佐渡の翼

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ラトリエ・ドゥ・ジョエルロブション(東京六本木)   投稿者:佐渡の翼

2013年10月27日 05時51分51秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記

ケンパの格言ならぬ「ゲンバの格言」で有名なのが、「リーダーと言う者は、空気を読むのでは無く、それを作る者」である。確かにそうだ、下っ端は空気を読めないと生き残れないが、組織のリーダーは、そうした空気を作る能力のある人で無ければなるまい。そんなリーダーとて、下積みの頃は組織の空気を読むのに必死だったろう。上手く空気を読む修練を何度か積むと空気を作れるようになる。そして良いリーダーとは美味い空気を作る人でもある。自公が政権を奪還するまでは美味い空気を作れない首相が続いたが、この3年5ヶ月間は一体何だったのだろう?

さて、筆者は、5月26日、予約した上で、前回門前払いを食わされた、六本木ヒルズにある「ラトリエ・ドゥ・ジョエルロブション」を訪ねてみた。このお店は、ミシュランガイドでも★が付いたレストランだが、恵比須ガーデンプレイスにあるジョエル・ロブションよりは気軽にフレンチが楽しめるお店である。午前11時40分頃にお店にお邪魔したら、カウンター席へと案内された。店内は、見事に赤と黒で統一され、まるでスタンダールの世界のようだ。案内役のおねーさんは、伊勢丹の店員さんと同じ、黒のジャケットとパンタロン姿で、ウエイターは赤のネクタイと黒のスーツ、そして厨房内のスタッフは、赤シャツと黒パンツと言ういでたちで、赤い椅子に、黒のゴム製のテーブルクロス、赤い苺に赤いリンゴ、これに赤い靴を履いた女の子と異人さんでも現れたら、完全に童謡の世界である。窓際にいくつかテーブル席はあったものの、スモークガラスで外からは見えにくい構造になっており、ちょっといかがわしい雰囲気すら漂ってくる。カウンターは20席ほどあり、先客は二名の中年カップルだけ。何だ全然空いてるじゃん!筆者は、アミューズ・ブーシュ、前菜、メインで2950円也のメニューCを注文した。サーブしてくれたお兄さんは、筆者のデジイチを見るなり、「凄いカメラですねえ~、ソニー製ですね、するとレンズはカールツアィスですか」と、少しはカメラを知ってそうな事を言った。そして、「僕もお金を貯めて、一眼レフを買いました。ペンタックスですけどね」と続けた。ちなみに、プロカメラマンは、キャノンかニコンを選ぶのだそうだ。アミューズは、豚の煮込みのカナッペ。たった二個しかなく、これっぽっちかと言う感じだ。籠の中には自家製パンがウサギの形に盛り付けられていて可愛い!メインには「くろ鯛のソテー」を選んだ。底に、イベリコ豚のソースで煮びたした茄子を敷き、その上にソテーした黒鯛を乗せた後、一番上に和製ルッコラとグリーンマスタードを乗せてあった。このお料理は物凄く美味しかった。お兄さんは、綺麗な写真が撮れるようにと、スポットライトの真下に当たるカウンターの最上部にお料理を置いてくれた。ソニーα99のようないかにも高そうなカメラ持参で行くと、客扱いが明らかに違ってくる。写真を撮り易いような配慮をし、上客扱いをしてくれるからだ。佐渡の四季さんも、この手で、ラ・プラージュの女将の心を掴んだのかもしれない。デザートには、「ヴァニラのたっぷり入ったクレームブリュレにフランボワーズのソルベをのせて」をお願いした。パレスホテルのグランドキッチンで食べたクレームブリュレの味わいが舌の底に滲みついている尺度で評価するならば、焼き加減が今一歩と言う感じであった。メイン料理だけが強く印象に残ったお店だが、いい感じの写真がたくさん撮れたので、満足感に浸りつつ、気分良くお代の3245円を支払い、このレストランを後にした。

10月27日の日記:今日は台風一過で東京地方は秋晴れが広がるとの予報だが、佐渡地方は午前中はぐずつく模様だ。筆者は本日、日本橋で開催予定の「大江戸活粋(かっき)パレード」を見物する予定である。この台風、どうやら冬を持って来たようで、今朝の最低気温は12度近くにまで冷え込み、思わずハロゲンストーブのスイッチを入れてしまった。東京で暮らし始めて13年になるが、10月の下旬に暖房器具を使用したのは今年が始めてである。10月はハロウイーン、11月は七五三とクリスマスイルミネーション、12月は年越しの準備と、季節は慌しく過ぎて行く。そして何かと出費の嵩む季節でもある。セフレとの密会を楽しむだけの独身貴族の筆者には、クリスマスケーキやおせち料理などは全く無縁の存在である。そして年末に預金通帳の残高を見ながら「何でこんなに貯まってしまったのだろう」と溜息をつくのが常である。なお、ツイッター(簡易投稿サイト)は究極の馬鹿発見器とも言われているが、佐渡でもツイッターでつぶやく馬鹿がいるようであり、これらを総称し、「バカッター」なる造語がある。

筆者の新しいセフレ「香奈子」ちゃん。背後の手は、帝国ホテルの「レセゾン」のフランス人シェフ。


プレゼントをもらって大喜びの香奈ちゃん。お年は28歳。なお、昨年12月のブログ記事では、この女性の名前を「ゆきちゃん」と表記し読者を騙した事をお詫びしたい。

お店の入口、この画像はコンデジ写真です。

りんごと氷のオブジェ

前菜

パン

ミルクパンを取った

デザート

カウンター席




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