青森六ケ所村 核施設と政争の現場＆【ニュース】

『青森六ケ所村　核施設と政争の現場』
　　　寺光忠雄・著/毎日新聞/1991年

かなり危険といわれている青森六ケ所村の核施設。
昨日もニュースがありましたね。



反対派が村長選に当選して話題になったという。下「」引用。
「土田の当選は核燃施設の建設を進めている国、県、電気事業連合会などにとって、大きな衝撃だった。－略－「凍結」を掲げた新村長の出現に驚きを隠さなかった。土田は一躍、ときの人となり、六ケ所村の一村議は一夜開けた（※平成元年）十二月十一日には全国に名を知られていた」

しかし、政治家や、電気事業会は推進する。

チェルノブイリで知った恐怖で、
主婦や農民層は、原子力は危険だという、
認識が生れてきたという。
それは青森県も例外ではなかったそうだ。


「ソケットに指を突っ込めば死ぬぞ！」東京電力社長は話した。
しかし、プロがやっているのだから、安全に安全を記していると、
説明したそうである。

こんなアホな論理を無理矢理とおしているから、
バケツでハイテクする国家になってしまったような
気がしてなりません。

昭和59年７月27日、電事連は青森県知事、
六ケ所村村長に対し、「原子燃料サイクル施設」の立地を
正式に申し入れ、六十年十二月に会長に就任した那須。

村はこれまで職員採用にあたっては主に縁故だったという。

風評被害があるからと、電気事業連合会は平成元年3月に、
「風評による被害対策に関する確認書」を県と調印し、
百億円の風評被害基金制度を創設しているという。
六ケ所村にはすでに6000万円が「まちづくり協議会」の運
営資金として支給されているという。

その六ケ所村で昨日もニュースがありました。
【昨日のニュース】
「核燃料再処理工場で水漏れ　青森・六ケ所村
2006年04月12日20時00分
　日本原燃は１２日、青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場で、核燃料を剪断（せんだん）した際にでる金属片を洗う洗浄槽から、プルトニウムやウランを含む洗浄水約４０リットルが漏れた、と発表した。３月末に実際に核燃料を使うアクティブ試験が始まって初めてのトラブル。洗浄水はすべて回収され、外部への放射能の影響や作業員の被曝（ひばく）はなかったという。－略－」
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この施設は最近（2006年3月31日）運転されたばかりですね。
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