人生すべてが「やってみた」

「やってみた」人生を自叙伝にして出版します。
幻冬舎の舘野晴彦取締役が好きです。よろしくお願いします。

◎秋元康はなぜ沈まない。

2017年07月15日 | マイストーリー
そもそも秋元康の作る歌は、水前寺清子っぽいなあと私は思います。
AKBのビジュアルに惑わされているだけで、生足きれいな女の子が地声で歌う『恋するフォーチュンクッキー』には、「明日は明日の風が吹く」などという、手垢ベッタベタな言葉が平気で紛れ込んでいます。「人生はワンツーパンチ汗かきベソかき歩こうよ♪」の方がまだ洗練されている。『恋するフォーチュンクッキー』はだって「カモンカモンカモンベイビー」なんですから。ちなみに秋元康とは、美空ひばりの名曲『川の流れのように』を作詞した人でもあります。
以前タモリやマツコ・デラックスが、西野カナの歌詞を酷評していました。「今」流行りの歌の歌詞は、センスに鋭敏な人からすると相当にやばいのです。
ところで、小室哲哉さんがなぜ失速したのでしょうか。
私は「宇多田ヒカルが出てきたから」ではないと思います、小室さんのコアなファンが年を重ねたから。
そして秋元さんが手垢べったべたの言葉をなぜ平気で使うかは、「今」、「誰にでも」刺さる言葉を探してるからだと思います。 
小室さんは突然消えたって感じですけど出方はもっとで、突然!現れたんです。ロンドンかどっかで流行ってたダンスミュージックに、高いというだけでなくキンキンした声のボーカリスト限定、当時アラウンド20(?)、団塊ジュニアですよね、非常に狭いターゲットだけに届く広告を打った。最初他の世代はぜんぜん知らないし解らなかったんだけど突然ヒットチャート最上位にあらわれたもんだから、売れてる慣れてくで世間に浸透していった。           そういう意味では最初は秋元さんも同じなんですけど、つまり、オタクのメッカ秋葉原で、会える、握手できる地下アイドルだったんですから非常に絞り込んだターゲットからはじまった。だけど秋元さんは、”今風に”かっこいい人なんですよね。昔風ではめっちゃださい!(笑) 本は読まない、洗練された音楽は聞かない、会話のボキャブラリーもあまりない、そういう人たちにも解る、刺さる言葉でヒットだけを狙ってる。タモリさんマツコさんのようなセンスに鋭敏な人からすると「これはないよな~」と失笑するようなボキャブラリーを平気で歌詞にぶちこんでくる。「今」「誰にでも」ですから、もし多くの日本人が本をたくさん読むようになり(それはたぶんないけど(笑))、言葉に鋭敏になっていったとしたら、秋元さんの歌詞はそれにあわせて精度をあげてくるでしょうね。
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