すぎなの風                     ~北極圏トロムソ(ノルウェー)に住んで~

北極圏にありながら、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

野外で自由にロックンロール!

2017-07-26 | トロムソの観光

トロムソでは、先週から山の端に太陽が沈むようになりました。

そして、毎年この頃の木曜・金曜・土曜日3日間に
Bukta Festival”というロックンロールのイベントが屋外で行われます。

相方さんが好きなので、私も3年連続来ていますが、
毎年びっくりする人数です。


私はロックンロールなんてろくに知らないのですが、
乗って踊るとカラッとするから不思議!

私の「面白い」をいくつか紹介いたしましょう。

1. ロックンロール好きが始めて続けている!

2004年にロックンロール好きが始めたそうです。

新人から有名人まで国もミュージシャンもいろいろで、
ステージは大・中・小と3つ。

今年は3日間で34のコンサートが公演されました。

椅子も指定席もないので、
一番前で陣取ることもできれば、
3つのステージを自由に渡ることもできます。

私は去年、
Dweezil Zappa, Iggy Popに一番前でガンガンのっちゃいました。

ちなみに周りの人は発狂せんばかり!
かなりの人気スターだったようです。

行政絡みでなく、利益追求でなく、
ここまで大きいのを毎年続けていることがすごい!

2. 子ども連れOK!の時間は、無料!

基本子どもは入れません。
でも、土曜日の12時から2時半までは、子連れOK!
しかも誰でも無料!

この時間帯は、ベビーカーや子連れ家族でいっぱいになります。

だからと言って、子供向けのステージがあるわけではありません。
パパ、ママが楽しめる本物ロックです。

ただ、子どもの耳に配慮してか、ノリノリロックより静か目です。

そして、子どもたちには、
バーベキューが無料で振舞われるんですねえ。

参加費は、こういう時間も含む運営に使われるわけです。

ちなみにチケット代は、
3日間パスポート・・・1810NOK(約25000円)
1日チケット・・・800NOK(約11000円)

3.ビールもワインも飲めて、食べれる!

ステージだけでなく、屋台も出ます。

屋台と言ってもレストランが出しているお店もあるし、
ビールもワインもあります。

ノルウェー人って、お酒に強いのでしょうか?
酔っぱらって絡んでくる人はいません。

それにしても、なんでこんなに安心しておれるのでしょう?

4.かばんの中も?セキュリティーチェックあり

入場の際には、チケットと引き換えにもらったリストバンドをつけます。

そして、カバンの中までチェックされるんです。

初めての時は驚きましたが、
このご時世、こうして安心が確保されているんですねえ。

3年目にして、これは必需だと思うようになりました。

5.雨天を恐れず、会場は外!

この会場が何とも気持ちがいいのです。
海を背景に、木漏れ日と共に海風が爽やかにそよぎます。

雨が降って来た時、
雨宿りをしようと木の下に走っているのは、私くらいでした。

皆少々の雨には平気でいるか、
ジャケットの帽子をかぶるだけ。

もともとトロムソの街では、
ノルウェー人が傘をさすのを見たことがありませんし。

この会場設定はいかにもノルウェー人らしい!

6.近所の人も許してくれる

最後のステージが終わるのは、夜中の12時ごろ。
だいたい最後ほど盛り上がり、もちろん、音量はかなりのもの。

それでも許してくれるんですねえ、近所の人たちは。

その大らかさに感心します。

むしろ、ただで聞けると喜んでいるかも???

ヨットやカヤックは必ず集まってきますけどね。

7. あれ?コンサート聞かなくていいの?

お金払う限りは、ステージにかぶりつくもの!
なんて思うのは私だけでしょうか?

ここでは皆がコンサートを熱狂的に聴いているわけではないのです。

もちろんそういう人たちもいます。

でも、海岸で座って、景色を眺めていたり、
おしゃべりに夢中になっている人もたくさんいるのです。
一人岩の上で佇んでいる人もいます。

まるで生演奏をBGMで聞ける自由な屋外パブに来ているようです。

そして、
ゆーっくりと落ち行く夕陽を惜しむが如くうっとりと眺める。

そんな彼らの姿に私もゆったりとおれるのだと思います。


このBukta Fastivalは有名になり、

これに参加したくてトロムソに旅行に来る人もいるのだとか。

ロックンロール好きはもちろん、そうでなくても、
トロムソに旅行に来て
こういうイベントに参加するというのは、どうでしょうか? 

