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水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

『ニューイヤーズ・イブ』 今年最高の映画に出合った

2011-12-26 18:54:20 | 映画
忙しくて年明けに見られたら・・・と思っていたけど
バレンタインの方も大好きだったから
頑張って見に行った。

多分、今年度最後の映画館で見る映画。
そして
今年度最高の映画。

本当にニューイヤーズ・イブの前に見に行って良かった!


目を見張る豪華キャスト。
彼らの個性を見極め、これだけ適材適所に成功した監督に惜しみない拍手を。


アシュトン・カッチャーとリ・ミッシェル。
リーって、アシュトンのリアル妻デミ・ムーアに似てる・・・と思いながら見てた。
イベント嫌いなランディと
ニューイヤーズ・イベントに命かけてる風なエリースのエピ。
エレベータに閉じ込められて・・・なんていうベタな設定なんだけど
何か特別な素敵なシチュエーションになっているのは
リーの歌声。
さすが『glee』!
レイチェル・イメージそのままの元気な女の子役で
グリークを楽しませてくれた。
対するランディの絵がなんか適当なのが
良い感じの“ヌケ感”でナイス。


キャサリン・ハイグル。
やっぱりしっかり者の設定。
『グレイズ・アナトミー』のイジー役も
『27のドレス』の時の役も彷彿させる。
お相手は
あのボンジョビだけど
ボンジョビもさすがにカッコイイよね。
キャサリン・ハイグルの堂々としたポッチャリぶりも冴えていた。
スーシェフの役のラテン系の女性(ソフィア・ベルガラ)との対比が良かった。
ラテン女子に比べて堅い雰囲気なんだけど
バストは負けてなかったね~


ハリー・ベリー。
ここのところゴツい感じが伝わってきていたけど
今作では優しいナースの役どころ。
ドレスアップ姿がさすがの迫力だった。
今作ではドレスアップ姿を見せる女優さんが何人かいるんだけど
モデルかとも思えるような美しさでハリーが圧勝だよね。
ロバート・デ・ニーロ演じる死を迎える老人とのエピでは
きっと誰もが予想しなかった展開になる。
この物語、一筋縄ではいかないまとめ方が多くて
サプライズの連続。

人生はそんなもの。
人が思った通りになんて、なかなかいかないものなんだ。


ヒラリー・スワンクも不思議な魅力にあふれる女優さん。
柳沢慎吾を思い出しちゃうシウだけど
ちょっと不器用で、でも一所懸命な女性を演じる彼女は素敵。
彼女のスタイルも大好きで
スカーフのアレンジの仕方が途中で変化してたのに気付いて、嬉しくなってしまった。


サラ・ジェシカがこんなに大きな女の子のママ!
ま、彼女の年齢から考えたら当然なんだけど
ママ役でちょっと野暮な服装しているのが新鮮だった。
皆にこぞってけなされていたクロッグだけど
シウはけっこう気に入って、真似しちゃうつもりなんだけど・・・。
あ~~!ネタバレしたい。
ラストにはサラジェシカファンを最高の気分にさせてくれるよ。
足から全身ナメのショットは、極上の“ザ・サラジェシカ”だった。
突然の『SATC』サービス・ショット。
サラがゴージャスなのに比べ、
ちょこっと出演の夫、マシュー・ブロデリックはかなり酷い役だった。
でもそんなところが夫婦仲が上手くいっている証拠っぽくてホノボノしちゃった。

アビゲイル・ブレスリンちゃんも
順調にスキルを磨いている。
子役からティーンエイジゃ役の移行がスムーズみたいね。
ちょっと“イタい”10代が絶妙だった。




シウが今回一番好きだったエピはこのザック・エフロンとミシェル・ファイファのエピ。
ミシェルはクールな美女イメージが強かった女優さんだけど
ここではすべてに自信が無い、愛すべき女性を演じている。
優しい男の子を演じさせたら今一番だと思うザックと
お人よしな中年の女性というミシェルの愛称は抜群。
宙づりのシーンは可愛らしかった。
ただしセンスは素晴らしい!あのコートの着方はぜったいにマネしたい。


なんだかとりとめなくなってしまったけど
映画はそんなことなく
しっかりとまとまった群像劇。

物語とは関係なく
人はそれぞれに人生があり、
そして不思議な縁でつながっているものなんだとも思わせる。

明日はきっと良い日。
そんなことがいつもよりもずっとそう思える日が
ニューイヤーズ・イブなのだ。
立ち止まって振り返って
辛いことが楽しいことよりも沢山思い出されてしまったとしても
それは今日までかもしれない。
新しい年、自分もちょっと変わってみたら
思いがけない希望が見えてくるのかも。

何よりも美しいもの、
それは人間なんだ。

今年最後の映画が
今年最高の映画になった。


ニューイヤーズ・イブ - goo 映画

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2 Comments

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流石~~ (ちゃぎ)
2012-01-16 11:26:46
この記事を読んだら~~ 流石、シウさん!最高!って言葉が素直に出ました。役者さん達のどの人がどう?って もう私には、分からなかったし・・・ 英語の先生がやたら、ヒスパニックの女子に肩入れしていたので、先入観で、逆に楽しみました。

初め、こんなオムニバス形式の映画で皆がどうせハッピーになるんだ~と 実は、全然期待していなかった私だったわけです。
それぞれの人生がカウントダウンのボールのおちる仕掛けの危機感の裏で・・・緊張感があって見せてくれて。
しっかりと視聴者を裏切りそうなカップルもあったし。
エンドロールまで楽しみました。

残念なのは、やっぱり、シウさんみたいにニューイヤーズイブに見たかったです。
ちゃぎさん (シウ)
2012-01-16 21:31:07
ちゃぎさんが書いてらした、
ミシェルファイファーとエフロン君の件、
まさにシウはそこにハマってしまった!と
笑ってしまいました。

あのヒスパニックの女性はタダモノじゃないと思っていましたが
やっぱりどこかで話題の女子なのですね~

オムニバス形式の映画は成功と失敗が極端な気がしますが
これは大成功ですよね。
主役級の人ばかりなのに
皆が主張しすぎず、ひとつの物語を完成させていた感じです。
エンドロールまで本当に手抜かりなかったですね~

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