旅の記録

てくてくてく・・・今、どこ?

中国軍事力の脅威(21162)

2009-03-30 14:17:17 | Weblog
 今日は風もなく暖かい一日で桜も今週末くらいには大分咲いてくるだろう。
家の狭庭にも花が咲いてきた。細長い庭だが、これからが楽しみだ。今、ハナニラ
ムスカリ、黄水仙、パンジーなど咲いている。魚柳梅は時期が過ぎてきたのか、
刈れ初めている。
 休日高速道路1000円走り放題と言っても、ガソリンも使い放題になり、
エコとは言えない。ガソリン代が高ければそんなに混む事もないのだろうが。
 ところで、スウェーデンのストックホルム国際平和研究所が昨年6月9日に
発表した08年の年鑑によると世界の軍事費支出は
 1位=米国5470億ドル  2位=英国 597億ドル  
 3位=中国 538億ドル  4位=仏国 536億ドル
 5位日本、6位ドイツ、7位ロシア。
 アメリカが突出しているのは、イラクやアフガニスタンでの戦費が含まれて
いるからだ。しかし世界一の軍事大国である事には間違いない。中国の軍事費
は過去10年で実質3倍増と極めて高く、中国は仏を抜いて英国に肉薄している。 
 実際は公表額の2~3倍の額に上ると推定されているという。問題は中国の
軍事費が透明性を欠いていることである。英国のシンクタンク国際問題戦略研究
所の報告書「ミリタリーバランス」は「国防予算以外での支出を含む」中国の05
年軍事支出を世界第2位の1040億ドルと推定している。
 最近中国は海軍の増強を強めており、空母の建設や艦船の増強を図っている。
そんな折米国の音響測定艦が公海上で調査中に中国艦船から妨害を受けたと中国
側に抗議した一件があったが、海南島の南に西沙諸島、南沙諸島があり、中国は
これらも周辺諸国と領有権を争っている。西沙諸島はベトナムに近く、南沙諸島
は更に南にあり、フィリピン、マレーシアに近い。これら諸島を「中国固有の領土」として、
中国政府は「中国漁船や船員の安全を守る為」として、漁業監視船を周辺海域に
派遣している。軍事力をもってこれら地域の覇権を握ろうとしている訳である。 
 中国はチベットなど広大な地域を飲み込んだだけでは足らず、さらにこれら
諸島を支配下に置き、周囲200海里をEEZ(排他的経済水域)として、漁業や
資源探査など目論んでいる。
 西沙諸島はベトナムを支配していた仏時代、仏が領有していたが、ベトナムが
アメリカとの戦争中(ベトナム戦争)にどさくさに紛れ中国が占領したものだ。
 人が住めない島であるが海洋資源が重視されている。日本が領有を主張している
尖閣諸島も中国は領有を主張しているが、米国ははっきりサンフランシスコ講和
条約の中に含まれるとして立場を鮮明にしている。
 それでも、中国は尖閣諸島は中国領として、台湾、日本と領有を争っている。
これらを考えれば北方四島も日本の対応は甘いと言わざるを得ない。もうすぐ
北朝鮮がミサイルを発射しようとして、日本はそれに備え、制裁も検討中である。
もっと、中国やロシアにも北朝鮮と同じように国益に叶う対策なり、態度を表明
し対応すべきである。






夢に終る政権交代(11204)

2009-03-28 11:10:03 | Weblog
 小沢さんは今回自身の公設第1秘書逮捕に対する身の振り方を党内への説明
で了解を得たとして、ケジメをつけないらしい。そして後は国民がどう受け止
めるかで決めるという事である。
 もうこの問題が起こった時点から小沢さんは代表を辞すべきという考えを持つ
国民が多いということが分かっていないようである。
 国策捜査とか言っても一旦逮捕起訴されれば、いくら反論しても遅い。秘書が
逮捕され、マスコミからいろいろ説明を求められた時点で進退をはっきりさせて
いれば、潔しとして民主党への支持も低下する事はなかっただろう。
 政権交代が小沢さんの政治生活の夢であれば、もっと国民の反応を察知して
小沢下ろしが起こる前に代表を下りるのがリーダーとして求められるのではないか。
 そうこうしている内に選挙がいよいよ近づいて来たら小沢では戦えないと、
小沢下ろしが始まるだろう。目に見えている。
 「すべて国民次第」というのは党首としての資格を疑わせる。恐らく民主党は
勝てないのではないか。
 民主党執行部は、前回の参院選で民主党が大躍進したのも小沢氏の功績だという
ことや、政治家としての長い経歴を持つ先輩として党首交代を強く言えない雰囲気
がある。しかし、小沢さんは自民党時代から引き継いだ民主党のガンである。
これはきっちり切除(党首交代)して、選挙に臨まないと民主党は政権交代など
出来るわけがない。若手議員は落選の憂き目に遭う。
 国民の反応、心情を敏感に察知出来ないようであれば、リーダーとして失格だ。
 政権交代も夢に終る。