ノルウェーの雰囲気
大いに味わえますよ~!   

※ チケットはネットから買えます https://bukta.no/

     

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1年分を2週間に込めて

2017-07-16 | 日本とノルウェー

 

●あっと言う間の2週間。

ただ今、私はトロムソにおります。

2週間の日本滞在を終え
和の小道具たちと一緒に帰ってまいりました。(まだまだあるんですけど)

なんと早く、なんと充実した2週間だったことでしょう。

●なぜ予定より早く?

私はこの9月に日本に帰る予定をしていました。

一年間に「連続して6か月」トロムソにいなければいけないと私は勘違いしており、
「合計6か月」でよいとわかったため、
9月よりも早く帰ることができたのでした。

また、私の行き始めたノルウエー語の学校は、
想像以上に真剣で速いペースであったこと。
生きるため働くためにノルウェー語を習得する大人の学校ですから、当然でした。

その授業を私は無料で受けることができるのです。

ですから、休まない!と決めました。

ということは、ここ2年は、
語学学校の休み・夏にしか日本には帰れない、
となったわけです。

●やりたいことが出てくる、出てくる!

               一品持ち寄り、みーんな手作りの豪華さよ

日本を離れて2か月目に決まって「日本恋し病」を発症し泣く私。
その私が1年帰らない。

そう思うと、しておきたいことが出てくる出てくる。

子どもたちと過ごしたい。
なかなか会えなかった親せきに会いたい。
友人と会って喋りたい。
うどん、そば、天ぷら、ラーメン、新鮮野菜たっぷり手作りお惣菜が食べたい。
温泉に行きたい。
ハープ仲間とハープの音色を楽しみ情報交換したい。
日本の映画が見たい。
日本の歴史がよくわかるところを訪ねたい。
トロムソでのイベントや仕事に使う材料や情報を入手したい。
着物の帯を締めれるようになりたい。
私の体のメンテナンス方法をもっと知りたい。
などなど・・・

もちろん家のこともしなくてはいけません。

車がなくなり、思うようには動けない状況を予測していたにも関わらず、
私の望みは想像以上の展開となりました。

トロムソに帰った今、改めて感謝しています。

                         鎌倉・鶴岡八幡宮 蓮池が語るものは?

 

           東京大江戸博物館・一日かけてもう一度訪ねたい

●待ってくれる人がいる有難さ

全ては、友人がアッシー君など何から何まで力を貸してくれたお蔭なのです。

人のつながりこそ、宝物である。

ずっとそう思ってきましたが、この度そのあり難さが改めて身に沁みました。
そして、彼女たちのように私も気持ちよく力を貸せる人になりたい、
とさらに思っています。

今回ご縁のあった皆さま、本当にありがとうございました

●ブログは私からのお便り。

ブログ読んでいるよ!と言ってもらったのも嬉しかったですねえ。

一人一人に書けない分、ブログで皆さんに、と思っているので、あり難い限りです。

最近英語で書いてないよねえ・・・とのご指摘もいただきました。
そうなんです。
時間に余裕がなくなってきまして・・・(>_<)

英語の方は、しばらくお休みしようと思います。

●「計画性」と「無計画性」のバランス

帰ってきて2週間を実感させてくれたのは、草木の成長。

出発前・レッドリップスは満開の花

             トロムソに到着後・今年もレッドリップス豊作の兆し?

 この2週間には

「計画性」と「無計画性」それぞれの大切さを再確認しました。

とにかくは、この一年。
思い切り楽しんでみようと思います!

読んでくださる皆さま、これからも宜しくお願いいたします。       

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夏の訪れ、収穫を祈る「夏至祭」

2017-06-26 | ノルウェーの生活

●「夏至祭」ってなんだろう?

   2017.6.23.19:50

ヨーロッパでは、夏至を祝う習慣があるんですね。
夏至祭は、ヨハネの誕生日を祝う日とも重なっています。

トロムソでは、毎年6月23日と決まっていて「St.Hans(サンクトハンス)」と言われます。
それにしても・・・どうして夏至を祝うのでしょう?

