そよかぜから-映画

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エンジェル・スノー

2006年05月18日 | 人間/社会派ドラマ

2001年 韓国 112分
■2006.5.18 BS2
■原題「ハル」韓国語 「一日」日本語 「A Day」英語
■監督 ハン・ジスン
■出演 イ・ソンジェ(ソギュン)   コ・ソヨン(ジヌォン)  ユン・ソジョン(ジヌォンの叔母)  キム・チャンワン(チョ博士)  ユ・テホ(チョンギ) 

《story》

「はかない淡雪が、やさしく舞い降りる」
「たった一日だけで消えていく
  私たちのエンジェルのように」

おもちゃ会社に勤めるソギュンとジヌォンは結婚6年目。しかし、子どもに恵まれず、ジヌォンは自分が幼いときに両親と死に別れ、叔母のもとで育てられたこともあって、子どもとの生活を夢見ていた。ソギュンの「養子をもらおう」という話に答えることはなく、病院で調べてもらったり、治療を受けたり、じぶんたちの子どもにこだわっていた。あるとき、受胎したといううれしい報告を受ける。しかし、その赤ちゃんは「無脳症」で、たとえ生まれてもすぐに死んでしまう病気だった。それでも、産みたいというジヌォンの思いを受け、二人はお腹の赤ちゃんを見守ることを決意する。

◎赤ちゃんにとって幸せだったのか。中絶することと比べてどうだったのか。ほぼ生きられない命。それがわかった時点で殺すべきなのか、そうしたら臓器はだれかのために役立つかもしれない。しかし、自ら殺すのではなく、最後まで生きることを目指して育てたい。それが自然な姿のだ。今はお腹の中の赤ちゃんの様子がわかって、未来が見える。昔は見えなかった。だからこそ、最後まで生きることを願うことができた。死ぬ運命だから殺すことはできない。それが本当の子どもへの愛なのだ。そう思うことができて、二人で暖かく赤ちゃんを見守ることがどんなに幸せなことか。ジヌォンは、そうすることで過去のトラウマを乗り越えることができた。叔母に素直な気持ちを表現することができた。そして、どんな子どもにも愛情を注ぐことができる家庭を持つことができたのだと思う。


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