
不景気で極端にお金を使わなくなった佐渡島民の中には、携帯電話の通信料を安く抑えるために、「佐渡の翼と言うブログに佐渡の食べ物屋ネタが掲載されたらメールで知らせて欲しい」と、友人に依頼する人がいるのかもしれない。誰かが「おい、今日、佐渡の翼に畑野の扇寿司が載ってるぞ」とメールで知らせると、その人は「それでどうだった?」と返信するだろう。「春日寿司とどっこいどっこいだって」と教えると、「ふ〜ん」でお終いになるが、これが「麺好や ゆうじ」や「キャバクラパレス」の話題なら、すぐに当ブログにアクセスして貪るように記事を読むであろう。当ブログへの訪問者数の一過性の増加のからくりは、あんがいこんな事かもしれない。デジタル社会になり、パソコンで文章を書くことが常態化すると、漢字を忘れ易くなる。これは誰しもが経験するネット社会の弊害の一つである。同様に、当ブログの記事内容を安易に信じ、それを検証しない人が増えるのも弊害の最たるものだろう。何故ならば、ブログ記事内容に疑問を感じ、あえて不味いと判定されたお店へ行って味の検証をする人々が減れば、当ブログが佐渡島内の飲食店を支配してしまいかねないからだ。当ブログを愛する人々がいる反面、徹底的に当ブログを毛嫌いする人がいるからこそ微妙なバランスを保ちつつ、その人気を維持できているのかもしれない。
さて、筆者は、12月4日、予め予約した上で銀座のシャネルビルにある「ベージュ・アラン・デュカス」を訪ねてみた。このお店、ミシュランガイドの2012年度版では★★に昇格した。場所は銀座松屋通りのシャネルビルの10階にある。デュカス氏が提案したのは、日本の食材の特性を生かしつつ時代の先端を歩むフランス料理だそうだ。午前11時半丁度にお店に到着。1階に受付があり、予約の有無を尋ねられるので、かなり敷居は高そうだ。入り口前の道路脇にメニューが掲示されており、コースは3種類あるが、最低でも8000円とかなりお高い!メニューを見ただけで思わず尻込みしてしまいそうだが、シャネルのブランド品を持ち歩く階層の人々にとってはどうと言う事のない値段であろう。店内は確かにベージュ色の椅子とテーブルで纏められており、BGMなどはなく、落ち着いた雰囲気である。筆者は、窓際ではない二人掛けのソファー席へと案内された。窓からは同じ高級ブランド「ブルガリ」のビルが良く見えた。筆者の左方には、30代おねーさんと40代おばさんの二人組みが着席しており、遅れて、どうみてもシャネルには似つかわしくない、おばあさん集団がやってきた。この集団の幹事おばさんが会食代の現金などを回収しまくっていたが、その行為がお店の静かな雰囲気を完全にぶちこわしていた。











