磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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157 宝塚と白岩刑事

2008年05月08日 | ライト小説
あかねさんシリーズ002
男が女de女が男


八、浮気は女の甲斐性よ!




157 宝塚と白岩刑事


中根が入ってきていう。

「あの、美智子お嬢様! 白岩元敏腕刑事さんがやってこられました……」

「おや、おや、この世界では、黒づくめなのか」

茜は白岩を見ていった。

「あの、先日はお役に立てず、すまなかった」

白岩はニヒルに決めた。

「まあ、いいじゃないか」

「どこか、お嬢様、かわられましたね」

そして、サングラスをとって、微笑み語る。

「まるで、宝塚みたいですね、ぼくは星組のトップスター、遥クラクラさんの大ファンなんです」

「そうですか、遥クラクラさんは、もう引退されているでしょう」

「いいえ、ぼくの心の中では、いまだに現役です。輝く星はその生命を終えたとしても、心の中で輝き続けるのです。先日、ああ、行方不明のときに白岩元敏腕刑事さんが登場されたのですか。ええ、まあ、わたしはそれなりの実力があります」

一人で落語はできるが、一人で宝塚気分は、間抜けな感じがする。

そして、自分でよく言えたものである。

それから、叔母と白岩元敏腕刑事と話している。

「浮気の調査ですね、わかりました。わたしは浮気をされているかどうか」

「浮気はしているのよ。ただ証拠を握っておきたいのよ」

「離婚ですか?」

「いいえ、まだ、それは決めていませんのよ。ただ、嘘がうまい人なので、きちんと話をするために必要なのですよ」

「離婚されると、男は惨めなものです」
と、白岩はいう。

「まるで、経験者のようだね」

茜は鋭くつっこむ。

「そのとおりだ」








閑話休題

Democracy Now! JAPANで、

学生さんの同時通訳があるようです。

字幕よりは楽です。










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