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ボスフォラスの沈没船のレプリカが考古学博物館に展示

2017年11月18日 | 文化
11月18日 イスタンブルのマルマライ海底鉄道の工事中に出土した沈没船の1隻「イエニカプ12号」のレプリカが、イスタンブル考古学博物館に展示されています。

 Hurriyet
イスタンブル考古学博物館の庭に展示されている昔の難破船のレプリカ


イエニカプ12号は、イスタンブル考古学博物館の発掘によって出土した37隻の船の中の1隻で、かつて中東で使われた小さな商船の、最も典型的なサンプルです。この船は、浅い港や湾に入れるよう船底が平たくなっているため、沿海用の船だと思われます。イスタンブル大学の文化遺産保護・修復学部の1人の学生が、この船の調査分析を博士論文のテーマに取り上げました。

レプリカは本物の特徴に忠実に、木材も本物と同じオークと栗を使っています。2年かけて造られたイエニカプ12号のレプリカは、先月やっと、トゥスラ造船所から海に出て、イスタンブル考古学博物館の庭に運ばれました。この船は、2018年、マルセイユで開催される「第15回国際船舶考古学シンポジウム」で展示されます。

イエニカプ12号は長さ10メートル、幅2.3メートルの、短距離用貨物船だったと、イスタンブル考古学博物館のゼイネプ・クズルタン館長が、アナドル通信に語りました。「このレプリカは学生が博士論文のために調べ上げたデータによって造られました。船は海で試験航海をした後、博物館の庭に展示されました。博物館を訪れる方々が、歴史的な船について知るチャンスとなるでしょう」

この船には12個のアンフォラ(古代の両取っ手つきの壺)が積まれていました。また、船長か船主が厨房として使っていたセクションもありました。「厨房にはキチン・ユニットがあり、サクランボの種の入った篭がありました。これによって、船が沈んだのは5月か6月だったことがわかります。また、船内でオリーブの種が発見されたことから、船はおそらくオリーブ油やワインを運ぶために、短距離を航行していたのだろうと思われます」と、館長は言いました。

マルマライ海底トンネルの工事中に出土した、ビザンティン時代の難破船37隻のうちの33隻は、イスタンブル大学が保存し、4隻はボドゥルムの海底考古学博物館に展示されています。イスタンブル大学のウフク・コジャバシュ教授と彼のチームが、この長期にわたる仕事を請け負っています。「船の保存作業は終了し、次の段階は再建造です。完成したら、博物館に展示されます」とクズルタン館長は言いました。


トルコ全土で500人以上の無記録移民が捕まった

不法にヨーロッパへ行くか、トルコに入国しようとしていた無記録移民547人が、トルコ全国で捕まったと、11月16日、治安当局が言いました。

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移民たちは北西部エディルネ県、イズミル県、中央アナトリアのシワス県、南部ハタイ県、東部ヴァン県で捕まりました。エディルネで行われた対無記録移民作戦では、トルコ沿岸警備チームがイラン、パレスチナ、パキスタン、アフガニスタン、ミャンマ-、バングラデシュ、ソマリアから来た164人を捕えました。警察と憲兵隊が同じエディルネ県で、べつの作戦を行い、無記録のシリア人、パキスタン人、アフガン人を捕まえました。

イズミル港では、沿岸警備隊がソマリア人、シリア人ら、60人を捕えました。彼らはギリシャの島へ行こうとしていました。ハタイ県では、国境警備隊が不法にトルコに入ろうとしていたシリア人64人を捕まえました。シワスとヴァンでは、無記録のパキスタン人とアフガン人移民186人を捕えました。捕まった移民は地域の移民事務所へ送られます。

これまでに多くの人々が、エーゲ海からヨーロッパの北部・西部へ行こうと、短いが危険な船旅に挑んできました。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)によると、1か月でおよそ2000人の難民が、ギリシャの島々に渡っているそうです。

2016年3月には、トルコとEUが、“人間運び屋”に厳しい対策をとり、またトルコに住む300万のシリア難民の状況を改善することによって、エーゲ海を渡る不法難民を減らすことを目的とした協定に調印しています。

・・・浜の真砂は尽きるとも、世に不法移民の種は尽きまじ 


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