■2007年 日本 146分
■2007.11.19 TOHOシネマズ緑井
■監督 山崎貴
■出演
吉岡秀隆(茶川竜之介) 堤真一(鈴木則文)
小雪(石崎ヒロミ) 堀北真希(星野六子)
もたいまさこ(大田キン) 三浦友和(宅間史郎)
薬師丸ひろ子(鈴木トモエ)
須賀健太(古行淳之介)
小清水一揮(鈴木一平)
マギー(精肉店=丸山)
温水洋一(自転車屋=吉田)
神戸浩(郵便配達) 飯田基祐(中島巡査)
ピエール瀧(アイスキャンディー売り)
小木茂光(秘書=佐竹) 小日向文世(川渕康成)
吹石一恵(山村先生) 福士誠治(戦友=牛島)
貫地谷しほり(踊り子=メリー) 藤本静(踊り子=チエミ)
浅利陽介(六子の幼なじみ=中山武雄) 小池彩夢(鈴木美加)
平田満(鈴木大作) 浅野和之(詐欺師=松下忠信)
渡辺いっけい(大橋) 手塚理美(踊り子=梅子)
上川隆也(トモエの元恋人=山本信夫)
《story》
「昭和34年、日本の空は広かった」
「どんなに時代が変わろうと、変わらない大切なものがきっとある。」
夕日町三丁目、黙って去っていったヒロミを待っている茶川と淳之介の元に、再び川渕が現れた。淳之介が人並みの生活ができなければ連れて帰るという。茶川は、このままではどうにもならないと、芥川賞をねらう作品作りに挑戦する。一方、鈴木オート家に、親戚の女の子が預けられた。裕福な生活を送っていたたためか、なかなかなじめない。六子の前に、厳しいコックの修行が絶えられず逃げ出した幼なじみの武雄が現れる。宅間先生は、亡くなった娘に会いたいと、もう一度狸にだまされようと、焼き鳥を持って森に声をかける。ヒロミは、茶川との生活を夢見ながら、住む世界がちがうと、お金持ちとの結婚を考える。茶川とヒロミ、淳之介の三人は。一平と美加、六子と武雄。芥川賞を夢見る夕日町の仲間たち。
盛りだくさんでもいいよ
ヒロミが列車の中で本を読んで夕日町に戻る場面は、がまんできずに涙があふれた。流れるように出て止まらなかった。わかっていて涙が出てしまうんだけどね。きっと、何度見ても同じ場面で涙を流すのだろうね。全てを終わらせようと、盛りだくさんで、何もかもハッピーエンド。それでいいのだと思う。単純で、明快で、求めている理想なんだ。懐かしく感じるのは錯覚だと思う。私たちが、いつの時代も求めているものは、お金じゃなく心だと。それは今も同じ。そりゃあお金もほしいけど、お金に人生が左右されるけど、でも心を大事にすることで、あったかく優しく満足した気持ちになれる。お金は、たくさんたくさんいらないから、普通に生きていけるだけでいいから、人間として満足できる心がほしい。そんな心を求めて、この映画を見てしまう。きっと何度も何度も見てしまうだろうなあ。映画を見終わった後、ついミニチュアの三輪オートを買ってしまったよ。ああ、また映画館で見たいなあ。
公式サイト「ALWAYS 続・三丁目の夕日」