トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

ヒッタイトの生活を味わえる村が建設される

2017年05月20日 | 観光
5月21日 古代の雰囲気を伝えるヒッタイトの村が、中央アナトリア・チョルム県のボーアズカレに建設されます。

 Hurriyet

「ヒッタイトの人々の暮らしを訪れる人に見てもらうのが目的です。ヒッタイトの村に泊まることもできます。ヒッタイト時代と同じような建物が建てられます。入口には獅子の門があり、王の居室、牢獄、パン屋、鉄工所等々が造られるでしょう。村は3500年昔の、ヒッタイトの生活を復活させるでしょう」と、ボーアズカレのトゥラン・ソーウコルク区長は言いました。

5月18日、着工式が行われ、建設会社とボーアズカレ区役所が契約に調印しました。「ヒッタイト文明の首都ハットゥシャは、6キロメートルの城壁、建造物、地下71メートルの宮殿、31の神殿、多くの穀物倉、ヤズルカヤ屋外神殿などを見るためにも、訪れる価値があるでしょう」と、ソーウコルク区長は言っています。

「ハットゥシャをプロモートし、観光客をもっと呼ぶために、この村を造ることにしました。プロジェクトは0.7ヘクタールの土地を使用、建設はまもなく始まります」


「トルコが戦っているのはイデオロギーではなく、テロ集団だ」大統領

「過去にイデオロギーを理由に人々を追放した連中が、いま、トルコ政府を言論の自由に反していると告発している」と、20日、エルドアン大統領が語りました。

 Hurriyet

イスタンブルのハリーチ会議場で行われたイブン・ハルドゥン大学の開校式で、エルドアン大統領はスピーチし、政府が戦っているのは、テロを公然と支持する人々だと言いました。「われわれが戦っているのは、異なるイデオロギーではない。われわれが戦っているのはテロとテロ集団だ」

「世界の文明国は、テロ・グループが大学内に住みつくことも、大学をテロ・グループの訓練場に変えることも許さないはずだ」と、大統領は言いました。

大統領はまた、「学生が衣服や外見を理由に大学に入学することを禁じたイデオロギーと戦うのに14年を費やした」と強調し、「もう衣服を理由に大学から締め出される哀れな学生はいなくなった」と言いました。


HDPが収監されている前任者に代わる共同議長を選んだ

3月12日から共同議長代理を務めていたセルピル・ケマルバイさんが、5月20日、親クルドの人民民主党(HDP)の新しい共同議長に選ばれました。

 Hurriyet
HDPの新しい共同党首になったケマルバイさん


HDPは5月20日、臨時総会を開き、法的手続きを取って、収監中のフィゲン・ユクセクダー前共同議長の代わりに新しい議長を選出しました。ユクセクダー前共同議長は、テロに関与した罪で、禁固10か月の判決を受け、2月に議席を、3月に党員資格を失っています。党の内規によると、共同議長の1人がなんらかの理由で務めを果たせられなくなったら、45日以内に、議長代理が代わりに指名されることになっています。

デミルタシュ共同議長はHDPに、民主主義と平和のために戦う用意をするよう要請しました。「なにが起ころうとも・・・HDPは民主的な政治を捨てない。HDPは政治問題を解決するために、非暴力的方法に固執する」


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トルコの将軍と提督8人が国外逃亡していると思われる

2017年05月20日 | 国際
5月20日 トルコ当局によると、2016年7月の未遂クーデターに関与したと疑われる将軍と提督8人と、260人以上の下級将校が、現在、国外逃亡しているということです。

 Hurriyet

当局によると、逃亡軍人たちはEU諸国にいると思われます。トルコの強い要求にもかかわらず、EU諸国は逃亡者に関する明確な情報を提供することを拒否し、トルコの要請に返事さえしません。トルコ当局が逃亡者の所在もつかめないのは、情報の交換に関する問題があるためと、シェンゲン諸国間ではパスポートなしの旅行が可能だからです。

従って、当局は、だれが亡命申請をしているのか、だれの申請が受諾されたのかも、明確な情報を持っていません。5月14日、ドイツの日刊紙「ビルド」が、トルコの元将軍2人が、ドイツで亡命を要請したと報じました。報道によると、2人の高級軍人は、5月12日、ギリシャからフランクフルト国際空港に到着し、亡命を申請したということです。

ドイツ外務省のマルティン・シェーファー報道官は、記者会見で、この報道に関するコメントを辞退しましたが、亡命者の査定で、政治的な影響を受けることはないと、くり返しました。トルコ当局は、将軍の1人はメフメト・ヤルナルプと思われると言っています。彼はドイツでNATOの戦略空軍の長として勤務していましたが、7月の未遂クーデター後、解雇されました。もう1人は、ヌマン・イエディユルドゥス准将と思われ、南東欧州旅団に勤務していましたが、クーデター後、免職になりました。


「ジャーナリスト123人が国外に逃亡している」という報告書

トルコ・ジャーナリスト協会(TGC)の報告によると、4月末の時点で、123人のジャーナリストが国外に逃亡し、159人が刑務所にいるということです。

 Hurriyet

「表現と報道の自由」と題した報告書によると、2017年の1月から4月までに、ジャーナリストに対して、46件の捜査が始まり、20件のケースが提訴されたと、5月19日、ジュムフリエット紙が報じました。「過去4か月、トルコは刑務所にいるジャーナリストの数で世界をリードしている。ジャーナリストの場合、逮捕されて、裁判を受けるケースがほとんどだ」と、報告書は言っています。

「報道の自由に関して、厳しい国際的批判を浴びるのは当然である。すべてのジャーナリストが釈放され、逮捕されずに裁かれ、無罪となることを要請する」と、TGCは言っています。「反体制派の新聞、テレビ、インターネット・メディアや、批判する権利を行使する知識人やコラムニストは黙許すべきである。検閲や自主規制も増加している」

「新聞、雑誌、ニュース局、インターネット・ニュース・ウエブサイト、出版社、協会、財団を閉鎖させることは、国際的な人権と法の精神に照らして受容できない」とTGCは言っています。


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