■2006年 アメリカ 90分
■原題「MONSTER HOUSE」
■2007.2.3 TOHOシネマズ緑井 with h/t
■監督 ギル・キーナン
■声の出演
DJ(高山みなみ) 宮里駿(チャウダー)
石原さとみ(ジェニー)
泉谷しげる(ネバークラッカー)
《story》
「食べられたくなければ、近づくな」
「町を守るために、ボクらは立ち上がった」
ハロウィンの前日、12才の少年DJは、その怪しげな家の真向かいに住んでいた。望遠鏡でその家をいつも監視していた。その家の敷地に何か入れようものなら、ネバークラッカーさんが飛び出してきて、「敷地に入るな」と怒鳴りちらす。そして敷地に入ったものは消えてなくなるのだった。ある日、DJたちがふとしたはずみで入れたバスケットボールを取ろうと、足を踏み入れた。するとネバークラッカーさんが飛び出してきてDJを捕まえた。そのときネバークラッカーさんは心臓発作で倒れてしまう。そして救急車で運ばれる。その夜、不思議な電話がかり、着信番号にかけてみたら、なんと向かいの家からベルが鳴っていたのだ。そして、その家はモンスターへと変身していくのだった。警官さえも飲み込んでしまったその家を倒すためには、家の中にある心臓を壊すこと。DJたちは、モンスターハウスに戦いを挑むのだった。
最近のアニメってすごいね
アニメというよりCGかな。とてもリアルで、作る喜びを感じさせる。アニメでありながら、実物に近くリアリティーにあふれ、アニメであることを決して忘れさせない。そんな驚きと興味を深める映画だった。これは実際の人間がやるおもしろさとはちがう。アニメの世界のリアリティーの追求みたいだった。しかし、内容的には子どもが見るおもしろさしか感じなかった。制作の感動だけで、内容的のは子どもの娯楽だと思った。深い感動もなかった。
公式サイト「モンスター・ハウス<日本語吹替版>」
「どろろ」とこの映画とどっちを見る?
中学生と高校生の子は、「モンスターハウス」と言った。私は、「どろろ」の方がおもしろいと思ったのだが。「モンスターハウス」は、怖いアニメというイメージがあるのかも。でも、雰囲気からして小学生がたくさん見る映画のような気がしていた。迫力がありそうなのは「どろろ」だ。アニメに興味があるなら別だが。映画としておもしろさは「どろろ」なんだけど。
バカの一つ覚えのように、楽しみは映画。それ以外の楽しみ方はできないのかと思ってしまう。もちろん自分自身にだ。融通の利かない広がりも深みもないやり方にあきれかえる。せめて新幹線でもいっしょに見ようというアイデアも空振りかも。
バイオリズムがさがりつつある。小さなことにくよくよして、頭の中をいったりきたいして、悩まし続ける。自然の中に飛び出すような大きな変化がほしいものだ。