のんびり主婦のPCライフ

黒柴「ころたん」の平凡な暮らしと、
散歩と読書の記録です。

家日和 / 奥田英朗

2007-06-30 | 読書
 集英社 2007/04/10

『サニーデイ』 42歳の主婦紀子は、使わなくなったテーブルをネットオークションに出品した。オークションは高評価で充実感を味わった。すると、平凡な日々がイキイキと輝いて見え、自分自身も綺麗になった気がして…
『ここが青山』 裕輔の会社が突然倒産してしまった。妻は以前働いていた会社に再就職し、自分は家庭で主夫に収まった。手抜きせずに家事をこなす裕輔とバリバリ働く妻のバランスは取れていたが…
『家においでよ』 インテリアに凝っていた妻が出て行った部屋。正春は自分の好きなものを集め、部屋を整えた。結婚している同僚たちも彼の部屋が大好きだ。
『グレープフルーツ・モンスター』 在宅でパソコン入力の内職をしている弘子。週に一度仕事の受け渡しに来る営業マンが若い男性に変わった時から、怪しげな夢を見るようになった。
『夫とカーテン』 イラストレーター春代の夫が、また転職するという。今度はカーテン屋だ。夫の心配をしながら受けた仕事は、傑作ばかり。もしかしたら因果関係があるのかも知れない。
『妻と玄米御飯』 小説家の康夫は、ようやく文学賞を受賞し仕事が波に乗ってきた。収入も増え、妻は「ロハス」に興味を示し、生活すべてが「ロハス」中心に…

「家」をテーマにした短編集ですが、どのストーリーもユーモアがあって心地良い作品でした。
日々の生活が営まれる家は、最も小さなコミニュニティではあるけれど、ひとつとして同じ家(家庭)はありません。だからこそ面白いのだと思います。居心地の良い家で家族と暮らすことは、とても幸せなことなのですね。(2007/06/25読了)


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2 コメント

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今週は (ちいちゃん)
2007-07-03 19:49:41
映画「キサラギ」と「舞子Haaan」を観てきたの。

キサラギは主演者が喪服を着た男5人だけの作品なの。
選ぶの失敗したかなと思ったけれど、これがなかなか
面白い作品だったわ。

「舞子Haaan」は中身におかしさがぎっしり
詰まった映画だったわ。
特に最後のシーンは詰め込みすぎの内容を
しっかりまとめていい感じだったの。

明日にでも「憑神」を観る予定なの。
なんだか今週は映画ウィークなの


映画三昧 (さち)
2007-07-04 18:49:46
 ちいちゃん

ちいちゃん、今日も映画を見ているのかな?
最近、邦画もいい作品が増えてきたね。
評判もいいようで、頑張って欲しいな~
そういう私は、最近映画館に行ってないなぁ
レンタルビデオやDVDも見てないなぁ
すっかり取り残された感じ…

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