●この日の伝統料理は、「Rømmegrøt(ランメグロート)」

この日、まず相方さんのお父さん、お母さんの家に行きました。
私のお目当ては、「Rømmegrøt(ランメグロート)」、
一年でもこの日だけ作るという伝統料理です。

「Rømme(ランメ)」はヨーグルトとクリームチーズの間のようなクリーム。
これに塩、小麦粉だけを鍋に入れて作ります。


グラニュー糖とシナモンを振りかけ、ハムと一緒に食べます。

えっ、それだけ?そう、これだけです。

これには訳があるのです。

5月に雪が解け白夜がやってくる。
草は急激に伸び、それを刈り取り冬に備える。
刈った後は、ジャガイモやニンジンなどを植え付けます。

ちょうどその頃、夏至を迎えるのです。

この短期間の集中労働を労わりたい、
まだ収穫のない季節に豊富にあるもので、簡単に・・・

そこで「Rømmegrøt」が生まれたようです。

これは高カロリーだわ。見かけと違ってお腹がすぐいっぱいなる!
なるほどー、です。

●たき火でソーセージ!

さらに私たちは、畑へ移動。
今年は、小さな畑を借りたんです。

  あそこが、私たちの畑ですよ~!     

私たちは、区割りして一緒に使う皆さんと畑で過ごしました。

火で焼いたソーセージが美味しい!
これも夏至祭のお決まりなのだそうです。

夏至祭は、
夏の始まりを祝い、豊作を祈るものだと思いますねえ。

冬春が長く、夏の訪れの遅い地域ならではでしょう。

●仕事の前にノルウエー語の習得!

私自身も、やっとノルウェー語の勉強を始めました。

えっ、今ですか? 
そう、やっとなんです。
これまでは英語だけで精いっぱいで、
ノルウェー語もやろうとは思えなかったのです。

また今回は、2月にノルウエー語の授業の申請をすることができました。
伴侶がノルウェー人だと、
無料で550時間授業を受けることができるのです。
ただ待ち人数が多くて、いつ始まるかわからないというのです。

通知を待っている間、自分で絵本で勉強したり、
日本人の人に教えて頂いたりして、
ノルウェー語を身近に感じるようになってきました。

そして6月、やっと始まりの通知が来て、
授業が始まりました。(始まって2週間で夏休みになりましたが・・・)

  シリアの人が書いてくれました。アラビア語で「はるこ」

● えっ、あの桜の花に注文?

仕事はしたい。だけど、「まずは、ノルウエー語習得!」としたわけです。

ところが、japanstuaで作った桜に注文が入り、
小さな小さな仕事が始まりました。

Sakura Produkt。

これについては、またお話ししますね~!


● えっ、本物の桜がトロムソに?

畑仲間が、びっくりすることを教えてくれました。

「すぐ近くに桜の花が咲いているよ」と。

          2017.6.14.22:50
一体だれが、桜の木を推薦してくださったのか?
どこから、どのようにここまで運ばれたのか?

今年は見るのをあきらめていた桜をここで見ることができるとは・・・
この地との縁の証のようであり、
応援を頂いたようであり、
涙が止めどなく溢れてきました。

*  **  *  **   *  **   *  **

楽しみつつも、悩みながら探り続けてきたこの2年は、

今思えば、ここの長い冬から春のような準備期間でした。

今ようやく私にも夏が来たようです。

こんな気持ちで夏至祭を迎えられたことに感謝です。

明日からどの学校も夏休み。
私も日本に帰ります~!

        

 

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秋の空よりも 女心よりも

2017-06-10 | ノルウェーの自然

                            6月6日 夜10時

5月9日に気候のことを書いてから、ひと月が経ちました。
白夜という季節の中、
想像と違う気候の変化の著しさを味わっています。

● 夏よ、来―い!

日本ではもう夏日だ、クールビズだと言われている頃、
ここの気温は0℃から5℃。
今年は特別寒いとはいえ、
いつ温かくなるのよー!
と日本の蒸し暑さが恋しくなりました。

白夜だからって温かいわけじゃなかったのです。

そんな時出逢った歌が、
「Kom sommarvind:夏恋し(私が勝手につけました(^^))」。

わかるー!

静かな優しいメロディをどうぞお聞きください。

https://www.youtube.com/watch?v=9a_olnqAwUs

                       雪解けの小川

● 5月末に・・・ゆき?

5月30日の朝、目覚めると雪!
しかも確実に積もる勢いです。

「やっと雪が解けた。いよいよ暖かい季節がくる!」と思った矢先、
ほんの2、3時間で冬景色に逆戻り。

しかし、さすがに5月。
太陽が出たとたん、雪は一気に解けました。

しかし!ホッとするもつかの間、
次は、あられ!