校舎設計図は国家機密(21771)

2009-03-26 14:08:46 | Weblog
 家の横を入って行った2軒目の家の桜で、いつもソメイヨシノより早く
咲く八重の桜で今見頃を迎えている。今年も辺りに華やぐ如く咲いていて目
につく。まだ用水沿いの桜並木は開花宣言が出来るのは2~3日掛かりそうで
ある。
 ここ2~3日WBCの話題で盛り上がっていたが、そんな中19日の新聞の海外
関係の記事欄に小さく四川地震の記事が出ていた。
 内容は、四川地震で多くの学校が倒壊したが、四川省北川県の北川中学校の
校舎について、手抜き工事があった証拠となる施工図を所持する3人が、地元
の国家安全局から事情聴取を受け、公開した場合は、国家機密漏洩容疑になる
と警告を受けていると香港の「中国人権民主化運動情報センター」が発表した
との記事であった。
 北川中学校では1200人の児童が犠牲になり、これらの家族は他の家族と
集団で訴訟を起こす動きがあったが、政府は補償金でその動きを封じてきた。
しかし、その補償金の額は少なく、また一人っ子政策の中国ではたった一人の
息子や娘を「おから工程」と言われる手抜き工事で子供を亡くし、地震当初から
政府の役所など同じ地域にあっても倒壊を免れている建物もあり、手抜き工事が
問題になっていた。
 その設計図を持っている人間がおり、手抜きが明確に証明されれば、補償金
だけでなく、賠償金など払わなければならなくなり、北川中学校だけの問題では
なくなり、他の学校の犠牲者にも波及する。それを恐れて地方政府は、国家機密
漏洩容疑などと恫喝しているのである。
 日本でも姉歯1級建築士が建築費を安くしようと鉄筋を少なくしたりして、
強度不足のいわゆる耐震偽装が問題となり、国家機密漏洩などと荒唐無稽な容疑
ではなく、きっちりと建築基準法違反で罰せられた。
 中国では国家指導部はある程度信頼されているが、地方政府は賄賂を取ったり
賄賂を贈れば何とでもなるなど全く信用されていない。今回の4兆元の緊急経済
対策も、どの位効果を出すか、つまり賄賂などへ流れる事が心配されているので
ある。それにしても、施工図が国家機密漏洩になるなどとは、日本では全く考え
られない事で、人治と言われる中国ならではの事である。

「日本、連続世界一」(16124)

2009-03-24 15:32:18 | Weblog
 3年毎に開かれる野球のワールドカップともいうべき第2回WBCの決勝戦
日本対韓国戦がロスアンジェルスのドジャースタジアムで行なわれ、日本
が延長10回の表にイチローの一打で2点を上げ、5-3で再び世界の
頂点に立った。
 韓国とはこれまで4回戦い、2勝2敗の五分で今日の試合はWBCの決勝戦でも
あり、日韓の雌雄を決する戦いでもあった。
 大リーグの試合はホームランで勝負を決する力のスタイルであるが、アジア
の野球はちょっと違うスタイルの野球即ちバントあり、ランエンドヒット有り、
盗塁有りの小技を交えた野球で、今回の決勝戦も9回まで共に1点づつを取り
合う試合展開。1点リードされた韓国も9回裏に1点を入れ、3ー3の同点と
し、緊迫した試合展開であった。
 特に印象に残ったプレーは5回裏、韓国高永民のレフト前の難しい飛球を
ワンバウンドで逆シングルキャッチした内川のプレー。内川は2塁に送球して
タッチアウト。韓国の攻撃もこの回は1点止まりとなり、内川のプレーは光って
いた。
 アメリカの出ていない米国の野球ファンもスタジアムを満員にする5万8千
人が詰めかけ、面白い野球を堪能できたのではないか。
 アメリカは野球を国技の一つにしているが、強いのはやはり日本を頂点とする
投手力の強さとバントや盗塁などを織り交ぜた細かい野球が、力の野球に勝って
いる事を証明した。
 またアメリカはルール改正など自国が決勝に残るような事をしてくるかもしれ
ない。故障者や球団の方針で出られない選手もいたアメリカであったが、果たして
次回はどこが優勝するか。今のやり方では日本や韓国などのアジア野球に勝て
ないだろう。
 プロ野球に関しては、アメリカは百年以上の歴史、日本は75年の歴史、韓国
にはまだ27年の歴史しかないが、日本は「日本、連続世界一」となり、先の
ブログで紹介した「毎日新聞」の記者が予想した予定稿が幻の原稿とならずに
今頃号外として配られているだろう。この記者の強運は現実のものとなり、恐らく
日本のファンはあちこちで勝利を祝っているだろう。それも韓国を倒しての世界
一であり、胸のすく試合であった。

