南アフリカW杯 / 2010年07月03日


戦いの跡を冷静に評価しよう


南ア・ワールドカップ旅日誌(25)
6月30日(水) 

◇マスコミ報道は浮かれ過ぎ?
 日本代表のラウンド16進出に対しても、また対パラグアイの戦いぶりについても、日本のマスコミは「よくやった」と大騒ぎしているらしい。南アフリカに来てから日本の新聞はまったく目にしていないのだが、その後に南アフリカへ来た人の話や日本にいる友人からのメールで、およその雰囲気が想像できる。
 グループ・リーグ突破の実績やベスト8を賭けた試合の戦いぶりについては、ぼくも高く評価している。全力を出し切った選手たちの健闘はすばらしかった。また、大会直前になってチーム編成と作戦を変更したスタッフの決断も適切だった。
 ただし、それは日本サッカーのレベルを基準にしての話である。日本の選手たちの技能やチームの力が「ワールドカップ・クラス」に達したわけではない。日本のサッカーの将来のためには「世界基準」からみた冷静な評価が必要である。

◇幸運にも恵まれた
 「カメルーンに勝った試合の後、試合のレベルは低かったと書いていたのは、読売の牛木さんの記事とあと一つだけしか目にしませんでしたよ。みな浮かれ過ぎですよ」
 あとから南アフリカへ来た人が、そう教えてくれた。
 幸運も日本に味方した。そのことも覚えておく必要がある。
 ラウンド16で、日本にとって、欧州・南米勢のなかでは「もっともやりやすい」パラグアイにあたった。ここは、順当ならイタリアと当たる可能性が強かったところである。
 幸運があっても業績への評価を割り引きする必要はない。ベスト8を争う互角の戦いをしたことは事実である。
 しかし、日本のサッカーの将来を考えるとき、この次も幸運に恵まれることを当てにして計画を立てると、大きな間違いを犯すことになりかねない。
 

試合前、ベンチで肩を組む日本チーム(今井恭司さん撮影)。

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