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一人前

2017年04月25日 | ひとりごと
一人前ってなんでしょう?

「自分の力で稼げるようになる」という意味であれば、3年? 5年?
年数で表すのは難しいです。

というのが、私が見習いの頃までは、建売住宅でも、それなりに建具屋の仕事がありました。
建売の場合、こだわった建具は滅多に無いので、建売住宅をこなすだけなら1年もあれば対応できると思います。
(私は8~9ヶ月で1棟任されていました)
そうなると、建売メーカーと組めば、1年で稼ぐことが可能だという事ですね。

が、18歳で建具見習いとすれば、1年では19歳です。
19歳に仕事を任せるでしょうか? 商品を仕入れるにしても、信用が得られないかもしれません。
「安心して任せられる」という事であれば、25歳くらいではないでしょうか?

そうなると、18歳でスタートしたら、7年目という事になります。
が、24歳でスタートすれば、1年目です。
ちょっと意地悪な仮説ですけど。

神社仏閣に用いるような建具を作れるようになるのは何年? これができれば一人前?
もし、それが定義であれば、私はまだまだ一人前ではありません。

「一生勉強。死ぬまで一人前にならない」というのも、ちょっと合点がいきません。
それは「自分が満足しない」という意味であり、他社評価ではないからです。
芸術家の考え方ですね。

さて、意地悪な仮説や適当な答えではなく、真剣に答えるとしまして、「一人前」についてですが、先にも挙げました建売だけなら一年でもどうにかなると思いますが、それでは食べていけません。
新築、リフォーム、それなりにこだわった注文住宅を対応するには、数字的(本数や件数をこなすもの)として3年以上は必要だと思います。
これはあくまで技術習得(できるようになる)の話。

建具店経営という事であれば、最低限、上で挙げた物件を対応できる技術を持ち、そこから経営力を考えると、技術習得から、さらに数年は必要かなぁと思います。
これも「独自に集客して直販する建具屋」と、「ハウスメーカーや工務店の下請け」、「建具屋の下請け=手間請け職人(孫請け)」と、建具屋経営にも色々ありますから、目指すもので変わってきます。

建具屋の下請け(手間請け)であれば、それほど経営手腕は必要ないかもしれませんが、元になる建具屋が苦しくなれば、アッサリ切られます。
新しい取引先を開拓できれば良いですが、そう簡単にはいきません。
ただ、技術が秀でていれば、そう簡単には切られませんので「引く手数多の状態」になれば良いと思います。
そうなると、技術習得(できる)だけではなく、「上手い」まで鍛える事、さらにはセンスも必要です。

「独自に集客して直販」であれば、販売品によって、あまり技術が要らないかもしれません。
私自身が、これに当てはまるかもしれません。技術がある建具屋から見れば、私の技術は無いに等しいです。
「建具のやり方を知っている」程度ですね。
でも、売って、稼いでいます。
これは「経営者として一人前」と言って良いのではないか? と考えています。

「建具職人としてはまだまだだけど、経営者として独り立ちしている」は、一人前?
「技術は習得しているけど、仕事が少ないから稼げていない」は? 一人前だけど廃業危機?

おそらく、一人前は技術習得を指していると思いますが、それでは「一人前だけど喰えていない」も含まれますね。
一人前で喰えない、廃業? 半人前なのに稼げている?
おかしな業界です(笑)

結論出ませんねぇ。

私が考える結論ですけど「一生懸命、稽古に励んだ剣士より、あまり稽古を積んでいない剣士が強い(勝つ)事もある」です。
さらに「素材や味にこだわるレストランが潰れ、味も素材のソコソコなレストランが繁盛する事も珍しくない」です。
また「立地条件が悪いのに、行列が途切れない店もある」です。

運? センス? 才能?
努力? 資金? 人脈?

いえいえ、一人前です。


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