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「イラクとシリアのPKKキャンプを粉砕する」エルドアン

2017年11月04日 | 国際
11月4日 クルド労働者党(PKK)戦闘員がトルコ=イラク国境で、待ち伏せ攻撃によってトルコ兵8人を殺害した翌日、エルドアン大統領は「イラクとシリアのテロリスト・キャンプをすべて粉砕する」と明言しました。

 Hurriyet

「私はもう1度、宣言する。わが国の存続より重要なものはない。われわれはテロ組織を壊滅させなければならない。彼らはわが兵士たちの命と血を犠牲にして、国境の外側で訓練し、武装している。テロリストがどこにいようと、密着監視するのは、われわれの権利だ」と、10月3日、エルドアン大統領はエーゲ海地方の町マニサの集会で言いました。

「いま、シリアとイラクの多くの場所が、テロリストたちの“わが家”になっている。われわれはわが国を脅かすテロリストを根こそぎ壊滅しなければならない。わが領土の外であろうとも、許可を得る必要などない」と大統領は付言しました。

11月2日、南東部ハッカリ県シェムディンリ地区で、北イラクからトルコに入ってきたPKK戦闘員らを止めようとした兵士8人が殺害されました。南東部ディヤルバクルでも、同日、警官1名が射殺されました。トルコ軍はこの報復に、イラク国境沿いに大作戦を展開し、PKKの戦闘員55人を殺害しました。

「わが軍は武装ドローンやF-16戦闘機を使って作戦をつづける。彼らは大打撃を受けるだろう。テロリストの死者数は増えるだろう」とエルドアン大統領は言いました。


南東部ではトルコとシリアの子供たちがいっしょに勉強

南東部ガジアンテプ県では、教育省が導入した“統合プロジェクト”の一環として、シリア人の子供たちが地元の子供たちといっしょに教育を受けています。

 Hurriyet

シリアで内戦が起こり、シリア人がトルコに移住してきた当初は、シリア人の子供たちは「臨時教育センター」で勉強しました。しかし、2年後から、教育省はシリアの子供たちを移住地になじませるための“統合プロジェクト”を進めてきました。

トルコに住む300万人以上のシリア人の中の97万6200人は就学年齢の子供たちです。この数字を考慮し、トルコ当局は、シリア人とトルコ人の子供を同じ公立学校に通わせる方法を見つけることにしました。これを実践するための大きな障害は、ことばの壁ですが、「シリアの子供たちのトルコの教育システムへの統合促進プロジェクト」によって、決着が尽きつつあります。

このプロジェクトはEUとトルコ教育省の基金によって実施されています。南東部のガジアンテプ県は在住シリア人の数が最も多い県のひとつです。シェヒト・カラユラン小学校では、全校生徒1638人の中の625人はシリア人の子供です。シリア人の子とトルコ人の子が隣り合ってすわることもあります。シリア人の子供の中にはトルコ語でコミュニケートできる子も、まだむずかしい子もいます。

ガジアンテプ県のジェンギス・メテ教育局長は、現在、3万8850人のシリア人の子供がガジアンテプの小学校に通っていると言いました。メテ局長はまた、統合促進プロジェクトのために、トルコ人教師720人と、社会的トラウマを抱える子供のための指導カウンセラー61人が雇用されたと言いました。

「しかし、物理的キャパシティはもっと増やす必要があります。あと3200クラスが必要です。ガジアンテプでは、シリア人の人口が増えているのですから」とメテ局長は言っています。


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