佐渡の翼

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広島行きANA 673便のCAさん達   投稿者:佐渡の翼

2014年11月25日 03時24分12秒 | ANA国内線プレミアムクラス搭乗記

すると、右翼席担当のCAさんがご挨拶にやって来て「今日も一番乗りですね」と声をかけた。筆者は大きく頷きながら「いつもの事ですよ」と応じておいた。例によってフライトログの記録を依頼した。するとCAの鈴木さんは「お客様、ログ帳のようなものはお持ちでしょうか?」と問うて来たので、筆者は「いいえ持っていません、絵葉書の裏に簡単に書いて頂ければそれでけっこうですよ」と答えた。8時10分に飛行機の扉が閉まり、定刻の8時15分丁度にプッシュバックを開始した。同時刻に羽田を出る長崎行きの便の出発が5分遅れたのは、広島便の後に出るためだったと言う事がこれでようやく分かった。機体は10分のタキシング後、take offを開始。窓外は雲ひとつなく晴れており、ばっちりと下界の風景を撮影出来た。最初に多摩川が見え、次いで富士五湖の一つである山中湖が見えた。だが、箱根を過ぎたあたりから停滞する前線の中に入ったため、外は一面の雲だらけ。8月20日に広島市の北部を襲った土砂崩れ災害の記憶が冷めやらないまま4日が経過していたので8月24日の日曜日は流石に広島の雨は止むだろうと踏んでいた。が、東京は晴れていたものの、広島は曇りがちで午後には雨との最悪の天気予報に変わっていた。

筆者は早々に撮影を諦め、食事の準備に取り掛かった。取り出したテーブルは見事なスカイブルーで何となく可愛い!しかもこのテーブルは前後にスライド出来るのだよ。東北新幹線のグランクラスでもこんなテーブルはない!エコノミー席では飲み物が配られるだけのサービスだが、プレミアムクラスでは朝食と飲み物が提供される。メニューは長崎便と全く同じで、あごだし入り乳麺と枝豆ご飯。しかしだな、週代わりとは言わぬが、月代わりでメニューを変えるくらいの配慮はあってしかるべきではないのかね、ANAさん!エコノミーよりも15,000円高い金を払っているんだからさあ~。とまあ~愚痴はこのくらいにしておき、食事が済むと、多分暇だからなのだろう、チーフパーサーの池田さんが筆者の席に近づいて来て、跪いた後「お客様、本日広島観光に行かれると担当のCAから聞きました。私広島出身ですので何かお役に立てれば」と申し出てくれた。筆者は「ええ、厳島神社と原爆ドームの二つの世界遺産を見学に行く予定なのです」と答えると、「お客様、それでしたら、広島駅の南口に出て、路面電車にお乗りになり、終点の宮島口駅で降りるとよろしいかと思います。するとカーフェリーが待っておりまして、それに乗れば10分ほどで宮島に到着します。すると鹿とかが居て」と妙な事を言った。奈良公園ではあるまいに、何故厳島神社付近に鹿とかがいるのか?一瞬不思議に思ったが、広島出身者が言うのだから間違いあるまい。更に池田さんは「宮島では名物の穴子を食べるんです。牡蠣も有名ですが夏はちょっと」と続けた。筆者が「広島駅から宮島口駅まではどのくらいかかるんでしょうか?」と尋ねたら、池田さんは「最近行っておりませんのでよく分からないのですが、20~30分ほどかと」と答えた。ところが広島出身のくせにこれがとんだ嘘っぱちだったのだ。30分と言うのはJRで行った場合の話で、路面電車の広島電鉄(通称広電)で行った場合は1時間近くかかる。彼女は所要時間に関してはJRと混同していたのであろう。まあよい、30分ほどの間違いは、彼女の美人顔に免じて許すとしよう。ANA便は、1時間09分の飛行時間の後に広島空港に着陸した。かなりのhard landingであったが、悪天候の際は、ある程度positiveにlandingした方が安全であり、ふわりと着陸するばかりが能ではない。そして着陸後6分で到着ゲートに横付けした。到着は定刻の9時40分であった。筆者は降り際に鈴木さんからフライトログを受け取ったが、鈴木さんは対象年齢3歳以上の「飛行機風船」をお土産にくれた。筆者の事を飛行機フリークな子供と感じたのだろうか。広島出身のCPの池田さんは、去り際に筆者の目を見ながら「どうぞよいご旅行を、そしていいお写真もたくさん撮って下さい」と言いながら見送ってくれた。ちなみにこの日のフライトログに寄れば、機長は岩見、副操縦士は鵜飼で、プレミアムの乗客が3名に対しエコノミーには187名が搭乗していた。

追記:2014年4月に、故郷の広島から佐渡市両津に移住し、写真撮影に専念する人が開設したブログがある。「写真便り 佐渡発」と言うタイトルのブログで、書き手のペンネームは「堅香子庵」と言う。ブログは今年の5月から始まっているが、30年の野草撮影の経験を生かし、佐渡の花々を中心にした見事なプロ級の写真を掲載している。花や置物、コップなどの単品の撮影は単焦点レンズ使用でターゲットだけを狙い、前ボケ、中ピン、後ろボケで撮影している。ブログのアドレスはこちらだが、佐渡なびブログアクセスランキングには未登録である。花以外にも佐渡の風景や皆既月食などを撮影しており、写真の腕前は筆者などその足元にも及ばないが、あの華岡清史郎さんをも遥かに上回っている。「佐渡の四季」に強力なライバル出現と言ったところか。筆者はこのブログの書き手さんは定年退職を機に佐渡へ移住した人ではないかと思っている。撮影機材はCanon EOS 7Dをご使用になっており、それであれだけの写真をお撮りになるのだから、Canon EOS-1DXで撮影した写真をひけらかす筆者などは小馬鹿にされているかもしれない。5月から毎日更新しているブログだが、さすがに本格夜景撮影はEOS-1DXに敵わないと見たのかどうか、今の所その種の画像は掲載されていない。ただ、筆者はこの「堅香子庵」さんに一言感想を述べさせて頂きたいと思う。花の写真を撮る時の「前ボケ、中ピン、後ろボケ」の手法はけっこうなのだが、それを風景撮影にまで持ち込む事には違和感を覚えている。奥行きがあってこその風景であり、そこはパンフォーカスに写すべきではないだろうか?相川の時鐘楼と旧地裁のレンガ塀を写すのに塀の手前をボカす必要があるだろうか?筆者は風景撮影に関しては華岡君の方がセンスは上だと思う。

着席直後のプレミアムクラス席

続々とエコノミークラスの乗客達が

搭乗して来る

チーフパーサーの池田さん

足元は長崎便に比べるとちと狭い印象

読書灯

シートコントローラー

足置き台まで付いている

隣の62番ゲート

食事サービスが始まるまで寝ている人もいるのだろう

機内サービスが不要の人だっているだろう

離陸直後の東京上空、写っているのは多摩川と思われる

調布の飛行場と思われる

地形から判断すると山中湖と思われる

青テーブルの上に置かれた朝食

アゴダシ入り乳麺

アップルジュース

枝豆ご飯

飛行中のプレミアムクラス。1A席の乗客のビジネスバッグがちらりと見える

1A席の乗客はリクライニングしているために姿が見えないだけ

リクライニングを起こした状態なので客の姿がほんの少し見える





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1 コメント

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Unknown (禁止事項)
2022-05-26 06:00:42
勝手に人の写真をあげないで下さい。 迷惑ですよ。

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