「雪、晴れ、あられ」をこの日は何度繰り返したでしょう。

まる二日雪は降り続け、ようやく晴れて一気に雪は解けました。

初めて見たのが、雪上りの滴。

この季節だからですね。
瑞々しく煌めいて見えました。

● 寒ーい長―い春が、いきなりに夏日に

それからは晴天が続き、気温は低くても
固い木の芽がゆっくりと膨らんできます。

町の広場には、お花屋さんも出てきました。

太陽が出て花が咲くと、人の心って自ずと弾んでくる。
それを改めて感じました。

6月7日気温27度、急に温かくなりました。

ジャケットを脱いで、半袖になると、体も心も軽くなります。

木々はあっという間に萌出でて、
夜中も鳥はさえずりカモは日向でまったりしています。

これまでの寒い長い時間を挽回するが如く、
ここでは夜中もずっと外は明るいのです。

だから、草花の成長が倍速なのですね。

4.身も心も順応しやすくなっている

ここのお天気の変化は、日本の秋空どころではありません。
私の感情すら及ばない。

またいつ変わるかわかりません。

少しでも陽気を浴びていたくて、
晩ご飯も、食後の読書もベランダで。
このブログもベランダで書いています。

ここに滞在し始めた2年前と比べると、
体も心も変化に順応しやすくなってきた気がします。

そして、今できることをしようと思えてくるのです。

さあ、今夜は、真夜中の太陽を見に行ってきます!

                   6月6日 夜10時10分

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遅ればせながら、トロムソに桜が咲きました!

2017-05-20 | 日本とノルウェー

今日は、「トロムソの日本人パワー」をご紹介いたします。

トロムソで、私が知っている日本人だけでも20人いらっしゃいます。
トロムソに来て間のない人から、短期間滞在の人、
トロムソ歴20年という方もいらっしゃいます。

不思議ですねえ。
「日本文化を伝えたい」という気持ちを皆さんがお持ちのようです。
そして、嬉しいことに
日本に関心のある方がトロムソにはたくさんいらっしゃるのです。

カフェの方から声をかけてもらって、

5月6日、突然イベントをすることになりました。

 

皆が集まったミーティングは一回。
その一回でどんどん事は決まっていきます。
そして、当日までに準備も進みます。


当日は皆さんが着物に着替えて、さあ始まり始まり~!

私にも着物を貸してくださるというので、着せてもらいました。

たすきかけて張り切っていたら、外すのを忘れてましたが・・・(>_<)

・折り紙

・かるた


・ファミコンゲーム


・日本語教室


・どら焼き屋さん

「トロムソに桜の花咲かせてね」

と日本で教えてもらった桜の折り紙。

お陰様で、日の目を見ました。

 この団結力は何でしょう?

故郷を思う気持ちでしょうか?
どの国の人もこんなにするのでしょうか?

私はこのお仲間に入れていただいて、本当にあり難い限りです。

それにしても・・・大和魂とはなんぞや? 

            

 最後にした日本人同士のかるた、白熱しましたー!

 

 

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白夜前、太陽と雪のはざまで

2017-05-09 | ノルウェーの自然

● 一気に雪解け!と思いきや

This is the first time I have spent April and the beginning of May in Tromso.
It has been fine and warm, and snow melted fast at the end of April.
I was convinced that we would welcome the midnight sun the same way, with no snow showers.
But it was snowing all the day on the 1st of May.
It seemed to go back to winter!

私が4月から5月にかけてトロムソで過ごすのは、今年が初めてです。
4月末はお天気がよくて暖かく、どんどん雪は解けました。
このまま雪が降ることなく真夜中の太陽を迎える。
私はそう思いこんでいました。

ところが5月1日、
一日中雪は降り、冬に逆戻りしたかのようでした。


● 白夜に映える雪景色

But there is a difference from winter.
It’s still bright after sunset.
Afterglow of the setting sun continues to be reflected up on the snow covered mountains.
There is no wind and it is very calm, not cold, and I feel the air is completely clear.
Bright evenings are getting longer day by day.

しかし、冬とは全く違うことがあります。

それは白夜。

夜太陽が沈んだ後も、その余光が山の雪肌に映え続けるのです。
風もなく寒くもなく穏やで、
空気は澄みきっています。
そして、白夜は日に日に長くなっていくのです。


●この季節特有“eling”
 
In the morning on the 7th of May,
my husband invited me to go outside, wearing warm clothes.
What did he want to show me?

Where he brought me was the sea.

Oh, I could see an“eling” over the nearest island very clearly.
“eling” means a sudden local shower of snow or rain, with a gust of wind, in Norwegian.

