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ベルリンのトラック・テロの容疑者2人をトルコの裁判所が逮捕

2017年03月22日 | 国際
23日 2016年12月19日、ドイツの首都ベルリンのクリスマス・マーケットの人混みにトラックが突っ込むというテロがありました。12人が死亡、49人が負傷という悲劇でしたが、翌日、イスラム国(IS)が犯行宣言をしました。

 Hurriyet

このテロ事件関連の容疑者2人が21日、イスタンブル裁判所によって逮捕されました。イスタンブル主任検察官オフィスによると、武装テロリスト組織のメンバーとして逮捕された2人は、ビラル・Y.M.とユセフ・D.です。実行犯の1人、アニス・アムリは、事件後、イタリア警察に射殺されました。

警察は先週、ユセフ・D.とビラル・Y.M.を含む3人のレバノン系ドイツ人容疑者3人を、イスタンブルのアタテュルク空港で拘束しました。死んだアムリと関係があったと思われる、シリア出身のIS容疑者M.A.K.は、3月20日、テロ組織のメンバーとしてイズミルの裁判所に逮捕されました。


「エルドアンはトルコが築き上げたものを危うくしている」ドイツ大統領

ドイツのフランク・ヴァルター・シュタインマイアー新大統領は、就任後初のスピーチで、トルコのエルドアン大統領に厳しい警告を発し、エルドアン大統領はトルコが近年達成したすべてをぶち壊し、友好国との結束を破壊していると言いました。

 Hurriyet

「トルコはせっかく何十年もかけて築いたすべてのものを崩壊させてしまうだろう懸念を、われわれは感じている」とシュタインマイアー大統領は、3月22日、就任のスピーチで言いました。「エルドアン大統領、貴君は貴君らが築いたすべてのものを危険に曝してる」と、ドイツ大統領は言い、この状況を緩和するために、“信頼できる協定”は歓迎すると付言しました。

トルコ政府は4月16日の憲法改正国民投票のためのキャンペーンに関して、ベルリンそのたヨーロッパの諸都市との論争に巻き込まれています。


イスタンブルの主要な水源が不法投棄で危機に

イスタンブル市警察によると、イスタンブルの最も重要な水源のひとつが、不法投棄で危機に瀕しているそうです。

 Hurriyet

取り壊した建物その他の瓦礫を運ぶトラックが、サズルデレ・ダム湖周辺のエリアをゴミ捨て場にしてしまったのです。市内のキャウトハーネ地区やゼイティンブルヌ地区の法的なゴミ捨て場に行くにはガソリン代もかかるし、4000リラのごみ捨て料も支払わなければなりません。

ゴミ投棄問題について、バシャクシェヒル区とアヴジュラル区の間で、論争が起こっています。バシャクシェヒル警察は、アヴジュラル警察は投棄を防ぐ努力が足りないと非難し、不法行為が管理しきれていないと言っています。

土建業のアフメト・コジャクさんは、不法投棄をしているのは小規模な会社で大規模な会社は、70,000~135,000リラの罰金を払いたくないから、不法投棄などしないと言っています。コジャックさんは、ドライバーが自分の一存でやっているのだろうとも言いました。

市内4000台のダンプ・トラックには、GPS監視装置が設置されていますが、装置のないトラックもたくさんあります。当局によると、イスタンブルでは毎月、少なくとも5トンの瓦礫が不法に投棄されているそうです。

サズルデレ・ダムはイスタンブルのキュチュクチェクメジェ地区にある貯水池です。このダムはイスタンブルのヨーロッパ側とその郊外に、飲料水を提供しています。


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