りりあんのめーぷるしろっぷ

季節感あふれる身辺雑記。

〇日遅れの・・・

2017-05-20 | Weblog
四日も遅れてしまいましたが、35歳のお誕生日、おめでとうございます。
昨年は蜷川さんのことがあって、happyなだけの日とはいきませんでした。
あれからもう一年たったのですね。容赦なく時は流れていきます。
この一年,悲しみに浸る間もないのでは・・・と思うほど、次々にさまざまな役に挑み、駆け抜けてこられたような印象があります。
いまは連続ドラマも絶賛放送中で、誕生日の翌日には公開間近な映画の華々しいジャパンプレミア。
これからもエネルギッシュに俳優道を突き進んでいかれるであろう、その姿を追っていける喜びを改めて噛みしめています。

「リバース」原作を読んだときは、これを連続ドラマにするにはストーリーを大幅にふくらませる必要があるだろうと
思っていましたが、脚本にオリジナル部分がたっぷり加えられ、予想のつかない展開があれこれあって、楽しく視聴しています。
某テレビ局のドラマ批評で、深瀬の演技について、蜷川の呪縛が解けて・・・と評している方がいて、
この発言をされた方は褒めているつもりでしょうが、いささか疑問に思いました。
蜷川の呪縛などと都合よい言葉を使い、偏ったイメージに捉われた観方をしているのは、あなた方なのではありませんか、と。
経歴上、やむを得ないのかもしれませんし、善くも悪くも師匠の影響は計り知れないものがあることは否定できないとは思いますし、
俳優個人にさして興味がなければ、感情のふり幅の大きい演技にしか目が向かないのも仕方のないことかな、と溜息まじりに思ったり、
今回は役柄が目新しいので、これまで目を向けてこなかった細かい演技に目を向けやすいのかな、などと思ったり。
そういうもどかしさを感じるのはファンならではなのでしょうね。
それでも、上橋さんが帝の演技について、ブログで驚くべき演技と評され、「表情ひとつで つかのま 命を消してみせました」と
書かれていたのは、ファンとしては心強く、うれしく思いました。

少し前にイギリスの王立演劇アカデミー(RADA)のドキュメンタリーを観たのですが、番組でインタビューに応じた元校長が
舞台と映像の演技の違いを問われて、同じだと答えていました。違うのは演技をする環境だけだと。
多くのカメラに囲まれて演技をする映像の場合、慣れが必要なので、RADAでは慣れるための授業を行っていると。

一昨日は大きなスクリーンで「ジュリアス・シーザー」を観てきました。アントニーも苦しみ悩みながら作りあげた役でしたね。
弔辞を述べる場面はもちろんですが、市民にシーザーのむごたらい遺骸を見せる場面のシーザーのマントをはねる手つき、
ブルータスの骸にゆっくりと差し伸べる手、戦闘場面での剣のさばき方など、所作と間の取り方がとっても好きだったな、と改めて思いました。

この記事に続けるのは少しためらいもあるのですが・・・
私事ではありますが、4月28日夜、叔母が永眠しました。
入院も長期におよび、衰えていく姿を見ながら、quality of life などということをしばしば考えさせられましたが、
享年97、がんばって、よく生きたなと思います。


 
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2 コメント

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りりあんさん、、、 (RUMI)
2017-05-22 12:07:50
叔母さまのこと、心からお悔やみ申し上げます。
ご冥福をお祈り申し上げます。

何度かこちらでお話されてきたことから、りりあんさんのお芝居好きのきっかけを作ってくださったのは叔母さまだったのかなと思っています。
確か3代目猿之助のファンでいらした。当月、大阪で勘九郎七之助兄弟と4代目とが舞台を務めているのですが、初日、観にいらしたそうですよ。お体大変なのはもちろんなのですが、「あの役をやりたい」とお付きの方におっしゃったとか。そのお気持ちが凄いですよね!少し前に渡辺保の『戦後歌舞伎の精神史』という本を読んでとても面白かったのですが(当代の吉右衛門・仁左衛門・玉三郎にも多くの紙数を割いておいでです)、叔母さまでしたら、ここで書かれていた亡き諸優の舞台の多くをご覧になってらしたのかもしれないと思いました。

上橋さんのブログ記事、私も当時読んで、とてもとても嬉しかったです!
通り一遍のと言うか安直なと言うか「こう言っとけばいいでしょ」みたいなイメージが一般的にはついていて、私たちとしては何とも飲み込みがたいことが結構ありますよね。ただ、当のご本人はたぶん、そういう外野の声には淡々としてらしてて、一方でファンの方たちとはコミュニケーションを取ってちゃんと声を聴いてらっしゃる。りりあんさんが以前おっしゃっていたように、ぶれない核を持って、またたくさんの新しい役に取り組んでいただきたいです。

先日のスイッチインタビュー、長塚圭史×舟越桂、ご覧になりました?夏の舞台、ますます楽しみです♪
>RUMI (りりあん)
2017-05-23 00:46:50
お悔やみの言葉、ありがとうございます。以前から叔母のことでは、たびたびお気遣いいただいていました。心より感謝申し上げます。

三代目猿之助(それと当時は中学生だった四代目)への入り口は叔母でした。その少し前から、売り出し中だった玉三郎・孝夫コンビに惹かれて歌舞伎座に通うようになっていたのでした。当時の沢瀉屋は明治座で公演していました。三代目の芝居への情熱は、ちょっと鬼気迫るものがありますね。
そういえば、蜷川演出を最初に観たのも叔母がきっかけでした。
『戦後歌舞伎の精神史』面白そうですね。教えていただいて、ありがとうございます。

>当のご本人はたぶん、そういう外野の声には淡々としてらしてて
そうなんですよね、たぶん。ふだんは流していられるのですが、ときどき、うんざりして、つい感情的な発言をしてしまい、反省しています。

スイッチインタビュー、見逃しました。残念! 再放送がないか調べてみます。

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