日常に変化を(13521)

2009-03-22 14:00:36 | Weblog
 規則的にブログを更新して行くと、どうしてもネタ切れになる。
積極的に何かに挑戦していけばそれについて書く事が出来、そうネタに困ると
いうこともないだろう。しかし何もしない人は書く事もないという事になるのは
必然だろう。小学生の日記ではないのだから。
 小生の場合は大体が中国批判か名字、或いは俳句といった関係で、その
間に入ってくるのが、旅行などのタイトルに合った内容になる。
 こんな事を書いている事自体、ネタ切れのようなものである。しかし
考えようによってはこの変哲もないブログであっても、少しは頭を使い、
記事を何度も読み返しては直し、おかしな表現になっていないかなど、
短い文章の中でいろいろ頭を使うことになり、良い事だと思っている。
 先日新聞に「変化」と題した記事に目が止まった。
大雑把に言って書いてあることは、変化について行ける人と、変化を好まない
人がいて、変化を好まない人が、怠惰だとか依怙地というイメージが付きまとうが、
必ずしも否定されるべきものではない、と。そういう人は安定を好むという事で、
変化を否定するわけでもないが、変化について行けるほどタフでもない。実は
そうした人たちの方が世の中に多いと筆者は実感しているという。
 どういう人を対象に書いているか分からないが、この歳になれば余命何年と
いう所なので、黄泉の世界への残された時間をどう過ごすかという考えに
よって人も変化なり、安定なりどちらを好むかという事になって来るのだろう
と思う。私はやはり余生は「好きな事をする」という事を目標にしている。
だから今まではロングステイや遍路、俳句、旅行(海外、国内を問わず)日常
ではウオーキング、新聞を読む事(新聞を読む事も非常に好きである)庭いじり
などをしている。
 また暖かくなってきた。家でじっとしているのも余り好きではないので、
そろそろ動き出す時が来た。昨日は、花粉も大分飛んでもうすぐスギ花粉は
終息するという天気予報者の言葉を信じて、マスクをせずに一日外に居たら、
とうとうくしゃみが出るようになって来た。最後に来て花粉にやられたような
今年の花粉シーズンであった。早くから手を打って何とか今年は楽に終るかと
思っていたが、最後にひどくはないがちょっと反撃をくらった感じである。
浅草寺では納経帳とガイドブックを買って、王子にある先祖の墓に挨拶をして
家に帰った。

 

WBC決勝戦は日韓対決か?(11512)