 

5月7日日曜日の朝、
相方さんが「出かけよう。あったかくするんだよ」と私に言います。

何を私に見せたいのでしょう?

連れて行かれたのは、海。

なんと、近くの島の“eling(エリング)”がはっきりと見えます。

“eling” とは、ノルウエー語で、突風と共に局部に降るみぞれや雪のこと。

The wind is very strong, 
the waves are very high and the color of the sea looked greener.
The sharp wind was from the North Pole. 
This seems to be unique weather in this season.

風が強く、海の波が高く、海の色もいつもより濃緑。

肌を刺すように冷たい風は北極から。

どうやらこれも、この季節特有の天候のようです。

         風と押し合いっこ?宙にとまったままのカモメ


●さあ、完全なる白夜到来!

Yesterday, at last, midnight sun arrived in Tromso.
That means it is bright 24 hours a day!

I heard there was more snow than normal this winter.
I wonder how and when the snow will melt?

I’m looking forward to when the snow disappears..
but I will also miss it.
I did not expect that.

Anyway I have to keep my eyes on the changes of the season.

ついに昨日、トロムソで太陽が一日中地平線の下に沈まなくなりました。
つまり一日24時間明るくなったわけです。

今年の冬トロムソでは、雪が例年よりも多かったそうです。
この雪、いつ、どうやって解けていくのでしょうか?

雪がなくなるのが

待ち遠しくもあり、淋しくもあります。
これは、思いがけない心境だなあ。

とにかく季節の変化に目が離せません。

 

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こうしてノルウェー人はスキーを履いて生まれてくるんだなあ

2017-04-28 | ノルウェーの生活

●にこやかに滑るお年寄りに感化されたのですが・・・

ここで「スキー」と言えば、「クロスカントリー」。
私の家から徒歩2,3分のところにあるスキーコースでは、
雪景色をにこやかに軽やかに滑るお年寄りも見かけます。

そんな姿に感化されて私もスキーを始めてみました。

ところが、スキーをしながら、
私の心は意外なことに奪われてばかり!

●子どもがいるからって、趣味をあきらめない?

スキーの後ろの、あれは何?

赤ちゃんなのです。

「あんなにスピード出して大丈夫?」と驚く私に
「大丈夫さ」と相方さんは笑っています。

赤ちゃんは泣きもしません。

「雪の上を滑る」を早くも体得し楽しんでいるのかもしれません。

ここのお父さん・お母さんは、子どもがいるからと言って、
自分たちの趣味を諦めないんだ。

そう思いましたが、それだけはないようです。

●七転び八起きで、焼き立てソーセージも待っている

ブクブクのスキー服を着て歩くのもままならぬ子が、
自分でソリを運んでは滑る。
転んでも泣きもせず、また登る。
立ち止まりスキーをする年上の子たちを眺めて、
また続ける。

これぞ、子どもの学ぶ力!

その間、親は小屋で自分で持ってきた薪をくべて
ソーセージを焼く準備をしています。
(こういう小屋があちこちにあり、自由に使えます。)

休憩がてら小屋で食べるソーセージは、
さぞ美味しいことでしょう。

 

.そばで言葉少なに寄り添う親

ここでは、「スキーを教える」のは親の役目のようです。

2・3才くらいからスキーを履いています。
1歩、2歩・・・ステン!
よっこらしょっと立ち上がったとたん、ステン!

まあ、先に進むのに時間のかかること。

それでも親は手を貸すことなく、横や後ろで言葉少なに見守っています。
大声を聞いたことはありません。

自分たちも親にこうしてもらったのでしょうか。

                         

●子どもの成長とともにゲレンデもアップ!

親子の姿に励まされながら、私も少しは滑れるようになり、
イースターホリデーには山のスキーコースに出かけてみました。

そこは、小学生くらいの子どもを連れた家族で賑わっていました。

私の力量では途中までしか行けませんが、
皆さんは先までどんどん行きます。

実際には、コースはあってないようなもので、
自然のゲレンデを自由に滑ることができるのです。

子どもが成長すれば、ゲレンデもアップしていくのでしょうね。

子どもも大人も、スキーを履いて雪の上を自由に移動する姿は、
かっこいい!としか言いようがありません。

そして、荷物を背負って滑る父ちゃん、母ちゃん。

子どもにとっても、かっこいいに違いない!

