どうぶつ番外物語

手垢のつかないコトバと切り口で展開する短編小説、ポエム、コラム等を中心にブログ開設19年目を疾走中。

どうぶつ・ティータイム(60)

2008-08-27 01:08:03 | 温泉
     虹の似合う町「草津」  延々と坂を登って草津町に近づくと、道の駅を間近にした頂上あたりで突然クルマの下からタイヤの軋むような音が聴こえてくる。  追い越し禁止の黄色いラインを踏み越えたのかな? とびっくりした途端に、聞きなれたメロディーとなって腹のあたりに響いてきた。  もちろん耳でもそれと分かる。強いて言えば、体全体がその音に反応している感じだった。 「草津よいとこ、一度はおいで . . . 本文を読む
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どうぶつ・ティータイム(59)

2008-08-23 12:40:55 | 行事
     吾妻線<万座・鹿沢口駅>付近で莫高窟(?)に出会った  渋川駅から終点大前駅まで通じているJR吾妻線は、吾妻渓谷沿いにゆったりと走る昨今はやりのスローライフ満喫路線である。  沿線に点在する温泉群へのアクセス拠点としても親しまれていて、四万・沢渡・川原湯・草津・尻焼など主だったものを並べるだけでも温泉天国群馬の面目躍如といったところだ。  終点一つ手前の<万座・鹿沢口駅>からは、よ . . . 本文を読む
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どうぶつ・ティータイム(58)

2008-08-19 15:40:10 | 自然
        <キツツキに午睡は終わりと起こされる>  朝早く仕事に掛かり、ブランチを摂ると早々に昼寝をする癖が付いた。  10時半ごろに寝て、二時間ほど前後不覚にねむる。夢を見る暇もない深い眠りである。  一時間を過ぎるころから眠りのリズムは浅くなるのだろうか、何かの音に意識が反応して、「うるさいなあ」と思いながら再び眠りに引き込まれることもある。  この日は、コンコンコンコンと激しく板を . . . 本文を読む
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どうぶつ・ティータイム(57)B

2008-08-15 17:16:36 | 自然
      雨上がりの夕焼け雲  激しく変化するときに、美しいものが生まれるのかもしれない。 . . . 本文を読む
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どうぶつ・ティータイム(57)A

2008-08-15 17:05:56 | 自然
      雨上がりの白根方面をのぞむ  少々騒がしかった浅間山の微振動は、その後大きな変化もなく推移しているようだ。一応偵察に行っているが、前回あわやと思った噴煙の状況は、風向きによって雲を巻き込んだ気流のなせる現象で、やはり当方の誤認による早とちりという結果になった。  さて、昨14日は各地で花火大会があったらしく、ルート146号の北軽井沢でも恒例の催しが繰り広げられた。  旧盆で帰 . . . 本文を読む
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どうぶつ・ティータイム(56)

2008-08-11 00:35:40 | 自然
           浅間山噴煙続報(リアルに)  えっ? えっ?   昨日見た浅間山とどこか違うぞ!  たった一日で、噴煙の上がる位置が変わったのだ。  そんなことってあるのだろうか。錯覚でなければ、けっこう大変なことじゃないか。  それとも、単に風向きで左肩になびいて見えるのか?  写真を撮る場所は前回と同じ。  撮影日は日曜日だったので、朝から観光客が芝生で遊んでいる。  あまり意に介 . . . 本文を読む
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どうぶつ・ティータイム(55)

2008-08-10 00:08:34 | 自然
          浅間山も熱中症?  一昨日のニュースで、浅間山の警戒レベルを一段階引き上げ「レベル2」とするとの報道があった。  具体的には、7月ごろから火山性微動が活発化していて8月には一日100回を越える振動を観測したことから、火口周辺2キロ以内の立ち入りが禁止されたということなのである。    前回の噴火は2004年9月のことで、夕食の後のくつろいだ時間帯にいきなり強烈な爆発音と揺れが . . . 本文を読む
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どうぶつ・ティータイム(54)

2008-08-06 10:52:43 | 昆虫
           月面探査機シャクトリムシ号  なんの変哲もない写真だが、丸テーブルと尺取虫の取り合わせが面白かったので載せてみた。  淡々と机上を探っている様子が、横からの角度で緩やかな月面を連想させたというわけである。  かつてNASAが、アポロ11号で初めて人類を月に着陸させた1969年当時の興奮は、ここにはない。  さまざまの経験を経て、今は冷静に月の様子を見極めようとする航空宇宙 . . . 本文を読む
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どうぶつ・ティータイム(53)

2008-08-01 10:13:36 | 昆虫
          てふてふの戯れ   「てふてふが一匹韃靼海峡を渡つて行つた。」  安西冬衛の詩集『軍艦茉莉』の中の『春』と題された一行詩である。  平成17年11月15日、紀宮清子内親王が皇室を離れて一般のサラリーマンに嫁いだとき、彼女の卒業文集にこの詩が引用されているのが分かり、早くから自分の行くべき道を自覚していたのではないかと評判になったことがあった。 (楚々としてか弱い印象の紀 . . . 本文を読む
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