2009-03-20 15:29:56 | Weblog
 WBC1組の一位決定戦が今日日本時間の10時から行なわれた。
一昨日のブログに韓国は準決勝に進むと書いたが、これは正しいが、
日本は2組のキューバと戦い、勝てば準決勝進出を掛けて韓国と戦う
のは間違いで、誤解をしていた。
 今日の韓国との試合は1組の一位、二位決定戦で、勝てば2組の2位
と戦う事になる。WBCのダブルエリミネーションシステムである。
 今日の試合も日韓両投手の投げ合いで投手戦を思わせる試合であったが、
日本の先発は初登板の内海。日本は韓国の左投手に右を揃えたが1回は簡単に
終った。その裏、韓国は先頭の鄭根宇の中前打と犠打で二塁とされると、金賢洙
の左越え二塁打で先制した。日本は二回、5番・内川の豪快な左翼席へのソロ
本塁打で同点に追いつくと、村田、岩村の連続安打でチャンスを広げ、片岡の
タイムリーで勝ち越した。
 内海をリリーフした小松は2回2/3を無安打5奪三振の好投を見せ、田中
につないだが、七回、韓国は6番・李机浩がバックスクリーンに飛び込む同点
本塁打を放ち、試合を振り出しに戻した。
 八回、日本は先頭の青木がプッシュバントで出塁すると、4番・城島に代わ
って代打で稲葉が登場。稲葉は鋭い当たりを右前に運び、スタートを切っていた
青木は三塁へ進塁。無死一、三塁のチャンスに代打・小笠原が、代わったばかり
の韓国・金廣鉉から右前に勝ち越しのタイムリー。さらに、岩村のタイムリー
などで2点を追加し韓国を振り切った。
 日本は勝ってもマウンドに国旗を立てたりしない。韓国は愛国心が強いのか
中国のような感じを受けた。前回の試合では。
 因縁の相手を下した日本だが四回にアクシデントがあった。先頭の村田は中前
打を放ったが一塁の手前で右太もも裏を痛めた。両肩を抱えられながらベンチ
に戻り医務室で治療を受けた。かなりの重症で、広島の栗原が緊急招集される事
になった。当たりを取り戻してきた感じの村田が抜けるのはちょっと残念だが
いたし方ない。
 これで、日韓の勝負は2勝2敗。恐らく韓国はベネズエラと戦うが勝ち上がっ
てくるのではないか。そして日本はアメリカを下し、決勝戦は日本と韓国との
一騎打になるのではないか。それだけ力のMLB野球とアジアの野球は違う
ように思う。アジアは投手力や盗塁をする小技を生かした野球である。
 日韓は5度戦う事になるだろう。アメリカも本家の意地を示して来るだろうが、
日本が勝つ。今までの対戦成績は分が悪いが。
 そして「日本、連続日本一」という事になるだろう。


日韓3戦目は韓国だが、次は日本の勝ち(4623)

2009-03-18 15:56:36 | Weblog
 WBCの第2ラウンド、日本韓国戦が今日正午サンデイエゴのペトコパークで
行なわれた。 東京での一次ラウンドの対戦は一勝一敗。今日勝てばロスアン
ジェルスでの準決勝へ進出できる。
 日本はダルビッシュ、韓国は奉重根の先発。奉重根には一次ラウンドで6回
途中まで三安打無失点と好投されている。
 日本のエース、ダルビッシュは立ち上がりにつかまった。ボールが高めに浮い
て制球が定まらない。先頭の李容圭に左前打されると、次打者の初球にいきなり
二盗を許す。城島の送球も高かった。そして内野安打で一、三塁とされ、内野
ゴロで先制されると、一死満塁から李晋映に左前打を浴びて2点を追加された。
 ダルビッシュは二回以降は安定した投球を見せ7三振を奪ったが、5回4安打
3失点で降板した。
 七回、城島への投球が微妙であったが判定は三振。城島はバットをそのまま
ベース上に置いてベンチへ。その行為が球審への侮辱行為と取られ退場処分と
なった。九回には涌井、岩田がこらえきれずダメ押しとなる1点を献上した。
 日本は五回に福留、城島の連打などで一死一、三塁とし、イチローの二ゴロ
の間に1点を返すのがやっとだった。
 ヒット数では日本の7本、韓国4本。先発投手の出来が流れを左右するが、気迫
で韓国の方が一枚上廻っていた。韓国は前回の鬱憤を晴らすかの如く、ピッチャー
マウンドに小さな韓国旗を突き刺して、今日の勝利を喜んだ。
 アメリカでは自国の野球をメジャーリーグと言い、メジャーリーグの決勝戦を
ワールドシリーズと言っているが、やはり日本や韓国の緻密な野球が世界一と
いう事ではないだろうか。まだ日本は準決勝には進んでいないが、キューバには
勝つだろう。
 その証拠に2組の米国はやっと敗者復活戦でプエルトリコを9回に3点を入れて
逆転で下し、なんとか準決勝進出を決めた。
 韓国は1組の2位以内が確定し準決勝へ、日本は敗者復活2回戦に回り、メキ
シコを7-4で下したキューバと19日正午、準決勝進出を懸けて対戦する。
勝てば準決勝で韓国と4たび韓国と戦い、決勝戦では、マイアミで行なわれている
2組の米国とベネズエラの勝者と戦い、WBCの決勝戦を行なう。
 再び日本が韓国との戦いに勝って、「日本、連続世一」の予定稿の記事が幻に
ならずに生きる事を期待したい。

 

後悔先に立たず(11775)