●代々受け継がれていく子育てエッセンス

長い目で子どもに関われて、
子どもが成長しても自然の中で一緒に楽しめるスキー。

彼らにとってスキーは、レジャー・趣味の前に、
「生活」なのかもしれませんね。

日曜日、トロムソの町ではレストラン・カフェがやっているだけ。
全てのお店・ショッピングセンターがお休みです。
ですから、自然の中でゆっくりとした時間を過ごしやすいのす。
しかも、代々そうやって過ごしてきたことでしょう。

そうそう、妊娠してもスキーをするそうですよ。

こうやって、ノルウェー人はスキーを履いて生まれてくるのですねぇ。

ノルウェー人にはなれなくても、エッセンスは頂きたいものです。


ちなみに私の来年の課題は、
お尻でなく、普通に止まれるようになること。(笑)

怪我なくスキーを楽しめたことに感謝です。

                       凍った湖の上、私でーす!

                   

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ソラもスキーと一緒に走ってみる?

2017-04-21 | 日本とノルウェー

● 雪の日も、氷の道も

トロムソで暮らし始めて2か月、
14才・愛犬ソラは、元気でおります。
お陰様で風邪をひくこともありませんでした。
雪の中も、凍った道も、一日3回毎日散歩しています。
彼女は、毛並みだけでなく
肉付きもよくなり、足に筋肉もつきました。

Our lovely Sora, 14 years old,
has been very fine for 2 months since she began living in Tromso,
she has never caught cold, thankfully.
She has been walking three times a day every day,
in snow and on the frozen road as well.
Not only her fur but also her body got fatter and better
and her legs have muscle.

●フレンドリーで、躾けられた犬たちに出逢って

こちらに来てから、いろいろな犬に出逢いました。
散歩をしていると、どの犬も尻尾を振り振り近寄ってきてくれます。
放してある犬も寄ってきてくれるのですが、
「Kom her! (こっちへおいで!)」
の一言ですぐ飼い主の元に走っていきます。

スキ―をする家族と一緒に走っている犬もいます。
チワワのような小さい犬でも、
すごいスピードでスキーと一緒に走るのですよ。
子どもが乗っているソリを曳いている犬もいました。

We have met various dogs here.
When we were walking, every dog came close to her while wagging their tail.
Some dogs without leash also did so,
but they quickly ran back to their owner’s calling ‟come”.
Some dogs were running with their owner skiing.
Even small dogs like Chihuahuas run very fast when skiing.
I saw a dog pulling a sled which a child was sitting in.

一方、ソラは他の犬にそっけなく、
怖がって尻込みすることもあります。
躾けられることもほとんどなく、
車に弱い彼女は、
まだ私たちと一緒に車で出かけることもできません。

「番犬」のお仕事も引退したしなあ。(^_^)
何かソラと一緒にできることはないものか?

On the other hand,
Sora was not interested in any dogs,
sometimes she was afraid and shrinking back from them.
She has had little training,
she is not good at riding in a car
so we can’t drive anywhere with Sora yet.

She has retired from working as a guard dog. (^_^)
What can we do together with Sora?

●スキーと一緒に走れるか?

まずは、首輪をハーネスに変えてみました。
これが想像以上の効果で、
歩く距離も伸びました。

雪道にも慣れてきたことだし、
スキーを一緒にしてみるか!
ということになりました。
(こちらで言う「スキー」はクロスカントリーです)

First, we changed her collar to a harness.
That was even better than we expected,
so she got to walk longer than before.
She is getting accustomed to roads with snow
and we decided to try to let her run when we were skiing.
(“ski” means “cross country skiing” here)

ソラには、「自分がスキーの前を走る」ということがわかりません。

そこで、「ソラ、ついておいで!」
と私がスキーで先を行ったものの、私が遅い・・・。

それでも帰り道は、
ソラが先頭きって走リ出しました。早い!

残念ながら、後から着いてくのに必死だった私には
写真を撮ることができませんでした。

Sora couldn’t understand that she should run in front of the skier.
So I said “Sora, come on!” and I skied in front of her. Although my skiing is very slow・・・
But on the way home she started to run very fast in front of us!
I’m sorry I could not take the picture of her because all I could do was skiing behind them.

 


  
●ぐー、ぐわー、眠り続けて復活!

帰ってきたソラは、早速ケージの中でぐー、ぐわー、ぐー、ぐわー。
眠りに眠った二日後には、すっかり平常ペースに回復しました。

「高齢を配慮しつつも、高齢を侮るなかれ」ですね。

Soon after she came home, she went into to the cage to sleep. Zzz, zzz, zzz
She had recovered back to her normal pace after she had been sleeping most of the day for two days.

