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エーゲ海でシリア人を乗せた移民船が転覆。6人死亡、3人不明

2016年11月19日 | 国際
11月19日 18日、移民を乗せた小舟が、トルコ・エーゲ海地方のアイドゥン沖で転覆し、6人が死亡、3人が行方不明になったと、アイドゥンニュースが報じました。

 Hurriyet

13人のシリア人を乗せてギリシャに向かっていたファイバー製の小舟が、悪天候のためエーゲ海沖で転覆しました。地元民がただちに当局に連絡しました。6人の移民は死亡し、沿岸警備隊の努力で4人は海から救出され、3人が行方不明になっています。

11月15日に沿岸警備隊は、ディディムからギリシャに行こうとしていたシリア人40人を捕らえました。トルコとEUの移民協定後、このような事件はしばらくありませんでした。

3月18日に合意された協定では、トルコ経由でEU圏何に入った不法移民はすべてトルコに送還され、EUはそれと同じ人数のシリア難民を、トルコの難民キャンプから直接引き取るということになりました。EUはまた、トルコ政府が必要な72の基準に達すれば、トルコ在住のシリア難民のために使う訴額60億ユーロをトルコに与え、また、トルコ市民がEUのシェンゲン県内をビザなしで旅行することを認めると誓約していました。

しかし、ビザの自由化はまだ実現せず、すでに緊張しているトルコとEUの関係は膠着状態のままです。

・・・難民船の沈没、しばらくなかったのに、残念なことです。


20年ぶりに国連人権委員会がトルコに働きかけはじめた

国連人権委員会が、トルコの言論の自由権の侵害に関して監視と報告を始め、1996年以来、20年ぶりにトルコに審査官を送ってきました。

Hurriyet
トルコの人権侵害を調査に来た国連審査官デヴィッド・ケイ氏


「印刷メディア、デジタル・メディア、反体制派の声等々が、検察官の職権乱用から即刻逮捕までの空前の圧力を受けている。政府がこの状況をただし、トルコ国民にその権利を取り戻させるよう勧告する」と、国連の表現と言論の自由を担当する特別審査官デヴィド・ケイ氏がHurriyet 紙に語りました。

政府には国民と国家の治安をテロから守る責任があるが、政府にすべてが“白紙委任”されているわけではないと、ケイ氏は付言し、7月15日のクーデター以後のトルコ政府の厳しい対策に言及しました。PKKとの戦いでトルコの人権侵害の“悪名がとどろいた”1990年代、国連はトルコに審査官を送りました。国連人権委員会は、2016年2月、トルコ政府にケイ氏を送り込む許可を求めました。

「表現の自由を逸脱した動きが明らかになっているいま、2016年の表現の自由の侵害は、1990年代より深刻だ」と、ケイ氏は強調しました。「人権法がトルコの法律になっているいまだからこそ、より落胆させられる」

「1990年代から多くのことが変わっている。トルコはいま、世界的な人権システムに加わっている。欧州議会システムに組み込まれている。われわれがいま話しているようなことを、90年代には話すこともできなかった」と、ケイ氏は言いました。

ケイ氏は国連の公式派遣団としてトルコを訪れ、1週間で、政府高官や、憲法裁判所や大審院のメンバー、拘束されているジャーナリスト、人民民主党(HDP)幹部らに会いました。


「NATO駐在のトルコ軍将校が亡命を求めている」NATO事務総長

7月15日のクーデター以後、ヨーロッパのNATOに駐在しているトルコ軍将校の何人かが、亡命を要請していると、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長が言いました。

Hurriyet
NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長


「トルコはNATOの重要な同盟国であり、7月15日のクーデターは私も非難するが、トルコ政府は、軍内のクーデター参加容疑者を排除するためであっても、法のルールを尊重しなければならない」と、ストルテンベルグ事務総長は力説しました。

トルコ軍情報源は、NATOベースに勤務している38~40人のトルコ軍人が、ドイツで亡命を申請したとHurriyet 紙に語りました。亡命を求めている軍人の階級は、下士官から大佐までさまざまだということです。{NATOの司令部に勤務しているトルコ将校の何人かが、勤務している国に亡命を要請している」と、18日、ストルテンベルグ事務総長が言いました。

ロイターによると、400人以上の軍職員と外交官がアンカラに召喚されていますが、帰国を選ぼうとしない者もいるということです。仲間が告訴されずに収監され、弁護士や家族にもほとんど接触できずにいると、彼らは言っています。

問題はトルコにとっても、ヨーロッパにとっても、非常に微妙です。イスラム国(IS)との戦いでも、ヨーロッパに押し寄せる難民を阻止する意味でも、ヨーロッパはトルコに依存しています。ストルテンベルグ事務総長は11月20にイスタンブルを訪れ、エルドアン大統領や閣僚たちと会い、NATOの国会会議に参加すことになっています。


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