2009-03-16 13:54:54 | Weblog
 こんな場面に出くわしたら腹を立てますか?
<静かな列車内で携帯に着信音が大音量で鳴り、大声で話し始める>
<便器をふいた雑巾をいったんすすぎ、食卓もふく>
<青信号で横断歩道を渡っているのに、車が前を遮って突っ込む>
<書店のレジ係りがつり銭を放り投げる>
<消耗した電池を買わされる。抗議しても、店は「売った時は満タンだった」
 と反論する>
これらは中国の日常風景だ。しかし、どの場面でも中国人は怒っているのを
見た事がない。日本では幼い頃から「外に出れば静かに」「人には思いやりを」
と教え込まれ、繊細な神経が培われる。一方、中国では他人への配慮はあまり
重視されない。ずぶとさ、ずうずうしさ、鈍感さも要求される社会なのだ。
日本人にはマナーが悪いと映る。
 現地の感覚になじもうと、大声で携帯通話をしたり歩道ではなく車道を歩い
たりした。だが、後味が良くない。自分が不愉快だと感じることをやるのは
抵抗感がある。一方、ある日本人の友人は地元に溶け込んだが、帰国後もその
習慣が抜けず、知らない内に列に割り込んだり、買物の際に中身を取り出して
傷の有無まで調べる。注意されると「日本人は口うるさい」と感じるように
なったそうだ。
 相互理解には相互の我慢も必要だ。中国人の友人に「(日中関係では)中国
人より日本人が我慢することが多い」と言うと、こう反論された。「そういう
こと自体、我慢していない証拠」。この感覚、同意できますか。
 
 以上は嫌中の筆者がまた同じような事を書いていると思われるかもしれないが
これは昨日の毎日新聞に出ていた記事を引用させて頂いたものである。
 中国の本場ではないが、筆者も中国人が76%もいる新嘉坡に13年間住んで
いた関係で、上記の事は全て理解出来るし、実際経験もした事も書いてある。
さすがに、二番目については見たわけでないが。
 最後の「日本人の方が我慢する事が多い」に対する反論には当然同意なんか
できるものではない。
 筆者も長年そういう中に住んでいて、嫌中になったのだと思っている。親中の
人には共産中国の実態が分かっていないのだ。
 東シナ海の日中境界線付近で開発中のガス田も共同開発にはならず、境界線
もどうなるか分からない。後で悔やんでもしようがない。
 「後悔先に立たず」とはよく親に言われた言葉だ。

外交ベタの日本(9246)

2009-03-14 10:20:39 | Weblog
 北朝鮮が衛星を発射すると発表した。秋田沖約130kmの海上と銚子沖
2150kmの海上を危険区域に設定。4月4日から8日までの間に衛星を
発射すると国際海事機関に通報した。
 以前にも人工衛星を上げるとしながらも、テポドンを打ち上げた事があり、
日本や韓国、アメリカは衛星にしろ弾道弾にしろ国連安保理事会に決義違反
を求めるという。
 いつも思うが日本は北朝鮮に対しては、拉致問題でも制裁を科し、”遺憾の意
を表明或いは抗議した”などの域を超えた対抗措置を取っている。それはそれで
良いのだがしかし、日本は相手が中国となると、同じ問題で中国が取るような
抗議なり、対抗措置など取らず、はっきりした態度を取らないでお茶を濁すと
いうケースが多い。もっと中国がやっているような強硬な措置を取るべきである。
 おりしも米国の音響測定艦が中国海南島の沖、南130kmの公海上で調査して
いたところを、中国船舶が発見。接近して調査を妨害。そのいやがらせ行為は
米国船の警告にも拘わらず、衝突寸前約8メートルにまで接近、丸太を流したり
して妨害したという。それも米国が抗議する3日、4日も前から続いていたとの事。
 結局米中の外相が「再発防止で合意」で一応の決着をみた。ことほど左様に
中国は相手の意向など考えずに妨害する。例の仏で開かれたオークションと同じ
である。値を高く吊り上げ、競り落としておいて最後はお金を払わない。こんな
事をして溜飲を下げているのである。
 インドはオークションでガンジーの遺品を競売に掛けるなと抗議したが、結局
競り落とし、競り落とした人はそれを国に寄付し、ガンジーの遺品は母国に帰る
事が出来た。
 中国潜水艦が日本領海内(沖縄の日本領海内)を通過した事があった。追尾した
海上保安庁の艦船により、中国に帰港が確認された段階で日本政府は中国に抗議
した。がその回答は、「調査する」という一言で終った。舐められているのである。
 しかし、米中の今回の音響測定艦の問題は、一応の合意をみたという事で決着
したかにみえるが、中国は対米批判を続けている。米国も調査を続行するという。
 ここが日本と中国の違いである。相手に非があれば徹底的に叩き、自分に非が
あれば、口先だけで逃げる。これが中国の常套手段である。
 東シナ海でのガス田開発でも日本は中国が開発を中止するか、共同開発するか
要求した事があったが、中国は日本の開発に反対、そうこうしている間に開発を
続け、現在に至っている。日本も開発を開始し、日本の要求を貫くべきであった。
そうすれば日本も今のような中国ペースにはならなかった筈である。
 日本は北朝鮮に対する時だけでなく、中国にもロシアにももっと国益を考え日本
に非が無ければ強行に主張する事が、諸外国に日本の外交的立場を強くさせ世界に
於ける日本の地位を向上させる事につながる。
 どうして日本は自己主張が弱いのか。雑誌に出ていたが、日本は将来、中国の
「日本自治区」になるという。そんな事を危惧させる中国の軍事費の増加である。
 



