■2006年 日本 135分
■2006.5.16 バルト11試写会
■監督 出目昌伸
■出演 松平健(松江豊寿-所長) ブルーノ・ガンツ(クルトー・ハインリッヒ) 高島礼子(松江歌子) 阿部寛(伊東光康) 國村隼(高木繁) オリバー・ブーツ(カルル・バウム)
《story》
「第九の扉が開くとき、軍人は「人間」に帰る」
「なぜ彼はドイツを信じようとしたのか」
「『第九』初演の地・板東俘虜収容所
国境を越えた真実の友情がそこにあった」
1914年、第一次世界大戦で、日本は中国の青島(チンタオ)を攻略した。そこでドイツ兵役4700人の捕虜を日本の各地の収容所に連行した。捕虜にとって収容所での生活は厳しいものだった。しかし、徳島の板東収容所はちがっていた。そこでは、捕虜の人権を大切にし、収容所内では、印刷所、そこでの新聞発行、パン製造、
そして酒も飲むことが許された。ドイツの収容所の人々は文化や技術などを生かして、地域の人々と交流するほどであった。
そしてドイツ降伏。収容所の人々はドイツの復興目指して帰国することになった。地域住民に感謝の気持ちを込めて、初めてベートーベン作曲『交響曲第九番 歓喜の歌』を演奏する事に挑戦したのであった。
◎事実をもとにしているらいしが、今までそんな収容所があったとは知らなかった。そんな民主的な軍人や収容所があったなんて、ほんとに事実ならすばらしいと思った。日本軍は非道、敵に優しさなんて見せない。そんな印象が強いからだ。本質は多分そうなんだろう。でも、会津藩の歴史から学んだ所長の優しさの実現があったなら、ほんとにすばらしい。第九の合唱の発祥の地・・これはどうなんだろう。
この試写会は、ポイントをためて獲得したもの。ホームページを見るだけで毎日5ポイント、1000ポイントたまったら試写会の券と交換できる。テレビ局の催しだった。約半年間の努力が実ってよかった。
公式サイト「バルトの楽園」