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伝統的なオイル・レスリングの第656回大会がエディルネで始まる

2017年07月12日 | 文化
7月12日 トルコ最古のスポーツ大会「クルクプナル・オイルレスリング」の第656回競技会が、北西部エディルネで、今週、行われます。大会は7月14日から16日まで、国内外のツーリストが詰めかけるでしょう。

 Hurriyet

今年の大会には、2000人以上のレスラーが出場します。トルコ語で“バシュペフリヴァン”と呼ばれる“チーフ・レスラー”の数も、昨年の56人から62人に増えました。バルカンで中世以来行われてきた「クルクプナル・オイルレスリング」は、世界最古のスポーツのひとつと考えられ、ユネスコの文化遺産にもなっています。今年の大会には、国内外のメディアの代表、アーティスト、セレブのほか、何百万人の観客が集まるでしょう。

レスラーは、水牛の皮でつくられた、“クスペット”と呼ばれる、ぴっちりした、短い、レザーのパンツをはき、試合が始まる前に、からだにオリーブ油を塗ります。

ゴールデン・ベルト
クルクプナルのルールによると、“ゴールデン・ベルト”を獲得するためには、“クルクプナル・チーフ・レスラー”に3年連続して勝たなければなりません。昨年のチーフ・レスラーであるレジェップ・カラも、今年の勝利を望んでいます。しかし、カラの前には、オルハン・オクル、イスマイル・バラバン、ファティフ・アトゥル、アリ・ギュルビュス、メフメト・イエシル、ハムザ・キョセオールらの強豪がひしめいています。

トルコ・レスリング連盟のムサ・アイドゥン会長は、クルクプナルは世界最高のレスリング大会だと言っています。「今年の大会は2016年7月15日のクーデター1周年と重なります」

歴史資料によれば、バルカンに進撃中のオスマン軍の前衛隊の兵士40人が、進軍の休憩にレスリングを楽しんでいました。伝説によると、エディルネ近くのアフキョイで、2人の兄弟アリとセリムが戦いましたが、何時間も勝負がつかず、2人は力尽きて死んでしまいました。

仲間たちは彼らを1本の柳の木の下に埋葬し、進軍をつづけました。何年か後、兵士たちが2人の墓を訪れると、そこには泉が湧いていました。クルクプナルの名は、この伝説から生まれました。


警察がコンヤでISのアジトを手入れし、5人を殺害

7月12日朝、中央アナトリア・コンヤ県で、警察が1軒の家の手入れを行い、イスラム国(ISIL)の戦闘員5人を殺害しました。手入れ中の戦闘で、警官4人も負傷しました。戦闘後、警察はこのエリアを立ち入り禁止にし、通行する車両を捜索しました。

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警察は、コンヤの10か所で手入れを行い、戦闘が起こりました。手入れ中に、カラシニコフのライフル5丁とピストル1丁が発見されました。


ギュル前大統領がギュレンとの接触を厳しく否定した

アブドゥラ・ギュル前大統領が7月12日、在米説教師ギュレンとの接触を厳しく否定しました。ギュレンはラジオ・インタビューで、自分は以前、ペンシルヴァニアでギュル前大統領と会ったことがあると主張しています。

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「私は、首相、外相、大統領の任期中、あの組織のリーダーと会ったことは絶対にない。私は、私の生涯のいかなる時期にも、思想、宗教、政治において、彼に共感を覚えたことはない」と、ギュル前大統領は、第11大統領オフィスの公式ツイッターにメッセージをシェアしました。

7月11日、アメリカのメディア「ナショナル・パブリック・ラジオ」(NPR)で放映されたインタビューで、ギュレンは、自分は、ギュル前大統領やダウトオール前首相を含む国会議員50人と自宅で会っていると主張しました。

トルコはギュレンの送還をアメリカに要請しています。ギュレンは昨年の未遂クーデターの首謀者として告発されています。トルコのベキル・ボズダー法務相は、5月8日、アメリカのジェフ・セッションズ検事総長とワシントンで会い、ギュレンの送還をくり返し要請ました。


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