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イスタンブルの歴史的トラムがイスティクラル通りに帰ってきた

2018年01月01日 | 国内
1月1日 イスタンブルのテュネル広場とタクシム広場を結ぶ歴史的路面電車が、1年間の道路の修復工事が終わって、イスティクラル通りに帰ってきました。

 Hurriyet

運転再開から1週間は乗車無料。その後の乗車賃は2.6リラ。トラムはイスティクラル通りの1.64キロを走っています。12月30日に行われた再開式には、ヴァシア・シャヒン・イスタンブル知事、メヴリュト・ウイサル・イスタンブル市長、ミスバフ・デミルジャン・ベイオール区長も出席しました。

ウイサル市長は再開式で、1年以上かかった修復によって、この歴史的大通りは、おそらく向こう20~30年、インフラに問題は起こらないだろうと言いました。「この通りの商店主の皆さんも、修復中は迷惑を受けたでしょうが、向こう20~30年は、問題は起こらないでしょう」と市長は言いました。シャヒン知事も修復工事の完成を賞賛しました。

再開式の後、シャヒン知事とウイサル市長は、テュネル広場から歴史的トラムに乗って、タクシム広場までイスティクラル通りを走りました。イスティクラル通りは、決まった時間帯、警察と行政の車以外は走行禁止ですから、1.64キロ歩きたくない人には、トラムはありがたい乗物です。

郷愁をそそるトラムは観光客にも人気です。トラムは1日平均6000人の乗客を運び、イスタンブルで最も知られたシンボル的存在のひとつになっています。


「トルコ観光は2018年、完全に復活する」文化観光相

近年、トルコ観光は厳しい試練を体験してきたが、2017年はツーリスト数が復活してきた、2018年はもっとよくなるだろうと、ヌマン・クルトゥルムシュ文化観光相が言いました。

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クルトゥルムシュ文化観光相(左)の話を聞くHurriyet紙の記者


「2014年、わが国は、3600万のツーリストを迎えました。これはこれまでの最多数ですが、2018年にはこの数に達するだろうと思います」と、クルトゥルムシュ観光相は、Hurriyet Daily News の独占インタビューで語りました。

2017年のトルコ観光について
過去2年間を振り返ると、わが国は4つの大きな試練を受けました。ロシアとの危機、ヨーロッパの選挙、国内外の厳しいテロの脅威、それに2016年7月の未遂クーデターです。すべて厳しい試練でしたが、トルコは短期間でこれを克服しました。

トルコを訪れるツーリスト数は、2016年、2400万人に落ち込みましたが、2017年1月~11月、3070万まで回復しました。12月には3200万に達すると期待されます。わが国の観光は急速に復活しました。

復活の理由は?
第1は観光業界が弾力性を持っていたこと。第2は、さっきの4つの要因に対して、適切な対策がとられたこと。観光省は新しい市場を開くために、健康ツアーから信仰ツアー、冬季ツアーから会議ツアーまで、さまざまな旅を提供する戦略を考えています。

2018年、ツーリスト数は完全に復活する?
2018年には、過去最高だった2014年の3600万に達すると思います。イギリスの有力な旅行社協会ABTAは、早期予約が66%増加していると言っています。

われわれは、今年はとくに極東、中国、インド、日本、韓国、インドネシア、マレーシアに新しい扉を開きます。2018年の目標は、従来のターゲットだったヨーロッパ市場を過去のレベルまでもどし、極東の市場を新たに開拓することにあります。


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