五十路おやじの洋楽日記

50代のおやじ二人が綴る70年代ロックを中心とした身辺雑記。

Pierced Arrow / The Rides

2016-10-29 16:38:50 | Album Review
ザ・ライズのセカンドアルバムが今年出ていたのだが、アマゾンさんもメールで教えてくれなかったので数ヶ月遅れて購入。ザ・ライズはスティーブン・スティルス(g,vo)、ケニー・ウェイン・シェパード(g,vo)、バリー・ゴールドバーグ(Key)の3人によるブルースロックバンド。2013年にファーストアルバムがリリースされた時はスティルスの復活に欣喜雀躍したものだったが、その時点ではこのバンドが継続的な形態なのか、それとも一時的なユニットなのかわからなかった。40前のシェパードはともかく残りの二人は老齢の親爺。特にスティルスはCS&Nの活動も並行しており昨年は来日公演も行なっているから、次のアルバムが出る可能性は低いだろうと思っていたのだ。だからこれは嬉しい誤算。

1. Kick Out Of It
2. Riva Diva
3. Virtual World
4. By My Side
5. Mr. Policeman
6. I've Got To Use My Imagination
7. Game On
8. I Need Your Lovin'
9. There Was A Place
10.My Babe
(Bonus Tracks)
11.Same Old Dog
12.Take Out Some Insurance
13.Born In Chicago

プロデュースはメンバー3人に加えてジャクソン・ブラウンのバックも務めていたベーシストのケヴィン・マコーミックがあたっており、この4人は殆どの楽曲の作者としてクレジットされている。ボーカルはスティルスとシェパードが分け合っているようだ(ゴールドバークは歌っていない模様)。このアルバムでは二人のボーカル曲が交互に配置されており、まずはスティルスがボーカルの「Kick Out Of It」でスタート。エッジの効いたサウンドは今回も健在。前作でもブルース一辺倒ではなく「Search And Destroy」「Rockin' In The Free World」といったストレートなロックナンバーが配されていたが、今回も「Virtual World」ではCS&Nのようなコーラスワークを聴かせたり、「Mr. Policeman」ではアップテンポで快活なロックナンバーを披露したり、ブルースロックアルバムにこうした曲を収録するのは意見が分かれるところだろうが、僕はブルース血中濃度が高くないので丁度良い箸休めになった。
ゴールドバークが旧作をセルフカバーした「I've Got To Use My Imagination」はこのアルバム中、出色の出来。粘っこいギターソロの歪んだ音色に痺れる。「ブラックナイト」みたいなリフの「Game On」もファンキー且つブルージーで良い。
日本盤のみ収録のボーナストラック3曲はいずれもスティルスのボーカルだが、本編と遜色ないナンバーばかり。だから輸入盤より日本盤がお買い得。

ファーストアルバムのような新鮮味はないが、バンドとしての安定感を覚える一枚。聞くところによるとクロスビーとナッシュが仲違いしたので、CS&Nの活動は当分なさそうだ。現在のCS&Nに価値を感じない僕としては寧ろ朗報、スティルスも退路を断たれてザ・ライズの活動に専念できるだろうからね。願わくば、また3年後ぐらいに次のアルバムを出してほしい。

(かみ)
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