We should consider about being old, but we should not make light of that.

そろそろ雪が解けます。

今度は何をしようか、ねえ、ソラ。

The snow will melt soon.

What will we do together next, Sora?

 

      

 

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初めて日本からの友人一家を迎えて

2017-04-14 | 日本とノルウェー

●待ちに待ったこの日のために

I have always been looking forward to welcoming family and friends to Tromso.

At last, that day came, at the end of March,
A friend visited Tromso with her family.

私は身内や友だちをトロムソで迎えるのをいつも心待ちにしています。
3月末、その待ちに待った日がやってきました。
友だちが、家族と一緒にトロムソを訪ねてくれたのです。

I tried to make a map which introduces cafeterias, restaurants and so on.
I named it “Mat Map”. (“Mat” means “food” in Norwegian)
I checked about dog sledding and watching fjords, which they were interested in.
Then I just waited for them to arrive here.

私は、食べるのが大好きな彼女のために
カフェやレストランなどを紹介する地図を作ってみました。
名づけて、「Mat Map」。(“Mat”はノルウエー語で「食べ物」)

彼女や娘さんが興味あるという
フィヨルド巡りや犬ぞりのことも調べたし、
あとは彼女たちの到着を待つばかりです。

 

●うちからのオーロラは・・・祈るしかない。

On the next day after their arrival, they said,
“It’s enough for us with what we can enjoy in the town,
and watching the aurora from your house”.

We can’t see the aurora every day,
and we can’t predict when it will appear.
When the sky is covered with clouds, we can’t see it.
Even if it’s fine,
we naturally can’t see it if it doesn’t appear in the sky.

“Then come to our home every evening!”

I said, and I really prayed.
(When I visited Tromso the first time,
I couldn’t see the aurora at all during my week’s stay.
But I didn’t pray like so. (^^))

到着の翌日、彼女たちはこう言いました。
「町でゆっくりできて、
晴子さんのおうちからオーロラが見れたら、もうそれで充分」。

オーロラは、毎日見ることはできないし、
いつ出るか予測はできません。
空が雲で覆われていたら見えないし、
晴れても出ていなければ当然見えない。

「じゃあ、毎晩うちに来て!」

そう言って、私はひたすら祈りました。

(私が初めてトロムソを訪ねた時、1週間いても見れなかったけど
 こんなに祈らなかったなあ(^^))

On the second day,
the aurora appeared !
but it was not so strong, and lasted a short time.
 
二日目のこと、
強くもなく短時間でしたが、
オーロラは現れてくれました!

●雪道をガンガンドライブ!

The third day, the last day of their stay here,
we went driving with my husband as driver.

三日目・トロムソ滞在最後の日は、相方さんの運転でドライブ!

 


●フィヨルドの冬の神秘

On the way back, we took another way.

I saw a scene which I had never imagined.
It was the frozen sea!

帰り道は、行きと違う道。

そこで、私は思いもしていなかった光景に出逢いました。
海が凍っているのです!

Tromso is located inside the arctic circle,
but the sea around Tromso island does not freeze
because the water is warm due to the gulf stream from Mexico,
and the rise and fall of the tide is very big.

But here it is frozen!
Why?

北極圏にありながら、トロムソ島を取り巻く海は年中凍りません。
流れ込むメキシコ湾流によって海水が温暖で、
潮の満ち引きが大きいためです。

ところが、ここは凍ってる!

どういうこと?

There is a big lake on the mountain nearby
so the freshwater can run into the sea, under the frozen river.
Then the salt rate becomes lower and the sea can freeze more easily.

近くの山に大きな湖があり、凍った川底を流れ込む清水によって
海水の塩度が低くなり凍りやすくなるのだそうです。

This is the mystery of fjords in the winter!

これは、冬のフィヨルドの神秘でしょう。

●あれが、今季最後のオーロラだった!

Ten days have passed since their leaving.
I’ve not seen the aurora since then.
Because the sun is getting higher day by day
and now it’s still bright in the evening.
So now we can’t see the aurora.
That means they could observe the last aurora we could see from our home this season.

I appreciated their visit, and that they wanted to come to Tromso.

彼女たちが、トロムソを発って10日。あれ以来、私はオーロラを見ていません。
日に日に陽が高くなり、夜中でもまだ明るくて見えないのです。
つまり彼女たちは、うちのベランダから見える今季最後のオーロラに出逢えたということです。

彼らの訪問に、トロムソに来ようと思って頂いたことに改めて感謝しています。

She also writes about their traveling in Norway on her blog.

