磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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平等社会フィンランドが育む未来型社会

2008年01月21日 | 読書日記など
『平等社会フィンランドが育む未来型社会』
   フィランドセンター所長 ヘイッキ・マキパー(著)/
     高瀬愛(訳)/明石書店2007年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「日本ではじめてフィンランド人自身があらわすフィンランドの教育の本」



表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。
 
「本書では、フィンランドの教育制度がいかに子どもたちの平等を保障し、学習の助けとなって高学力を支えているかつにいて論じています。今から15~20年後に、社会的にも個人としても責任をもって活動していく若者たちを、現在、フィンクランドでは育てているのです。
現在のフィンランドの子どもたちの学力の高さは、特にOECD生徒の学習到達調査における好成績によって、世界中の注目を集めています。その成功をもたらした要因を、教育制度だけでなくフィンランド社会の側面と教師の育成、成人教育といった面からも紹介していきます。「はじめに」より」


むかしの教育では人格形成が一番重きをおいていたこともあった日本。

それから、時代はうつり、人格形成で重んじられたことは、建前を飾るものだけになってしまって、人格など軽視されて、アメリカのように一次元の世界になっているようにボクには思えます。

アインシュタインはアメリカはお金だけの一次元の世界と話しておられたそうですが、日本もそうだと思います。
--もちろん、個々に見ていけば違うこともあると思います。

持続できない思想、『原爆神話』などを被爆国なのに信じ込み、同胞の苦しみも知ろうともしなかった日本のエリート層。

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それに比べて、「持続可能」性を教育においても求めるフィンランド。下「」引用。

「フィランド政府の「持続可能な開発のための教育の10年計画」では、フィランドの教育制度に対して、次のようなヴィジョンが打ち出されました。
「個人が、未来の世代の需要を満たす余地を残しながら現代の需要を満たすこと。持続可能な開発を支えることができるようにすること。その目的とは、持続可能なライフスタイルを実践する人びとを育成し、生涯学習の一環として、個々人の持続可能な開発に必要な知識と技能を向上させ、促進することである」

父母の会もしっかり運動をされているそうです。下「」引用。

「保護者は年会費(1家族ごとに日本円にしておよそ700円)を支払えば入会できるようになっています。
■父母の会の目的
1.家庭と学校の相互協力を促進する。
2.保護者と学校のあいだで、学習や教育問題についての話し合いの場を設ける。
3.子どもにとってよい学習環境や成育環境づくりを促進する。
4.子どもの健全な成長を助ける。
5.子どもがよい仲間をもち、学校でよい成績をおさめ、学習に専念できるように支援する。
6.保護者の協力機関として機能する。
7.児童奨学金を給付する。」

フィンランドの教育の目的。下「」引用。

「フィンランドに定められた基礎教育法(perusopetuslaki)によると、教育の目的は、子どもが人として、また、倫理的な責任能力のある社会の一員として成長することを助け、生活において必要な知識や技能を与えることだとしています。」

日本にあてはめてみますと……。
まず、社会の責任ある地位におられる人たちに、上のことをクリアーしていただきたいと思います。

大臣だけでなく、議員の身体検査も全員するのが当たり前では……?


いつものことに関わる人たちは、全員、クリアーできそうにありませんね……。









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