151万画素写真暦

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舞洲ヘリポート「空の日」フェスタ2013(其の二)

2013年11月24日 | 航空
其の一に続き、今秋の舞洲ヘリポートの空の日イベントで、オールニッポンヘリコプターさんが運行するAGUSTA WESTLAND AW139報道ヘリのハイビジョン中継デモがあったので以下に掲示しよう。


午後零時四十分過ぎに、天空に忍び寄る音の気配を感じて、スキャンして見ると案の定、随分と大きさを感じる回転翼機が飛行しているが目に入った。
機体のシルエットの大きさから、AW139ではないかと思えた。また白色ベースの塗装色から、ANH系の機体であることも感じていた。




管理事務所の屋上に例のパラボラアンテナが設置されていたが、関係者のお出ましを見て着陸して来る事を悟った。




遂に南西の方角から JA91NH AGUSTA WESTLAND AW139 がヘリパッドに着陸して来た。
















本機は過去ブログ「2013年東京消防庁出初式(報道機編)」で、新春の東京ヘリポート離着陸の状況を取り上げたが、今回は舞洲ヘリポートでも撮影する事が出来た。
本イベントならではのアドバンテージで、結構細かい写真が撮れたので、以下に示しておこう。
















機体の大きさから、日常の簡単な整備はどうするのかと思っていた矢先、飛行後点検が行われ瓦斯タービン、トランスミッション部分へどの様に近づけるのかが判った。
やはり主脚が格納されるバルジ部分が結構、重宝な足掛かりになっており、別の足場等を用意せずに機体上部へ到達出来ていた。なお写真では降りでのシーケンス写真である。














再び瓦斯タービンが始動され、中継デモ実施のため JA91NH が離陸を開始した。






瓦斯タービンから出力される高温度の排気に、屈折率の揺らぎが生じて透過した日の光に陽炎が生じて機体表面に斑模様が発生しているのが判る。






久しぶりに見た 「KEEP AWAY」 表示だ。以下写真の一部でレンズけられで画面が暗くなっているものがある。
























再びJA91NH が着陸して来た。着陸シーケンスを以下に示す。
















駐機中に撮影した細部写真を以下に示そう。








レドーム下部に見られた導電性?パターン模様。少し離れると塗装模様と区別出来なかったが、明らかに表面に厚みのある部材が貼られている。






















どうも本機ではダイバーシティアンテナを機体の長手方向に搭載している様だ。空冷ヒートシンク付近に同軸ケーブルが付いているが外皮色からSUHNERケーブルかもしれない。




真後ろの撮影時は、カメラ軸線上に主脚格納バルジが写ってしまう事が判った。




本機の特徴であるボリューム感のあるテイルブーム部を確認して見よう。過去ブログ 「AW139@JA220E(機体編)」に示した構成と同じである事が確認出来る。
















JA91NH の飛行前点検で、機体上部に格納されている瓦斯タービン、トランスミッション部が確認出来た。点検整備時の上り降りの具合が良く判る。
















さて初めて見た動力心臓部の写真を以下に示す。写真向かって左側が瓦斯タービン(P&WC PT6C)、右側がトランスミッション部でこの真上に回転するメインローターが見える。




瓦斯タービン部の写真である。遠心式圧縮機構成なので長さが比較的短く、向かって左端が補機類セクション、中央部分が空気取入口、圧縮機部分、右側が燃焼室、タービン部と排気、軸馬力取り出しとなっている。




補機類セクション部分写真。赤と緑色に塗られた縦長のゲージが見えるが潤滑油量確認用である。その右側の銀色円筒部分に網が張られた縦長の窪んだ口が見えるが、此処が空気取入口である。




燃焼室セクション部分写真。銀色の円筒部の外周部分に海老茶色の短いホース状の物が取り巻いているが、此れは燃焼室に噴射する燃料供給ラインだ。ネ20では此処が金属製パイプで輪を描くように処置されていた。
右端の円筒部分表面が焼け色になっているが排気セクションである。此処から排気管がグルッと内部を廻って機体後側の排気口に接続されている。つまり本機では瓦斯タービンの排気口は飛行方向に向いている。
高温の排気ガスを導く管が相対的に長い為、断熱処理に問題が在ると、周辺機器の温度上昇、熱膨張/収縮による応力発生や油脂類の劣化が生じるが、製品化したと云う事は問題ないのだろう。
流石にこの部分のカウリングは複合材ではなく、金属製のようだ。しかし瓦斯タービン排気口直後を直角に曲げて機体後部まで持ってくるのに背圧には影響ないということか。




トランスミッション部分写真。向かって左側から延びる筒状の中を、瓦斯タービンから導かれた回転する動力軸が収められている。飛行中の振動などで各部が揺れるので、其れを逃がす工夫がされている。
一見すると左側から延びる筒状の部材がトランスミッション本体部分に接続される部分は、ユニバーサルジョイント的な構造の様に見える。
ハイドロ系の配管が多く見られるが、やはり振動でのクラック発生を抑えるのに柔軟な材料で出来た茶色のパイプが使用されている。しかしパイプを束ねたり固定する処理はしない様だ。




五枚のメインローターブレードのピッチコントロールをするスワッシュプレート部分が見えている。ローターハブ直径が大きい為、回転するスワッシュプレート直径も同様に大きい。
スワッシュプレートから延びる五本のピッチリンクのロッド固定部だが、単純なボルト結合なので動作自由度がメインブレード側の其れと比べると少なくなっているがリード・ラグ動作を含めて問題ないだろうか。




RTBのため、瓦斯タービンを始動させて離陸して行った。次の二枚目の写真、客室搭乗者の方が膝の上にカメラコントローラを置いている。
またエアボーン直後から搭乗整備員の方が操縦席からお手振りされていた。
























上昇していた動きを止めて、若干機首を前に下げて前進し始めた。








ヘリポート上空をファイナルフライパスする JA91NH。




管制塔一階が撮影画像の実時間視聴覚ホールとなっていたが、何重もの人垣のため、今回は空撮画像を撮影出来なかった。
この人気の高さはヘリ空撮デモンストレーションの魅力が人を十分に引き付けているの証左であると思う。


最後に、其の一にも示したが本ヘリポートの管理者制度がどの様な形で引き継がれるのかが最大の関心事である。仕組みが破綻してしまえば来年度はもう此処に来る事が出来ないだろう。
地球規模の地殻変動活動期を迎えている昨今、何が起きても対応出来る様に折角作ったインフラなのだから、宝の持ち腐れにならない様、行政も考え直す必要があるのではないか。
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