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教科書に書かれなかった戦争Part 7 アジアの教科書に書かれた日本の戦争 東アジア編

2009年01月25日 | 読書日記など
『教科書に書かれなかった戦争Part 7 アジアの教科書に書かれた日本の戦争 東アジア編』
   越田稜・編著/梨の木舎1990年

中国、モンゴル、韓国、朝鮮、台湾、香港のことが書かれてある……。
どれも、きびしいもであるが、事実はそんなものだろう……。
注記 文献:P223~228 日本・東アジア関係史年表(1925~45年):p229~237



「はじめに」にで書かれてある……。下「」引用。

「アジアの教科書に書かれた「日本の戦争」を読むと、今改めて半世紀前の日本の侵略をこうむったアジアの人びとの切々たる思いが伝わってくる。さらに侵略によって、アジアの人びとがけっしてうちひしがれることなく、加害者日本の暴虐に抗(あらが)っていたことがわかる。
 それに反して日本の教科書に書かれた「日本の戦争」は何と淡泊であろうか。その淡泊な教科書すら眼にせず、日本の侵略を空白の闇に追いやっている日本と、次代に「日本の戦争」を継承しているアジアとの差はまことに大きい。-略-アジア緒地域への日本の「進出」(文部省の好きな言葉!)ぶりをアジアの教科書でみると、あの一九八二年の文部省検定に対するアジアからの怒りがよく理解できる。」

公正・中立・客観でもない日本……。下「」引用。

「「日本の戦争」はやはり日本の教科書にはあまり書かれていない。日本にとって侵略された国々のほうがはるかに紙幅をさいている。日本の文部省は、ふたことめには、公正・中立・客観を口にする。果たして文部省の姿勢は公正・中立・客観なのだろうか。「自虐史観」をさとす聖戦論は、アジアの教科書と比べて読むかぎりけっして公正でも客観的でもない。「検定」によって合格した日本の教科書と比較して、アジアの教科書のほうが史実に忠実である。このギャップはかなり大きい。量の問題でないことはいうまでもない。」

淋しいことに、これが日本の行政だろう……。
--日本国民にとっても、そのような態度でしかない……。

朝鮮の愛国者……。下「」引用。

「日帝の虐殺行為によって多くの愛国者が生命を失い、三千里江山は愛国者たちの血で真赤に染まった。
 凶悪な日帝は、至る所で朝鮮人民を大量に殺害する一方、多くの愛国者や人民を拘束した。三月一日から五月三一日までのあいだに日帝が拘束・逮捕した人数は、国内だけで四万六九○○名にも達した。」

愛国社でひと括りにするのも、異常な気もする……。

「朝鮮侵略の実態をもっと知るべき日本人」

「中日戦争の勃発」。下「」引用。

「一九三七年六月、日本軍は、たえず北平(ベイビン)(いまの北京)郊外で、挑発的に軍事演習を行った。七月七日、日本軍は、一人の兵士の失踪を口実にして、宛平(イエイビン)城内の捜索を要求したが拒否されたため、即日、城外の蘆溝橋を爆撃した。これに対して、中国第二九路軍は勇敢に抵抗し、中日戦争が正式に開始された。この事件を「七七事変」、あるいは「蘆溝橋事変」と呼んでいる。」

ぼくは、日本軍は、諸外国を占領する前に、日本を占領したというのがぴったりくると思う。

今も、その残党に占領されている感じがしてならない……。

とても、民主主義の国とは思えない……。







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