五十路おやじの洋楽日記

50代のおやじ二人が綴る70年代ロックを中心とした身辺雑記。

Rose Of Cimarron / Poco

2017-07-16 10:27:27 | Album Review
「Rose of Cimarron(シマロンの薔薇)」は1976年に発表されたポコの通算11枚目のアルバム。エピックからABCレコードに移籍してからの2枚目にあたる。メンバーはポール・コットン、ティム・シュミット、ラスティ・ヤング、ジョージ・グランサムの4人。

1. Rose Of Cimarron
2. Stealaway
3. Just Like Me
4. Company's Comin'
5. Slow Poke
6. Too Many Nights Too Long
7. P.N.S. (When You Come Around)
8. Starin' At The Sky
9. All Alone Together
10.Tulsa Turnaround

アナログでのA面はラスティ・ヤング、B面はポール・コットンが4曲づつ提供し、ティム・シュミットの曲がAB面それぞれに1曲づつ配されるという構成で、この頃からヤングとコットンの二頭体制が確立しつつあったようだ。特に「Cantamos」で本格的に曲作りを始めたヤングの成長がめざましい。表題曲の「Rose Of Cimarron」はポコの代表曲のひとつとなったし、後年エミルー・ハリスにもカバーされている。6分ぐらいの長い曲だが、静かに始まり各メンバーが代わる代わる交互にボーカルを取りドラマティックに終わる名曲。この曲をFMラジオで初めて聴いた40年前の夏の夕暮れの空を思い出す。「Company's Comin'~Slow Poke」のメドレーは客演したアル・ガースのフィドルが活躍する、ヤングお得意のカントリーナンバー。
後半のコットン作品はスワンプ感満載で、これまで以上に泥臭いナンバーが並ぶ。そんな中でシュミットの「Starin' At The Sky」が軽快で実に清々しい。彼の楽曲の中で僕がいちばん好きなのはマイナーコードの曲では「Cantamos」に収録された「Bitter Blue」だが、メジャーコードの曲ではこの曲。

この4人のラインアップはポコの第三期ということになり、都合5枚のスタジオアルバムを残しているが、僕にとっては「Cantamos」とこのアルバムが二大双璧。どちらもカントリー色の強いアルバムだが、「Cantamos」がカラリとした西海岸を感じさせるサウンドなのに対して、このアルバムはフィドルやドブロの多用もあり、ブルーグラスっぽい南部のサウンド。
西海岸と南部の気候の違いは、昨年カリフォルニアとジョージアにそれぞれ旅行して体感した。カリフォルニアの乾いた空気感に比べてジョージアの空気はしっとりと湿り気があり、郊外の森も緑が濃い。そんな違いが2枚のアルバムには感じられる。

(かみ)


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