※ネタバレしてますので未見の方はご注意を。
やはりあの原作を映画化するのは相当難しかったか・・・。
あの膨大な情報量と、あれだけの難解複雑なストーリーを、2時間半に収めるのは無理があったのでは、という感は否めません。
私は1年ちょっと前に原作を読んでいましたが、多分そういった予備知識がなければきっと話についていけなかっただろうと思いました。
観る前から、相当はしょってるんだろうなー、と覚悟はしていました。
実際に観て感じたことは、原作の要所要所は確実に押さえてはいたけれど、どうしても物足りなさを感じます。もっと登場人物の人間らしさを前に出してもよかったのではないか、と・・・。
例えばソフィーとソニエールの過去をもっと掘り下げてみる、とか。
あと、なんでアリンガローザがあんな嫌なヤツになってたんでしょう?あれじゃ単なる悪人じゃないですか。シラスとの関係も涙ぐましいものがあったのに、映画だと利用してただけみたいになっちゃってるし。
それから、ファーシュ警部がオプス・デイの信者みたいな感じだったけど、あれもなんで!?なんであんなふうにしちゃったの?
納得行かないことだらけ。個人的に、脚色するのはいいけど変えてしまうのはよくないと思うんです。
いろいろ突っ込みたい気持ちもあるのですが、「時間ないんだからしょーがねーだろ!!」と言われればはいそれまでです。
ミステリーだから2部構成にするのも無理だし、かといって3時間以上になってしまうとよほどのものでなければ結構観るのが辛かったりする。
カットしたシーンも相当多いんでしょう。ソフィーが「岩窟の聖母」を盾にしているシーンも何かのチラシで見たんですが、映画の中には結局ありませんでした。
原作では、ルーブル美術館での謎解きの件がほんとおもしろくて、アナグラムだのフィボナッチ数列だの黄金比だの、詳しいことはさっぱりわかんないけど謎が解けるたびに「おお!!」と興奮したもんです。
しかし、原作の最大の魅力であった「謎解きのおもしろさ」が、映画では半減してしまっていた。そこが一番残念です。
あと、脇役陣をあれだけ豪華な顔ぶれで揃えておきながら、最大限に活かすことができなかったことも残念です。ジャン・レノとアルフレッド・モリーナなんてめちゃくちゃもったいない使われ方。はまり役だと思ってたのに。サー・イアンはぶっ飛んでてよかったけど、ポール・ベタニーははっきり言って不気味なだけでした。普段はかっこいいのにぃ~。
あと、主役二人は、なんかうまくいえないけど軽い。軽すぎる。特にアメリの方が。優秀な暗号解読官にはどうやったって見えません・・・。
「最後の晩餐」に秘められた「ダ・ヴィンチ・コード」を紐解いていくシーンなんかは、原作では絶対にできない手段(CG)を使っていて、さすが映画、という感じでした。ストーリーの山場でもあるし、その内容を知っていても、やはり興味をそそられるシーンではありました。しかし!皆さんおっしゃっているように、映画公開日にフジテレビで夜やっていた「ダ・ヴィンチ・コード」特番のほうがわかりやすく、おもしろかったのは確かです。
アレを観て、映画を観たような気になっても、よろしいのではないでしょうか?
これから映画を観る人には、やはり原作を読んでから観に行くことをお勧めしたい!
やはりあの原作を映画化するのは相当難しかったか・・・。
あの膨大な情報量と、あれだけの難解複雑なストーリーを、2時間半に収めるのは無理があったのでは、という感は否めません。
私は1年ちょっと前に原作を読んでいましたが、多分そういった予備知識がなければきっと話についていけなかっただろうと思いました。
観る前から、相当はしょってるんだろうなー、と覚悟はしていました。
実際に観て感じたことは、原作の要所要所は確実に押さえてはいたけれど、どうしても物足りなさを感じます。もっと登場人物の人間らしさを前に出してもよかったのではないか、と・・・。
例えばソフィーとソニエールの過去をもっと掘り下げてみる、とか。
あと、なんでアリンガローザがあんな嫌なヤツになってたんでしょう?あれじゃ単なる悪人じゃないですか。シラスとの関係も涙ぐましいものがあったのに、映画だと利用してただけみたいになっちゃってるし。
それから、ファーシュ警部がオプス・デイの信者みたいな感じだったけど、あれもなんで!?なんであんなふうにしちゃったの?
