡汽船の総合案内所前で、当日の宿の手配をしてもらっているような感じがしてきた。この案内所も客を紹介すれば、いくばくかのマージンが入る仕組みになっているのであろう。やがて安っぽいフリースを羽織ったお兄さんの先導でイタリア軒にほど近い、西堀通り前9番町にあるシャトービルの5階へと向かった。エレベーターに一緒に乗り合わせた、いかにも金のなさそうな、安っぽい黒のダウンを着込んだあんちゃん様5人組は一つ上の階のキャバクラへと消えて行った。
ホテルのコンシエルジェに教えられた地点でタクシーを降り、運転手さんが指示した小道を強烈な北風を受けながら歩いて行ったら、右手に「プラザ8−IIビル」と言う表示が見えた。このビルの1階に、無料の風俗案内所があった。案内所とは言ってもキャバクラやパブなどの紹介を専門に扱う比較的健全なる案内所である。内部にはキャバクラの案内パネルが所狭しとびっしりと張られていた。ここのスタッフに「古町で一番高いキャバクラを紹介して下さい」とお願いしたら、お兄さんは、高級キャバクラ「オルテイナ」のパネルを指差しながら「お客さん、古町ではこちらが一番高額なキャバクラになります。60分6,000円ですがよろしいですか?」と上目使いでこちらの懐具合を探ってきた。何だ安いじゃないか!「それでいいよ」と、即座に筆者が答えたら、「ではお一人様、これから入れるかどうか、今お電話で確認いたしますね」と言いつつ携帯電話をダイアルし始めた。ものの1分もたたないうちに、「お客様、今から入れるそうです」と、このお兄さん、はずんだ声を挙げた。何だか宿を予約せずにきた観光客が、佐渡汽船の総合案内所前で、当日の宿の手配をしてもらっているような感じがしてきた。この案内所も客を紹介すれば、いくばくかのマージンが入る仕組みになっているのであろう。やがて安っぽいフリースを羽織ったお兄さんの先導でイタリア軒にほど近い、西堀通り前9番町にあるシャトービルの5階へと向かった。エレベーターに一緒に乗り合わせた、いかにも金のなさそうな、安っぽい黒のダウンを着込んだあんちゃん様5人組は一つ上の階のキャバクラへと消えて行った。







