カタールとアラブ諸国の緊張が高まる中、バーレーン外相がトルコ訪問

６月１０日　カタールと有力湾岸・アラブ諸国との緊張の高まりがつづく中、バーレーン外相が、６月１０日、トルコを訪れます。

　Hurriet

長～い名前のバーレーン外相

シャイク・カリド・ビン・アフメド・モハムメド・アルカーリファ外相は、トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相と会談し、エルドアン大統領の招待を受けると、トルコ外務省が声明を出しました。バーレーン外相との会談では、中東の最近の状況が話し合われるだろうと、外務省は言っています。

サウジアラビア主導のアラブ諸国がカタールに対して制裁を課し、中東の緊張が高まる中、バーレーン外相はトルコを訪れます。

１７５０万人の子供たちが夏休みに入った

トルコの幼稚園、小学校、中学・高校の子供たち約１７５０万人が、６月９日、２学期の成績表を受け取り、ほぼ３か月の夏休みに入りました。

Hurriyet

子供たちだけでなく、１２２万人の教師たちも、長い夏休みに入りましたが、定年で職を去る教師たちもいます。３８年間、教壇に立ち、夏休みとともに職を去る５９歳のマクブレ・シャヒンさんも、その１人です。シャヒンさんはゾングルダク県のミトハトパシャ小学校で、４年生の子供たちに成績表を渡した後、子供たちにサヨナラを言いました。

卒業式で子供たちが帽子やガウンを身につけるのを手伝ったシャヒンさんは、別れのスピーチで、「皆さんがこの国の未来だということを忘れずに勉強してください。私も、先生方も、皆さんのご家族も、必要なときには皆さんといっしょです」と語りました。

イスタンブルでは、ヴァシップ・シャヒン知事が、キュチュクメジェ・メラシャル・フェヴジ・チャクマル小学校の卒業式に現れ、子供たちに成績表を渡して、子供たちを驚かせました。６月９日に成績表をもらった子供たちの中には、シリア難民の子供たちもいます。

約５０万人のシリア難民の子供たちがいま、全国の学校に通っています。国境の町ハタイ県のレイハンル
には、３７の臨時教育センターがあり、１万６０００人のシリア難民の子供たちが通っています。これらの学校では、トルコ教育省のカリキュラムによる授業のほか、トルコ語、アラビア語、英語のクラスもあります。

ウスパルタの博物館から６世紀の司祭像が盗まれた

６世紀の司祭の像が、西南部ウスパルタ県ヤルヴァチュ地区の博物館から盗まれました。高さ７０センチの彫像は博物館の庭に置かれていました。

　Hurriyet

博物館はヤルヴァチュ裁判所と政府のオフィスの間にあり、１メートルの塀と２メートルの金属フェンスで囲まれています。

６月７日の朝、博物館当局が盗難に気づきました。警察は塀が切断され、そこから持ち去られたと言っています。事件の調査は始まっています。

この司祭像は２０１０年１２月にも盗まれました。警察は今度の盗難も同じ連中の仕業と見ています。

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