そよかぜから-映画

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ライラの冒険 黄金の羅針盤

2008年03月23日 | ファンタジー/アドベンチャー


2007年 アメリカ 112分
■原題「THE GOLDEN COMPASS」
2008.3.20  TOHOシネマズ緑井
■監督 クリス・ワイツ
■出演 
   ニコール・キッドマン(コールター夫人)
   ダコタ・ブルー・リチャーズ(ライラ・ベラクア)
   サム・エリオット(リー・スコーズビー)
   エヴァ・グリーン(セラフィナ・ペカーラ)
   クリストファー・リー(第一評議員)

 《story》

「その針は教えてくれる」
「ライラ・ベラクア12歳。真実を示す羅針盤を手に
                         世界を変える度に出る。」


私達の世界とよく似たパラレルワールドでのお話。そこでは、魂は体の外にあり、動物の姿だった。子ども時代は、その姿は安定せず、大人になると固定した。
ライラ幼いときに両親を失い、オックスフォード大学の学寮で育てられていた。その頃、謎の組織に子ども達が次々とさらわれるという事件が起こっていた。親友のロジャーもさらわれてしまった。教授から預かった「黄金の羅針盤」を手にライラは北を目指して旅立つ。そして、魔女や鎧グマ、ジプシャン族と出会い、勇気をもって謎の組織に挑む。

 子ども向け、少し難解
1年以上も前から宣伝していたので期待していたんだけど残念。安っぽいディズニー作品に見えた。小学生くらいの子どもを対象にしているように見えた。でも複雑な世界であり難解。現代の子どもたちのファンタジーの世界はこんなものなんだろうか。昔の、ピーターパンの世界とはちがって、私には複雑で理解しがたい。羅針盤の素晴らしさをあまり感じなかったのはなぜだろうか。他の人間が扱っても何の役にも立たないことが見えなかった。扱える人間は特別なんだ、選ばれたライラだけ。そんな一点に集中していくような場面がなかった。簡単にライラの手もとに届き、簡単に使うことができた。それがおもしろくなかった。また、続編が作られるのだろうなあ。
真実・・・それはだれもが見たいもの。知りたくない真実もたくさんあるから、何もかも知りたいとは思わない。特に人の心なんてわかってしまうとノイローゼになってしまう。知らない方が幸福であることは多い。しかし、世の中全体をだまそうとしている歴史の真実は知りたいものだ。冷凍食品に農薬を入れたのは誰か・・・三億円強奪の犯人はだれか・・・邪馬台国はどこにあったのか・・・。黄金の羅針盤は教えてくれるだろうか。

 公式サイト「ライラの冒険 黄金の羅針盤」



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