元に戻った中国(15555)

2009-03-12 11:41:36 | Weblog
 今月6日に「日本人の自己主張の無さ」について書いたが、これを裏
付けるというか、同じような良い例が新聞に出ていたので、ご紹介しよう。
そのコラムは7日夕刊の毎日新聞に出ていたもので、そのまま引用した方が
良いので下記に引用させて頂く。
 正しく、中国人と欧米人それに日本人の違いが見事に出ている記事である。
  
 『「列に並べ」と言われれば? 経験から言えば、日本人は最後尾をさがす。
 中国人はその場から列に割り込む。
  全人大(国会)初日早朝、温家宝首相の報告書をもらいに人民大会堂へ。
 先着順で、午前6時には建物前に100メートルの記者の行列ができた。
 1時間後、ようやく建物内への案内が始まった。その時、遅れてやってきた
 中国人男性が「列に並べ」と注意され、さっと私の後に入り込んだ。
  列が動き出すと、男性は横にはみ出して早歩き。列が止まれば、すき間を
 見つけて割り込む。慣れたものだ。5分後、先頭が入り口に着いた時には、
 男性はもう2番手につけていた。
  建物内でも皆先を争って配布場所に走る。だが、係員は「30分後に配る」。
 また行列になった。ふと脇を見た。さっきの男性が文書を持って立ち去ろうと
 していた。コネでも使ったのだろう。
  たかが順番。でも割り込まれると腹が立つ。新しい列で欧米人が背中をつつ
  く。「あなた、外では私の後でした」。想定外の理屈に思わず「どうぞ」。
 文書がまた遠のいた。』

6日に書いた事を具体例をもってウソではない事を言ってくれた記事として引用
させて貰った訳である。
 この記事は日本人の性格をよく表している。記者の気持ちをお分かり頂ける人
は多いのではないだろうか。しかし海外に行けば日本人はお人好しなのだ。
ある意味、損をする事が多い。
 もう30数年前だが海外に駐在する時に、お客との顔合わせもあり、先輩駐在員
と一緒に東南アジアを香港から南に下って行ったが、その時にも、海外ではずうずう
しくしないと駄目だと飛行場で教えられた。中国語が堪能な方だった。

 普通列に割り込まれると日本人は文句を言い、列に並ぶように言う。所が割り
込まれた中国人は何も言わない。だから100米もあとから来た人が2番手まで
行けるわけだ。同じもの同士で割り込まれるのは当たり前だと思って何も言わないのだ。
 中国では五輪前、バスに並ぶ所をメデイアに見せ、いかに中国人はマナーを
心得ているかを見せていたがこれはマナー向上運動を展開していただけだ。
終ってみればかくの如しだ。北京の空もまた以前と変わらずくすんだ空に戻って
いる。
 欧米人記者も、この場合、日本人記者と中国人記者との区別がつかなかった
のではなく、彼らなりの理屈で後へ行きなさいと言った訳だ。みんな自己主張が
強い。
 日本国内ではいいが、外国へ行くともっとずうずうしくならないと日本的な考え
では損をする事が多い。
 外交ではずうずうしいなどというような事で片付く話ではないが、国益を考え、
それこそずうずうしく主張しないと国益を損なう事になる。