昨日、自閉症クラスで作った写真たて。 (→ 昨日ブログ 「終わりが見えるから」)
すごくいいものができたので、今日の聴覚障害クラスでも作ろうと思うけれど、
朝、教室に行くと来ている子どもは1人だけ。
保護者の同伴が条件のこの特別教育センターは、学校とは違うので
保護者の任意でやってくる。
だから、保護者次第で遅れてくることも、来ないこともある。
連休前後は自宅に帰る家族も多く、センターに出てくる子は特に少ない。
新年が始まったばかりなので、クラスに子どもがたった一人。
「他のみんなはあとで遅れてくるよ」、というので、
それまで写真たて作りはしないで、即興でスイカカードを作ることにする。
なぜ、すいかカードかというと、ちょうど、
「日本のスイカは高い」という話をしていたから。ただそれだけのこと。
「タム バット デンモー」(すいかカードを作ります)
紙を二つ折りにして、スイカの切り抜きを作ったら、
裏に赤い色紙を置いて、台紙に貼る。
そのあとは、すいかの種を描いたり、色を塗ったり、好きなメッセージを書いたり。
ほらほら、こっちじゃなくて、スイカ、スイカを見て。
「これでいいの?」と尋ねる目で見る子。
「オッケーオッケ-!」のサインを見せると、よっしゃよっしゃと自信がわいた顔。
種が、こんなに!! さぞかし美味しいすいかでしょう。
でも、種を出すのが大変だね、とみんなで笑う。
おじいちゃんも手伝って、子どもの名前とメッセージを書く。
書いた文字は、
「サワッディーピーマイ(あけましておめでとう)」
おじいちゃんの真剣な目がすごーく素敵だと思う。
「日本語が書きたいの」と、保護者が私の作った見本をまねて
「これはどういう意味?」「なんて読むの?」
と尋ねながら、日本語でのメッセージを書く。
この「あついね」のメッセージに、この子の毛糸の帽子のいでたち、
そして、お母さんの真夏の服装、ちぐはぐさがおかしくて笑った笑った。
「どうしてクーサーイ笑っているの?」とつられて笑いながらお母さんが聞く。
タイではこういうちぐはぐさをよく見かける、とてもかわいらしい。
熱い国タイでの甘く実ったスイカのカードが完成。
お昼も近づいた頃になると、子どもたちがやってきて
人数が4人になったので、写真たてを作る。
今日のシラパ(芸術活動)は2回。
和紙を使って好きにデコレーションしていくお母さんたち。
切り紙の時にもそうだったけれど、この聴覚障害クラスの
お母さんたちは、芸術活動がとても好き。 (→ 過去ブログ 「花火と浴衣と花畑」)
夢中になって、工夫を凝らして、きれいにきれいに仕上げようとする。
そうかそういうやり方があったか、と私もびっくりする創意工夫をする人たちで
一緒にやっていると私も楽しい、勉強になることがたくさん。
お昼ごはんも食べずに続行して夢中になった約1時間半。
「誰もお昼に行かないのね。」「どうしていかないの?」「あなたこそどうしていかないのよ。」
と、冗談を言い合いながら、誰も席を立とうとしない。
できあがりは、本当にもう、スーワイ!(きれい!)
子どもたちは、というと、首からかけて喜んで走り回り、
かじってみたり、頭に乗せてみたり。
このセンターでは子どもたちが作ったものは、持ち帰らせずに
保管することが多い。
センターに来る見学者への展示物、要するにアピールになるのだが、
そのままホコリをかぶっていることもよくあって、
せっかく作ったのに、子どもたちの手に渡らないのは
私はちょっと悲しい気がしている。
だから、私が担当するときには、ほとんどのものはその日のうちに
お持ち帰りしてもらう。
今日、うれしかったのは、おばあちゃんが
「この写真たて、持って帰っていいの?
