南アフリカW杯 / 2010年07月13日


解放感が生む奔放なプレー


南ア・ワールドカップ旅日誌(32)
7月10日(土)

3位決定戦 ドイツ 3対2 ウルグアイ
(ポート・エリザベス)=テレビ観戦=

◇テレビの影響で好試合?
 3位決定戦は「気の抜けたビールのようなもの」というのが、これまでの考えだった。決勝めざして精も根も使い果たしたあとだからである。ところが最近のワールドカップでは、ようすがちょっと変わったようだ。3位決定戦でも面白い試合がある。
 今回もそうだった。前半、ドイツの先制にウルグアイが追いついて同点。後半ウルグアイが勝ち越し、ドイツが反撃して再び同点。残り7分にドイツが勝ち越すとウルグアイは最後の力を振り絞って総攻撃をかけ、最後までわかせた。
 テレビマネーのおかげで賞金額が大きくなったから3位でも一所懸命やるんだ、という説がある。活躍を認められれば欧州のクラブで価値が上がるから若い選手が頑張るんじゃないか、とも思う。テレビの世界中継があるから手を抜けないのかもしれない、という気もする。いずれにせよテレビの影響だろう。

◇ウルグアイの2点に感心
 試合は3対2でドイツが勝ったが、ぼくはウルグアイの得点のほうに感心した。
 前半28分の同点ゴールは、中盤でガルガノがボールを奪ったところからの速攻だった。
ドイツの中盤の主軸、シュバインシュタイガ―にスライディングタックルし、立ち上がりながらパスを出した。これがよかった。他のプレーヤーがすばやく反応して走り出して、それを生かした。呼吸の合った守から攻への切り替えだった。
 後半6分の勝ち越しゴールは、右サイドでアレバロがすばやく巧みな動きで突破し、ゴール前へ低いクロス。待ち構えたフォルランがぴたりと合わせたボレーシュートで決めた。シュートもみごとだったが、アレバロの精妙なクロスがものを言った。
 優勝をめざす重圧から解放されて、選手たちがのびのびとプレーし、自分たちのいいところを出す。その点は決勝戦より面白い。


カメラマン。スタンドにも撮影場所がある。


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