どうぶつ番外物語

手垢のつかないコトバと切り口で展開する短編小説、ポエム、コラム等を中心にブログ開設11年目を疾走中。

ポエム135 『やんちゃなホトトギス』

2016-10-11 06:47:41 | ポエム

 

     ホトトギス

    (城跡ほっつき歩記)より

 

 

 

  キミがやんちゃな理由を挙げてみると

  まずしょっぱなはその名前さ

  芭蕉の句にも登場するホトトギスと一緒なのに

  杜鵑草と書かなきゃ区別がつかないんだ

 

  次にはキミの外見さ

  花とは思えない異様な姿で

  いまにも掴みかからんばかりの肉にくしさ

  鶏の足爪を連想するのも無理はない

 

  名付けの由来も花弁の斑点からとか・・・・

  ホトトギスの胸前にある斑紋と似ているらしい

  センスに欠けるのはホトホト困るが

  やんちゃの始まりはこのあたりから

 

  おなじ杜鵑草でも種類はさまざま

  上向きに咲く生粋の日本産だけでなく

  釣り鐘のように下向きに咲くものもあるようだ

  色はムラサキのほかに白色や黄色

 

  ジョウロウホトトギスは黄色の釣り鐘

  シロホトトギスはこれみよがしに上を向く

  ヤマジノホトトギスとか田舎っぽいのもあるし

  チャボだタカクマだとツッパリ仲間もごろごろ

 

  これでやんちゃと言った理由はわかったかい

  音キチとも呼ばれたカミナリ族ほどじゃないが

  日本固有種なのに珍しく攻撃的に見えるんだ

  ムラサキの旗を振り回して「夜露死苦」なんてさ

 

  ぼやぼやしていると捕まっちゃうぞ

  オマワリではなく採集者にさ

  隠れていたいけど目立ちたいんだよな

  まあいいか 「あばよ」よろしくな

 

  

  

 

  

  

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2 コメント

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トホホスギ (塚越和夫)
2016-10-11 19:36:12
こんばんは。

いつもご植物画像のご利用、ご紹介感謝申し上げます。

さて、この植物名をカナ表記で目にしますと、たまに「トホホスギ」と読み違えたりいたします (笑)

こうした漢字表記の「不如帰、杜鵑、時鳥」などは、植物を愛でる人々の想いの込められた味わい深さを感じますが、その一方では所謂「あて字」のようなものらしく結果的にはその感性の趣くままに多様な表記が存在しております。

しかし、こうした植物分類学上の和名名称表記については、おそらくは事典編纂などの便宜を図ることから、「ホトトギス」のように誠に味気のないカナ表記で統一されているようです。

また、こうしたカナ表記の読み違えは、老眼を自覚し始める契機のようにもおもえたりいたします ^_^;

なお、ご利用いただいております画像のホトトギスは、各種図鑑などを参照する限りでは、多分タイワンホトトギス系統の品種であると思われ、また、野生の純国産ホトトギスを目にすることは珍しいともいわれているようですね。

今回も植物たちが持つ豊かな情景をお汲み取りいただき有難うございました。
なるほど勉強になりました (tadaox)
2016-10-11 23:30:25
(塚越和夫)さま、画像のみならず様々な知識を提供していただき、心から感謝申し上げます。
正直なところ、この植物については日頃見かけることもなく、手ごわい相手と感じておりました。

いろいろご教示いただき、少しわかったところもありますが、依然として厄介な相手だと思っております。
これからもホトトギスに注目していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

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