サッカー日誌 / 2011年07月16日


米国の武器はスピードと多様さ


女子ワールドカップ観戦日誌(21)

7月14日(木) 
試合なし

★「高さ」というより「パワー」
 準決勝の日本の試合が13日の午後8時45分から始まる前に、午後6時からボルシアメンヘングラッドバッハで行われた試合で米国がフランスを3対1で破った。この試合をフランクフルトのメディアセンターのテレビで見た。そのあと日本がスウェーデンを破り、決勝戦のカードは、日本対米国になった。
 米国先発メンバーのゴールキーパーを除く平均身長は1m69cm。大型だが必ずしも「高さ」にものをいわせるチームではない。特徴はプレーヤーが疾走するスピードとキックの強さにある。武器は「パワー」である。
 もちろん「いざ」となると「高さ」もある。前線のワムバックは身長1m81cm。準々決勝のブラジルとの試合では、延長戦終了寸前に同点ゴールをヘディングで決め、PK戦に持ち込んだ。

★いろいろなタイプ、いろいろな攻め
 米国の攻め方はいろいろだ。
 準決勝のフランスとの試合。前半9分の1点目は「スピード」を生かした攻めで、オライリーの攻めこみからチェニ―が決めた。
 後半、1対1とされたあと、30分の勝ち越し点は、コーナーキックからワムバックのヘディングだった。これは「高さ」を生かした得点である。
 後半37分の3点目は、フランスの浅い守備ラインの間を通すスルーパスに合わせてモーガンが走り抜け、飛び出したゴールキーパーの頭越しに浮かせて決めた。「技あり」のゴールだった。
 トップは長身、31歳のワムバックと1m63cm、小柄な24歳のロドリゲスのコンビである。いろいろなタイプのプレーヤーがいて、いろいろな攻めができるのが面白い。

★試合開始直後の速攻
 試合が始まって15分以内の先制速攻にも注目したい。グループリーグ第2戦、コロンビアとの試合の先取点は12分だった。準々決勝のブラジル戦では開始2分に速攻を決めた。準決勝、フランス戦の先制点は9分だった。相手を研究して、あらかじめ攻め手を考え、相手がまだ試合になじまないうちにぶつけてみる。そういう攻めをしている。
 守りは、体力にものをいわせる激しい当たりが目立った。グループリーグ第3戦でスウェーデンに1対2で敗れたが、この2失点はPKとFKからだった。準々決勝の2失点ではブラジルの個人技と駆け引きの巧さを防ぎきれなかった。準決勝の1失点は、フランスのサイドからのクロスが直接ゴールにはいったものだった。
 守りが弱いとはいえないが、守りより攻めのチームである。
 優勝をめざして、よく鍛えられ、よく準備されている。


米国チームのハンドブックの表紙。



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