★ 彼女も自分のブログで詳しく書いていますので、どうぞご覧ください。★

http://ameblo.jp/alumi/theme-10101963715.html

「ノルウェー旅行」

     ・日本からトロムソへ ~しょっぱなから大失敗の巻き~
     ・美しい街並みとキケンな道
     ・ノルウェー料理とオーロラ 

 

                  2017.4.13.20:40 トロムソで

 

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「春は桜」」から「トロムソの春」へ

2017-04-07 | 日本とノルウェー

●住んでみてわかる「春」

ここ数日、日本から桜便りが届いています。

桜が大好きな私は、日本では時を惜しんで
一人でも花見に足を運んでいたものです。

その私が今いるのはトロムソ、
ノルウェーの北部、北緯69度・北極圏の町です。

もちろん、桜はありません。

雪の中でも新芽が吹き、凍っていた川が解ける。

これは想像していたことでした。

しかし、住んでみてわかる春があるものです。

From Japan, I have received news about the cherry blossom these days.
I love cherry blossom so I used to go watching it as often as possible.

Now I am in Tromso which is a town in northern Norway, in the arctic, at lat.69°.
Of course here is no cherry tree.

I had imagined that the buds grow and the frozen river melt even in snow.
But I found other spring signs while living here.

●あられも積もるんだあ!

春といえども、雪はよく降ります。

ある日は、雪がいつもと違うので、
よく見てみると「あられ」です。

まさにお茶漬けに入っている「あられ」。
あられがコロコロしたまま積もっていくのです。

あられも、春のしるし。

Even in spring, it is snowing a lot.
One day I found strange snow called “hailstones”.
It is very similar to Arare, Japanese cake.
Hailstones pile up while keeping their shape.
Hailstones are often seen in spring.

●路上をながれる川!

暖かい日には雨が降ります。
そう、雪ではなく、雨。

すると、雪が解けるのも早い。

雨が止んでも雪は解け、
坂の多いトロムソの路上を流れます。
まるで川のように。

これも、春にしか見れない光景でしょう。

It rains on warm days, instead of snowing.
Then the old snow melts faster.
After the rain stops, the snow melts and runs down the slopes Tromso has a lot of.
It’s like rivers.
It’s also a scenery we can watch only in spring.

●太陽が、高い!速い!

さらに雪解けを手伝うのが、太陽の熱。

一週間雪が降った後、突然現れた太陽の位置に驚きました。

一週間前より、うんと高い。
それもそのはず、5月半ばには白夜になるのですから。

And what helps snow to melt is the heat of the sun.

I was surprised about the position of the sun which suddenly appeared after it had been snowing for a week.
It was higher than the week before.

That is why the midnight sun will be here in the middle of May.

 

                  2017.3.21.17:46撮影 トロムソ

●鳥のさえずりが日に日に増える。

耳をすまして聞こえていた鳥のさえずりが、
今では、朝目覚めると、必ず聞こえてきます。

違う鳴き方が、日に日に増えてくるようにも感じます。

一体何を歌っているのでしょうねえ。

I could just about hear the birds singing earlier,
but now I hear them easily when I wake up in the morning.

I have the feeling that the types of birdsong are increasing day by day.

What song are they singing?

●イースターのお休みには、スキー!

春の雪を歓迎している人たちもいるんですよ。

イエスキリストの復活をお祝いする「イースター祭」はここでもあり、
仕事も学校も約一週間お休みになります。

そして、今がスキーをするのにいい季節。

彼らは、イースターのお休みにスキーをするのを楽しみにしているのです。
私もです!

Some people here welcome snow in spring.
There is the Easter festival here and Easter holidays for about a week for school and work.
And it’s a good season for skiing now.
They are looking forward to skiing during the Easter holidays. Me too!

●桜を思い出せるからこそ

私はトロムソにいながら、

桜の木のすぐそばにいるように、
木のたたずまい、花の香、風に舞う花びらを思い出すことができます。

これが、どんなに私を支えてくれることか。

I can imagine the scent of blossoming and fluttering petals
as if I were nearby a cherry tree, even though I’m in Tromso.

That encourages me very much.

だから、私は思うのです。
ここの春を存分に楽しもう、と。

今、また雪がちらついてきました。

So I think
that I will enjoy spring here as much as possible.

Now it began to snow again. 

    

 

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