ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

観光 ムクダハーン

2010年12月22日 18時29分38秒 | 旅行
ムクダハーンには、村落開発普及員の隊員がいる。
彼の案内で、メコン川とラオス、そしてラオスとの友好橋を臨む。


対岸に見えるのがラオス。 
川の向こうに隣の国を見ながら生活するムクダハーンの人々。
何とも言えないくらい、感動した。
こんな生活もあるんだ。
大声を出した聞こえそうな距離、泳いで渡って行けそうな距離。
すぐそこにラオスの人たちが生きて、生活しているのだと感じる。

この眺めが、ここムクダハーンの人たちにとったら、すでに生活の一部なのだ。
       


岸には、ラオスの船とタイの船が。 それぞれの国旗がはためく。
メコン川沿いには、こうしてラオスとの交易で賑わう街がいくつかある。
     


遠くには、メコン川をわたる国境橋、 ラオスとの友好橋が見える。 昨日、あそこを走ったのだとドキドキがよみがえる。
       




露店に並ぶ商品。 その向こうには当然のようにラオスが見える。
       




インドシナマーケット
  ムクダハーンがラオスに隣接し、ラオスからベトナムや中国に結ぶという、この場所柄、
  ベトナムやラオス産コーヒー、中国産の雑貨なども並ぶ。タイ国内から業者買いに来る人もいる。
      

      


   ラオス語のTシャツも。 サバーイディーと書いてある。  友好橋、そしてタイ・ラオス・ベトナムの国旗の並ぶTシャツも。
       
   


コンケンでは見かけないフランスパンが、そこら中の屋台で売っている。
隣接するラオスが、かつてフランス領だった影響で、ここムクダハーンでもフランスパンが売られているのだ。
カンボジアも同じく、元フランス領だったことで、フランスパンがあるという。
食文化にも国の歴史がからんでいて、からみあってからみあって おいしい文化を創っていく。
     


いい天気だ。 歩こう 歩こう~♪ 
   



何とも鮮やかなチョンプー(リンゴのような果物。シャリシャリしておいしい。)  そしてここでもイサーン名物ガイヤーン(鳥のあぶり焼き)
    
  



ムクダハーン隊員が勧める、激うまイサーン鍋「チムチュム」
優しい味の鍋。ただ、野菜は日本人にはあまり好かれない香草がどっさり。
みんな食べたがらないので、香草好きの私がほぼすべて食べてあげよう。
       




ムクダハーンタワー
 高さ65.5メートルの展望タワー。
 ムクダハン周辺と、メコン川、その対岸にあるラオスを一望できる。

   びょーーーーーーーーーーーーーーん!!
          


 いい眺めだ。
 ここから見る、対岸のラオスには、同期の協力隊員がいる。 すぐそこに。
 おーい おーい!と力の限りに叫んだら、届くだろうか。
 そう思えるほど近い。 元気かな、ラオスのみんな。
     

  



      




  望遠鏡でのぞくと、これまたすごい。橋の上の車まではっきりと見える。
  「おおお!」と歓声をあげながら のぞいていると・・・・
  あれ? 黒くもやもやしたものが・・・  なんじゃこりゃ?!
   





  って、思ったら、こういう状態でした。 そりゃ、もやもやしてるはずだ。
   

   






さて、コンケンからムクダハーンに行くには、バスで約4時間~5時間。
バス代は155バーツ。(約460円)
バス会社はムクダハーンまで「3時間」と言うのだが、このバス、路線バス的な役割も果たしていて
長距離バスながら、途中途中で人が乗ってくる、そして降りたい場所をリクエストして乗客が降りていく。
だから、利用する人が多ければ多いほど、あちこちで途中乗下車に時間をとられる。
到着時間の予想がつかない。
2時間もの幅がある。
いかにもタイらしい。
    

タイのバスには等級があり、
最高が VIP 指定席、エアコン付き、リクライニング付き、軽食付き、トイレ付き、目的地にほぼ直行。
次が  1等  指定席、エアコン付き、だいたいリクライニング付き、だいたい軽食付き、トイレ付き。
そして 2等  自由席、だいたいエアコン付き、リクライニングは運、食事なし、トイレなし。トイレはガマン。
となっている。

今回乗ったのは2等のバス。
エアコンはついているけど、あ・・・暑い! ぼ・・ぼろい!
リクライニングは・・・したくないのに、よりかかったら倒れちゃうシート、そんなバス。
      


途中乗ってきたお客さんは、席があいてないため、立ったまま。
一応長距離バスなのに。 こういうことはVIPではあり得ないこと。
この人達、ずいぶん長いこと立ってたなあ。
   



客を乗せ、そして降ろしながら、急がないのんびりのバスの旅。
これも、情緒があっていい。
途中途中停まった場所で、そこそこのお店の売り子さんがバスに乗り込み、
お菓子や果物、大きなガイヤーング(鳥のあぶり焼き)などの食事を売る。
これも、なんとも情緒があっていい。

バスがちょっととまる短い間のことなので、
降りそびれて、バスが出発し、あわてる売り子さんもいて、
そんな様子を見ながら、もぐもぐ食べながら、バスの中でおいしい、ほほえましいひととき。
        



『地球の歩き方 タイ』では、たった2ページしか取り扱われていないムクダハーン。
なんて、失礼な!
コンケンにも、バンコクにも、チェンマイにもない、異国の混じった空気を感じる。
一度は行くべし、ムクダハーン。




ムクダハン  いい思い出ぎっしり。
   

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