納得行かないことだらけ。個人的に、脚色するのはいいけど変えてしまうのはよくないと思うんです。
いろいろ突っ込みたい気持ちもあるのですが、「時間ないんだからしょーがねーだろ!!」と言われればはいそれまでです。
ミステリーだから2部構成にするのも無理だし、かといって3時間以上になってしまうとよほどのものでなければ結構観るのが辛かったりする。
カットしたシーンも相当多いんでしょう。ソフィーが「岩窟の聖母」を盾にしているシーンも何かのチラシで見たんですが、映画の中には結局ありませんでした。
原作では、ルーブル美術館での謎解きの件がほんとおもしろくて、アナグラムだのフィボナッチ数列だの黄金比だの、詳しいことはさっぱりわかんないけど謎が解けるたびに「おお!!」と興奮したもんです。
しかし、原作の最大の魅力であった「謎解きのおもしろさ」が、映画では半減してしまっていた。そこが一番残念です。
あと、脇役陣をあれだけ豪華な顔ぶれで揃えておきながら、最大限に活かすことができなかったことも残念です。ジャン・レノとアルフレッド・モリーナなんてめちゃくちゃもったいない使われ方。はまり役だと思ってたのに。サー・イアンはぶっ飛んでてよかったけど、ポール・ベタニーははっきり言って不気味なだけでした。普段はかっこいいのにぃ~。
あと、主役二人は、なんかうまくいえないけど軽い。軽すぎる。特にアメリの方が。優秀な暗号解読官にはどうやったって見えません・・・。
「最後の晩餐」に秘められた「ダ・ヴィンチ・コード」を紐解いていくシーンなんかは、原作では絶対にできない手段(CG)を使っていて、さすが映画、という感じでした。ストーリーの山場でもあるし、その内容を知っていても、やはり興味をそそられるシーンではありました。しかし!皆さんおっしゃっているように、映画公開日にフジテレビで夜やっていた「ダ・ヴィンチ・コード」特番のほうがわかりやすく、おもしろかったのは確かです。
アレを観て、映画を観たような気になっても、よろしいのではないでしょうか?
これから映画を観る人には、やはり原作を読んでから観に行くことをお勧めしたい!
私は映画を原作未読で見て、これから原作を読もうと思っています。
ただ、公開直前の宣伝がものすごかったせいか、幸か不幸か見る前に内容は殆ど把握できていました。
ジャン・レノ、確かにもったいなかったですよね。
なんだか、単なるストーリー進行のためのご都合的登場の仕方になってしまっていました。
色々な点で、もう少し何とかならなかったのかと思いました。
そこを踏まえて、とりあえず失速せずに最後までよく駆け抜けたもんだ、と感心しました(笑)。
てなわけで、TBありがとうございました。
なんだか、単なるストーリー進行のためのご都合的登場の仕方になってしまっていました>
まさしくそのとおりでした。ジャン・レノが演じたファーシュ警部は、原作ではほんと重要な役どころだったのに・・・残念です。
多分、原作を読んでいただけると、映画化がどれほど無理があったのかがおわかりになるかと思います。
にらさん>
謎もサスペンスもどんどん尻すぼみの原作>
言われてみればほんとそうだったかも・・・
ルーブル美術館での謎解きシーンはすごくおもしろく読んだ記憶があるのに、映画ではあっという間にルーブルから離れちゃってましたし。
失速しなかっただけでも、褒めてあげなければいけないかもしれませんねえ。
原作をがーっと読んだのはかなり前のことなので、
もうすっかり忘れてて・・・。
原作も映画も、見ているときは ハラハラして面白いけど
後に残るものがなかったです。
(私はクリスチャンじゃないので・・・)
ほんと、テレビの特番でもう事足りてる!
私もクリスチャンじゃないし、キリストが神の子じゃなくたって、結婚して子供がいたって別にいいじゃないのとなどと思ってしまうのです。
しかし、ダ・ヴィンチの作品にそういう暗号が秘められているという発想はすごくおもしろい!