ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

タンブン

2011年12月26日 05時17分50秒 | タイ文化
   ใสบาตร サイバーツ  ทำบุญ タンブン


仏教徒の国、タイでは、あちこちに寺があり、毎朝僧侶が道を歩く。
人々は、僧侶を待ち、食べものや飲み物、お金を渡し、
今日一日が幸せであるように祈る。
それが、サイバーツ、もしくはタンブンという。

福岡からやって来た同僚にもタンブンを体験してもらいたくて、
ナムプリック屋のお父さんたちに相談したら、
このソイローポーショーでもやっているから、明日一緒にやろう、
来なさい、といってくれる。
      

朝6時から6時半くらいの間に行われるサイバーツ。
朝が弱い私はそのころ決まって夢の中なので、近所でサイバーツをしたことはなかった。
ラオスやタイの他の場所ではやったことがあるのだけど、
実は、地元、ソイローポーショーでは初めての経験。
(→ 過去ブログ 「ラオス ルアンパバーン」   「ヴィエンチャン」   「王妃様の誕生日」   「コンケン行きのバスのはずが」


6時にお父さんの所にいくと、もうすでタンブンの準備をし、店の前を掃除している。
タイ人の朝は早い。
早く起きて、水浴びをして、タンブンをして、そして一日がスタートする。
      


通りではおばあちゃんがもち米のお菓子を売っている。
     

自分で食べるために買うもよし、タンブンで僧侶にあげるために買うもよし。
      



静かな朝のソイローポーショーを僧侶がやってくる。
           


僧侶の持っている鉢にそっとものを入れる。
飲み物であったり、食べものであったり。
女性は僧侶に触ってはいけないから、そっとそっと、鉢に入れる。
     


うっかり、2人分を一人の鉢に入れてしまって、あわてて取り返す。
鉢から取り返しているときに、お父さんが
「日本人の娘なんだ。今日ここでは初めてタンブンしているんだ。」
と、僧侶に説明をしてくれる。
      

2回目は失敗せずに、おごそかに僧侶に鉢に入れて


ひざまずき、ワイ(合掌)して僧侶のお経をありがたくいただく。
    

  



最後に、タンブンを終えて清められた水を、その辺りで一番大きな木に
こうやってかけるのだそうだ。
ナムプリック屋の前にある大きな大きなジャックフルーツの木。 (→ 過去ブログ 「カヌン ジャックフルーツ」
      


お父さんの大事なラッキーも、僧侶のお経が始まると
一緒に座ってお祈りをする。
僧侶が立ち去ると、ラッキーも立ち上がる。
なんてかしこい!! ラッキーも敬虔な仏教徒なのだ。
お父さんが
「ラッキー! ゲンジャンルーイ!(なんて上手なんだ-。おりこうさん)」
とほめるとしっぽを振り振り。
     






サイバーツを終えて、朝ご飯。
私たちがきているから、張り切って作ったのかな、すごく豪華な朝ご飯。
昨日のカレーライスも並んでいる。
      


いただきます。
水浴びをして、タンブンをして、朝ご飯を食べる。それがタイ人の一日の始まり。
今日一日、幸せで、健康であるように。
      


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