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トルコ法相がアメリカ司法長官に、ギュレン送還に関する書簡を送った

2017年02月23日 | 国際
2月23日 ベキル・ボズダー法相が、アメリカのジェフ・セッションズ司法長官宛てに、在米の説教師フェトフラー・ギュレンの送還に関して書簡を送りました。ギュレンは2016年7月の未遂クーデターの首謀者と考えられています。

 Hurriyet

書面で、ボズダー法相は、ギュレン送還に関して、トルコのアメリカへの期待をくり返したと、法務省情報源がHurriyet紙に語りました。法相はまた、ギュレンンの送還は両国の関係の進展に大いに貢献するだろうとも書いています。

トルコ政府は送還の前に、ギュレンを一時逮捕するよう要請し、トランプ政権との新たなイニシアティブの一環として、要請の根拠となる追加資料も送っていると、ボズダー法相は言っています。ボズダー法相によると、ギュレンがクーデターに関与している追加証拠の中には、コードネーム“シャプカ”証人の証言もあるそうです。クーデター計画はギュレンの指示の下、アンカラのさる別荘で準備され、主要な容疑者の1人アディル・オクシュズによってアメリカに送られたと、シャプカは証言しています。

ボズダー法相は、ギュレンの一時逮捕と送還手続きを早急に終わらせることは、両国の協定によって行われるはずと強調して言います。書簡では、ボズダー法相は、セッションズ司法長官の就任を祝い、新政権下での両国の友好関係の継続をトルコ政府は期待していると言いました。

トルコはアメリカ政府の要請に応じて、アメリカに証拠を示し、ギュレンの送還を要請しています。2016年8月末、アメリカ側が関連資料を調査するためトルコを訪れました。ボズダー法相も、この問題を話し合うため、2016年10月、訪米しています。


トルコは世界第10位の交通渋滞国

トルコは交通渋滞のひどさで世界第10位になりました。INRIXの調査によると、2016年、トルコのドライバーたちが交通渋滞で過ごした時間は、平均34時間だそうです。

 Sabah

都市のレベルで見ると、イスタンブルが、世界の交通渋滞都市の第15位。ドライバーが交通渋滞で過ごした時間は平均54時間でした。トップはロサンジェルスで104時間、次がモスクワ(91時間)、ニューヨーク(89時間)、サンフランシスコ(83時間)、ボゴタ(80時間)。

レポートによると、イスタンブルのドライバーは、混む日は、ドライブ時間の25%は待ち時間で、すいている日は20%が待ち時間だそうです。INRIXはこの調査のために、1064都市と38か国の、3億のソースからデータをとっているということです。


アナトリア最大の隊商宿が60年ぶりに修復される

中央アナトリアのアクサライとコンヤを結ぶ道筋にあるスルタンハヌ・キャラバンサライ(隊商宿)は、アナトリア最大の隊商宿として知られていますが、60年ぶりに修復が行われることになりました。スルタンハヌは800年昔、セルチュク朝スルタン・アラアッディン・ケイクバトが、「シルク・ロード」を旅する人々の安全な宿泊施設として建てたものです。

 Hurriyet

「歴史的キャラバンサライ修復と環境整備プロジェクト」が、600万リラの予算で、来月から始まります。このプロジェクトでは、建物内に、絨毯織り場や、テキスタイルの工房、絨毯博物館も設けられる計画です。

環境省の文化・自然遺産部・副部長のジェンギス・テキンソイ氏は、「スルタンハヌは、わが国の希少な歴史的建物のひとつです。この美術的建物と地域のために、修復は極めて重要です。専門家がこのプロジェクトのためのプレゼンを行いました。入札と査定は地方行政が関与します。まだ入札が行われていないので、なにもわかりませんが、修復は今年から始め、3年間で終わらせる予定です」と言っています。

修復が完成すれば、キャラバンサライは文化的にも、観光的にも、社会的にも知られ、地域にも大きく貢献するだろうと、テキンソイ氏は言いました。

年間、50万のツーリストが訪れる
スルタンハヌ地区のファフリ・ソラク区長は、キャラバンサライの修復は60年前に行われたきりだったが、今度の修復でオリジナルの状態になると言いました。「キャラバンサライには年間50万人の内外のツーリストが訪れています。一部欠けている正面の石の門は完璧に修復されます。屋根から2階への水漏れもなくなります」

・・・私、スルタンハヌは2回も行っています。最初は1人で、2度目は友人グループといっしょに。コンヤに行ったら、ぜひ行ってみるといいですよ。あ、修復中はクローズになるかな?


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