そよかぜから-映画

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佐賀のがばいばあちゃん

2006年06月08日 | ラブロマンス/青春

2006年 日本 104分
2006.6.8 バルト11
■監督 倉内均
■出演 吉行和子(なあちゃん)  浅田美代子(真佐子)  鈴木祐真(明広(中学))  池田晃信(明広(小学))  池田壮磨(明広(小学)) 三宅裕司(明広(成人)) 工藤夕貴(明広の母) 山本太郎(中野先生) 緒形拳(豆腐売り)

《story》

「笑顔で生きんしゃい」

戦後まもない広島で、原爆症で父親を亡くし、兄と懸命に働いて家庭を支えている母親と暮らしていた。しかし、それでも生活はままならず、明広は、佐賀のおばあちゃんの家に預けられることになった。おばあちゃんは、無駄をなくした質素な生活をしていた。歩きながら鉄くずを集めたり、川に流れてくる野菜を拾ったり、貧乏だけど、知恵を出して懸命に生きていた。明広もお母さんに心配かけまいと、必死だった。あるとき明広は、おばあちゃんにスポーツがしたいと言った。おばあちゃんは、「走りんしゃい」。「走る地べたはタダ、道具もいらん」というのだった。半分だまされた気分だった明広は、それでも毎日、運動場を走り続けた。ついには学校で一番速いランナーになった。明広はお金のかからないスポーツ、走ることをがんばった。そんな明広とおばあちゃんの生活は7年も続いた。それまで、一度も母と会うことはなかった。その母が、中学3年のマラソン大会の明広を見に来るというのだった。

◎時間があったので見た。本当は「夢駆ける馬ドリーマー」が見たかったのだが、間に合わなかった。せっかく来たので見た映画だった。でも、それがよかった。敬遠しがちな映画だから、きっかけがないとなかなか見ない。広島とのかかわりもあったので、見て良かった。貧しかったあの頃、でもなんか暖かかった。先生がみんな腹痛になってお弁当を持ってくるシーンなって最高だ。夜、店に押し掛けていって、靴を売ってくれる店。デパートだったらこんなことはありえない。お金や便利さとういのは、そのときはよくても、心は荒んでいくものなのか。反対に貧しくて苦労をする方が、心は豊かで、人と人とが自然に結ばれていくのだろうか。今の時代は、だれかをだれかが追い込むばかり、自分の安全だけが大事で、人のことなんて考えられない。そんな自分が大きく見えてつらくなった。道具がなければ生きることがしんどい。たいぎー時代に、走ること歩くことの大事さを教えてくれた。

公式サイト「佐賀のがばいばあちゃん」


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