トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

黒海地方ゾングルダクで、対戦車ミサイルの部品を警察が押収した

2017年05月03日 | 国内
5月3日 黒海地方のゾングルダク県の港で、対戦車ミサイルをつくるのに使われる望遠鏡2個と引き金装置2個が押収され、イラン出身の容疑者1名が拘束されました。

 Hurriyet

4月27日、警察の対密輸・関税隊が、ウクライナからゾングルダク港に、対戦車ミサイルの部品を密輸しようとしていた怪しいトラックを目に留めました。対密輸隊は、ミサイルの望遠鏡と引き金装置が、トラックの隠し部屋に隠されていたのを発見し、E.E.と認定された運転者(38)を取り調べのため拘束しました。

容疑者は、対戦車ミサイルの部品はイランに運ぶもので、彼は運ぶ数で支払いを受けていたと自供しました。トルコの関税・貿易省は、4月30日、声明を出し、押収された部品は、対戦車ミサイル製造に使われる発射引き金と望遠鏡装置であると確認しました。

押収された部品は、ロシア製の、対戦車ミサイル製造のための主要な部品で、最近、PKK(クルド労働者党)やIS(イスラム国)やPYD(民主連合党)のようなテロ組織が使っていると、声明は言っています。


エルドアン大統領が正式に公正発展党(AKP)に再入党した

5月2日、エルドアン大統領が、大統領に選ばれてから3年ぶりに、公正発展党(AKP)に再入党し、党員として調印しました。最近、承認された憲法改正によって、国家元首がある政党と関係を持つことができるようになりましたが、これはトルコ政界で初めてのことです。

 Hurriyet
まもなくAKP議長の座を去るユルドゥルム首相(左)とエルドアン大統領


エルドアン大統領は2001年から13年間、AKPの議長でしたが、2014年8月、大統領に選ばれて、AKP党員ではなくなりました。大統領の不偏性という理由で、大統領がある政党に入党することは憲法で禁じられていたためです。エルドアン大統領は最初、アフメト・ダヴトオール前首相に、その後、ビナリ・ユルドゥルム首相に、AKPの議長の座を譲っていました。

ユルドゥルム首相は5月21日直前に、AKPの議長の座を去り、同党はエルドアン大統領を新議長に選ぶでしょう。4月16日の国民投票で承認された憲法改正は、エルドアン大統領がAKPに再入党するための道を開きました。


   「ときどきダイアリー」ヘ

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 警察が1週間でテロ容疑者2... | トップ | マルマラ海が自然現象でオレ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国内」カテゴリの最新記事