じゃあ、今日こんなことがあったって、この子のお父さんに
この写真と写真たてを見せて話ができるのね。」
と、嬉しそうに言ったこと。
子どもたちの手に提げて帰る姿を見おくりながら、にんまり。
すごくいいものができたので、今日の聴覚障害クラスでも作ろうと思うけれど、
朝、教室に行くと来ている子どもは1人だけ。
保護者の同伴が条件のこの特別教育センターは、学校とは違うので
保護者の任意でやってくる。
だから、保護者次第で遅れてくることも、来ないこともある。
連休前後は自宅に帰る家族も多く、センターに出てくる子は特に少ない。
新年が始まったばかりなので、クラスに子どもがたった一人。
「他のみんなはあとで遅れてくるよ」、というので、
それまで写真たて作りはしないで、即興でスイカカードを作ることにする。
なぜ、すいかカードかというと、ちょうど、
「日本のスイカは高い」という話をしていたから。ただそれだけのこと。
「タム バット デンモー」(すいかカードを作ります)
紙を二つ折りにして、スイカの切り抜きを作ったら、
裏に赤い色紙を置いて、台紙に貼る。
そのあとは、すいかの種を描いたり、色を塗ったり、好きなメッセージを書いたり。
ほらほら、こっちじゃなくて、スイカ、スイカを見て。
「これでいいの?」と尋ねる目で見る子。
「オッケーオッケ-!」のサインを見せると、よっしゃよっしゃと自信がわいた顔。
種が、こんなに!! さぞかし美味しいすいかでしょう。
でも、種を出すのが大変だね、とみんなで笑う。
おじいちゃんも手伝って、子どもの名前とメッセージを書く。
書いた文字は、
「サワッディーピーマイ(あけましておめでとう)」
おじいちゃんの真剣な目がすごーく素敵だと思う。
「日本語が書きたいの」と、保護者が私の作った見本をまねて
「これはどういう意味?」「なんて読むの?」
と尋ねながら、日本語でのメッセージを書く。
この「あついね」のメッセージに、この子の毛糸の帽子のいでたち、
そして、お母さんの真夏の服装、ちぐはぐさがおかしくて笑った笑った。
「どうしてクーサーイ笑っているの?」とつられて笑いながらお母さんが聞く。
タイではこういうちぐはぐさをよく見かける、とてもかわいらしい。
熱い国タイでの甘く実ったスイカのカードが完成。
お昼も近づいた頃になると、子どもたちがやってきて
人数が4人になったので、写真たてを作る。
今日のシラパ(芸術活動)は2回。
和紙を使って好きにデコレーションしていくお母さんたち。
切り紙の時にもそうだったけれど、この聴覚障害クラスの
お母さんたちは、芸術活動がとても好き。 (→ 過去ブログ 「花火と浴衣と花畑」)
夢中になって、工夫を凝らして、きれいにきれいに仕上げようとする。
そうかそういうやり方があったか、と私もびっくりする創意工夫をする人たちで
一緒にやっていると私も楽しい、勉強になることがたくさん。
お昼ごはんも食べずに続行して夢中になった約1時間半。
「誰もお昼に行かないのね。」「どうしていかないの?」「あなたこそどうしていかないのよ。」
と、冗談を言い合いながら、誰も席を立とうとしない。
できあがりは、本当にもう、スーワイ!(きれい!)
子どもたちは、というと、首からかけて喜んで走り回り、
かじってみたり、頭に乗せてみたり。
このセンターでは子どもたちが作ったものは、持ち帰らせずに
保管することが多い。
センターに来る見学者への展示物、要するにアピールになるのだが、
そのままホコリをかぶっていることもよくあって、
せっかく作ったのに、子どもたちの手に渡らないのは
私はちょっと悲しい気がしている。
だから、私が担当するときには、ほとんどのものはその日のうちに
お持ち帰りしてもらう。
今日、うれしかったのは、おばあちゃんが
「この写真たて、持って帰っていいの?
じゃあ、今日こんなことがあったって、この子のお父さんに
この写真と写真たてを見せて話ができるのね。」
と、嬉しそうに言ったこと。
子どもたちの手に提げて帰る姿を見おくりながら、にんまり。