■2005年 日本 136分
■2006.1.22 TOHOシネマズ緑井 with r
2007.1.3 TV
■監督 三谷幸喜
■出演
役所広司(副支配人(宿泊部長)-新堂平吉)
松たか子(客室係-竹本ハナ )
佐藤浩市(国会議員-武藤田勝利)
香取慎吾(ベルボーイ-只野憲二)
篠原涼子(コールガール-ヨーコ)
戸田恵子(アシスタントマネージャー-矢部登紀子)
原田美枝子(新堂の元妻-堀田由美)
YOU(シンガー-桜チェリー)
津川雅彦(会社社長-板東健治)
西田敏行(大物演歌歌手-徳川膳武)
オダギリジョー(筆耕係-右近) 堀内敬子(客室係-野間睦子)
伊東四朗(総支配人)
《story》
「最悪の大晦日に起こった、最高の奇跡」
大晦日のホテルアバンティー、新年の準備で大忙し。でも、やってくる客は訳ありの客ばかり。ホテルの従業員もお客も、ハッピーな新年が迎えられるのか。数々の珍騒動が、リズミカルに繰り広げられていく。ほのぼのとした気分で、HAPPY NEW YEAR!
「今年のうちに、心の中にある悩みをすっきりさせたい」
「1年の終わりに、何かひとつくらい、いいことをしたい」
「みんながそんな思いを抱く大晦日。 ホテルの威信がかかったカウントダウンパーティーまであと2時間。 ホテルアバンティーで働くホテルマンとそこへやってくる{訳あり} の宿泊者たち、みんなそんな一夜限りの偶然の出来事に 遭遇することをまだ知らない。」
この日は、本当は「男たちの大和」を見に行ったのに。22日は「夫婦で2000円」の日だから、二人で見たかったのは「男たちの大和」実は元旦の日も満員で見られなかったのです。・・・しかし、予定の時間にいつもの映画館に行ってみれば、もうすでにいっぱいでした。仕方なく「THE 有頂天ホテル」に変更。約1時間30分待って、映画館に入りました。まあ、この映画もおもしろそうだなと思っていたので、そんなにいやではありませんでした。次第にホテルの中に入り込んでいっている自分を感じました。映画館の会場からもいっぱい笑い声がおこりました。「ジョーズ」以来の、会場との一体感。リズミカルで楽しく見ることができました。オダギリジョーの変わった役もいいし、それぞれの役者の演技がうまくその人にかみあっている。新撰組を思わせるセリフもキラリ。竹本ハナ(松たか子)さんや睦子(堀内敬子)さん、筆耕係の右近(オダギリジョー)さんが良かったです。
2007.1.4 TV
自分の気持ちに素直に生きよう
ハナさんが武藤田議員(元夫)に言った言葉、それには同感だ。夢を追いかけよう。素直に生きよう。がまんなんてしないで、やりたいことをしっかりやろう。言う奴には言わせとけ。そんなのこと気にしないで、自分の思いに自信を持って、大きく前に踏み出すのだ。うん、その通り、力がわいてきた。しかし、とりようによってはわがまま放題やれともとれる。悪いことはかくして、したいことをすればいい。そうともとれる。あの武藤田が、実際に暴露したらおもしろのに。みんなで大喝采。そのあと政治家として、本当にやっていけなくなるの。それはお互いに見て見ぬ振りをする暗黙のルールを破るから。いいんじゃないの。そんな政治家がいても。思うようにごまかす政治家が多い世の中で、真実を言うぞと決心した政治家はえらいと思ったんだけど。このときばかりは、「よく決心した。思いっきり話してこい」と激励してやってもいい場面だと思ったんだけど。
巡り巡って人と人とがつながっていくところがおもしろい
あのカッパのマスコットが巡って最後は元に戻っていった。いろんな人がいろんな人と関わり、お互いにハッピーになった。人の世はそうあることが理想なんだろうなあ。今は、関わり合えばあうほど、人との関係はこじれていく。被害者が、いつ間にか加害者に非難される。万引きをした子の親が、万引きさせる店が悪いと訴える。世の中まともなつながりがなくなって、みんな誰かに怒っている。だれも自分の非を受け入れないから、ますますエスカレートして、解決見通しがたたなくなっていく。
THE 有頂天ホテル 公式サイト