明るさを失わない人たち

洪水による被害はさまざま。


北部を中心に230の道路が通行不能となり、移動手段が奪われた。
交通が麻痺。
　　　　
　　　　　http://jp.reuters.com/news/world/rpSlideshows?articleId=JPRTR2RB81&rpc=122#a=6より


パトゥムタニ県の水門が一部決壊した際には、科学技術大臣が誤って避難勧告。
「（洪水になるまで）あとどのくらい時間が残されているかわからない。今すぐにドンムアン（空港）に避難してほしい」
と、住民に呼びかけ、住民に混乱を招いた。


ボートで脱出する人々。
　　　　
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アユタヤ遺跡は水に浸かった。
　　　　
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水に浸かった家に暮らす人。
　　　　
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避難所では毎日大量のゴミが発生。
１日で1トンの積み上げられ悪臭がただよい、ゴミ問題が浮上。
避難所での被災者の健康問題も深刻化。
　　　　
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避難した空き家を狙う空き巣や、強盗が現れ、
被災者をさらに苦しめる。

この洪水により需要が急増した土のうを便乗値上げする悪徳商人も出現。
土のうを積み上げて浸水を回避しようとする人々に、建材業者が高値で売っていたらしい。
　　　　
　　　　http://jp.reuters.com/news/world/rpSlideshows?articleId=JPRTR2RB81&rpc=122#a=6より



被災地には救援物資が運ばれるが、いまだ足りない。
　　　　
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このような状態であるのに、タイ人はどこか明るい。
心配になり、知り合いに、「家族は大丈夫？　あなたの家は大丈夫？」と尋ねたら、
「大丈夫、大丈夫！私、洪水のことあまり知らない！今どうなってるかわかってない！」と
笑い飛ばすので驚く。


水に浸かった道に、網を投げて何やら捕ろうとしている人。
　　　　
　　　　http://jp.reuters.com/news/world/rpSlideshows?articleId=JPRTR2RB81&rpc=122#a=6より
　　

今にも水がやって来ると、土のうを積み上げている人たちも、
さぞ深刻な顔をしてるだろうと思えば、
みなで笑い、歌を歌い、冗談を言い合いながら、半ば楽しく仕事に精を出している。
「ここまでやった。これで水が来たら仕方ないな。」
と、あっけらかんとした感じさえある。
悲壮感がただよっているわけでもない。

これまでも、タイ人の明るさには驚かされてきたが、
このどんなときにも暗く沈み込むことのない前向きさ。
見習うべきものがある。　頭が下がる。


　　　　

　　　　

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　　　　→今回の洪水に関連する過去ブログ　2011/10/8　「タイの洪水被害」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　10/10　「在タイ日本大使館　バンコクの洪水に注意喚起」　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　10/11　「緊急支援　今できることは」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　10/13　「工業団地に浸水」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　10/14　「水に浸かったアユタヤ遺跡」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　10/15　「ゾウもワニも」