八ヶ岳山麓の暮らし

標高およそ1,200mの八ヶ岳山麓で、見たり聞いたり経験したことを気ままに書いています。

【あるヨギの自叙伝】を読んで

2017-05-19 06:32:28 | 日記
 パラマハンサ・ヨガナンダ(1893~1952)は、人類の霊性を高める使命を帯びてインドに生まれた。その生い立ちからマハサマディとよばれるヨギが意識的に肉体から離脱するまでの出来事を、【あるヨギの自叙伝】に書き残している。彼はその本の中で、特別の能力を持ったヨギ(ヨガ行者)たちと実際に会った際の会話や、知り得た摩訶不思議な能力について詳細に記している。1920年、彼がアメリカに設立したSelf-Realization Fellowship(SRF)は、現在54ヶ国・500ほどある瞑想センター(日本では東京)の指導的役割を担っている。その活動目的と理想は以下の通り。

〇各人が神を直接経験するための明確な科学的技法を、世界中の人々に広める。

〇人生の目的は自らの努力によって、生死を束縛された有限の人間意識から神の意識に進化することであることを教え、これを広く普及させるために、瞑想の聖所を世界の各地に、各家庭に、各人の心の中に打ち立てる。

〇イエス・キリスト自身が説いた教えと、バガヴァン・クリシュナ(インド最大の予言者でありかつヨガの創始者)が教えたヨガとの基本的な一致を明らかにし、かつ、その根本的な原理が、あらゆる宗教に共通する科学的真理であることを示す。

〇毎日科学的方法によって神を瞑想することこそ、あらゆる真の信仰が最後にたどるべき神への本道であることを示す。

〇人間を、肉体の病気と、心の不調和と、魂の無知との三重苦から救い出して、完全な自由の中に解放する。

〇簡素な生活と高遇な思想を奨励し、人はみな神の家族であり、神性を宿した兄弟どうしであることを教えて、同胞愛の精神を広める。

〇心は肉体にまさり、魂は心にまさることを、自ら実証して人々に知らせる。

〇善をもって悪を、喜びをもって悲しみを、親切をもって残酷を、英知をもって無知を征服する。

〇科学も宗教も、同じ原理の上に立つ一つの真理体系の中の異なる分野にすぎず、何ら矛盾するものではないことを実証する。
〇東洋と西洋がそれぞれ育んできた文化的および霊的知識の相互理解と交流をはかる。

〇人類全体を大いなる自己と観て、それに奉仕する。

 古今東西、不思議な能力を持った人の存在は知られていた。前世からの因縁で備わった人は別にして、どのようにしてその能力が備わったかについては伝えられていない。以前、俳優の滝田 栄さんの講演を聞き彼の書いた本を読んだとき、真言を唱え座禅をして瞑想する日本の僧侶にもそのような能力が備わった人がいると知った。

 この本を読んで、肉体の訓練、心の統御、呼吸法について適切な修練を積むことである種のトランス状態が得られ、不思議な能力が備わったり経験できるのではないかと理解した。そんな超能力を得ることが目的ではなく、現世で霊性を進化させることが人類の目標と知ればおのずと生き方も違ってくる。神の記述については、神=宇宙意識と置き換えてみたら、今の私にもあり得ることとして受け止めることができた。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 長野善光寺と東山魁夷館 | トップ | 庭の花暦(5月) »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL