磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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大量破壊兵器の軍縮論

2009年02月25日 | 読書日記など
『大量破壊兵器の軍縮論』
   黒沢満・編/信山社出版2004年

まったく、バカげたことだ。
--人が武器をにぎり、憎しみあっている……。
それを正義などという……。
--ならず者の論理が、正義だとは、悲しい世界である……。



■目次・主なものだけ■

第1章 日本核武装論を超えた安全保障環境の構築 黒沢満  1
第2章 核軍縮と「核の傘」 小川伸一  25
第3章 「拡散対抗措置」とブッシュ政権 吉田文彦  51
第4章 ミサイル防衛と「軍備管理」の終焉 石川卓  75
第5章 核兵器拡散問題の動向と課題 戸崎洋史  101
第6章 北朝鮮の米朝「枠組み合意」離脱と「非核化」概念  127
第7章 倉田秀也 脅威管理体制の変容と協調的関係の構築 秋山信将  153
第8章 国際保障措置強化に向けて 菊地昌広  177
第9章 ニュークリア・セキュリティ 宮本直樹  205
第10章 生物テロと不拡散 杉島正秋  229
第11章 軍縮条約における申立て査察(チャレンジ査察)の意義と限界 浅田正彦  253
第12章 軍民両用技術の管理と日本の役割 村山裕三  279
第13章 新世紀の宇宙軍事利用 青木節子  301
第14章 平和構築とDDR 星野俊也  327
第15章 軍縮とシビルソサエティ 目加田説子  353
第16章 軍縮・不拡散教育の役割と課題 土岐雅子  377
第17章 21世紀の軍縮と国際安全保障の課題 黒沢満  399

安倍晋三と福田康夫……。下「」引用。

「2002年5月13日に安倍晋三副長官が早稲田大学で講演し、憲法上は戦術核を使うことは違法ではないと話し、これに関して、福田康夫官房長官は、5月31日、非核三原則は憲法のようなものであるが、憲法も改正しようというぐらいになっているのだから、非核三原則も変えようとなるかもしれないと述べ、将来、非核三原則を見直す可能性もあるとの考えを示した。内閣の中枢に位置する2人の政治家が、北朝鮮の核開発問題が深刻化する中で、日本の核兵器保有の容認とも受け取れる発言を行ったため、国内で批判が巻き起こったが、両氏がそのポストを失うことはなかったし、行政の執行に大きな障害が出ることもなかった。-略-」

その後、両者ともに総理になるが、国民の信をとうこともなく、辞任……。
--今では自由辞任党と揶揄されている……。

日本の核武装論の米国容認論……。下「」引用。

「米国における専門家の発言、特にチェイニー副大統領の発言を根拠に、米国は日本の核武装を容認しているとの解釈が、日本の核武装推進論者の大部分に共有されている。-略-」

チェイニーを逮捕できなかったら、真実、米国は法治国家の民主主義の国ではないだろう……。

米国不容認論……。下「」引用。

「米国が日本の核武装を許容することは考えられないので、そもそも不可能であるという見解が多数の論者により主張されている。「唯一の軍事大国を自認し、覇権の永続を目指す米国が、世界最大、ほとんどの唯一の債権国としての日本が、核武装して軍事大国になるのを容認することはまず考えられない」と主張され、「米国の一貫した姿勢は、日本の軍事大国化を望まず、とりわけ核武装は容認しないというものだ」と主張され、「米国の暗黙の了解がない限り、核武装自体も行えないし、原子力の平和利用も保証されないだろう。日米安保制も、従来の非核日本を前提としている」と主張される。また「日本の核武装論者は米国の議論が日本の核武装を黙示的に奨励しているサインがあると受け取っているが、それは完全な誤りである」と反論されている。」

今では、中国が一番ですね……。

核被害を考えない、核保有論者たち……。下「」引用。

「不思議なのは、核武装を説く人々の誰一人として、核被害の立場に言及することがないことだ。……核武装にかかる莫大な費用を核被害疑似体験用のシミュレーションの方にまわした方がずっといい。核廃絶こそが、最も確実な安全保障なのだから」と主張され、「繰り返すが、広島・長崎や全国の焦土の中に、我々は不戦を誓い、原爆を持たないことを心に決めたのではなかったか」と主張されている。」

そして、小泉政権の理性では、カッパで核兵器は身を守られるそうだ……。

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ニュークリア・セキュリティ概念の形成。下「」引用。

「IAEA総会の情報文書、報告資料、決議において「ニュークリア・セキュリティ」という用語が登場するのは、2002年9月の第46回総会が最初である。-略-」

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これほど、テロと対決などというが、通常兵器でも民間機の利用でも、原発をねらえば、核兵器と並ぶ破壊をできるというのに……。

それに、幼稚なセキュリティである……。

テロの危険性をいっておきながら原発を推進する、核保有論者……。
--でたらめな人たちでもある……。

インドで原発を推進。
--インドは、アメリカの高い製品を購入予定だが、その条件に、インドのマンゴーを輸出できるようにしてくれという……。

この方式は、インドネシアからの介護士に、日本でもつわかれている。

何度も書いていますが……。
「公害と原発のあるところに民主主義はない」
「すべて公開すれば、原発は自然と止めなければなくなる」

--オウム真理教。下「」引用。

「常石敬一は、オウムの化学兵器について「包丁で十分なのに、刀で調理をするような、アンバランスというか、オタク的こだわりを持ち」、「確かに科学的な知識をテロの武器開発に悪用したが、開発にあたった信者たちは科学者としてのプライドからより高級な原材料を求め、テロ攻撃よりも科学的達成により関心があったと思う」と論評しているが、生物兵器についても同様といえよう。もしも、麻原の弟子たちがラジニーシにならって実行可能なレベルで生物テロを実行していたら、結果は違ったものになっていたかもしれない。」








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